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園長ブタゴリラ☆ブログ

入園説明会

昨日は午前10時過ぎから午前11時頃まで平成22年度入園にあたり本園の説明会をさせていただきました。予想を超えるたくさんのかたにお越しいただき、また土曜日ということもあり、おとうさまがたのお姿も多数お見かけしました。
幼稚園は子どもさんにとっては初めての学校であり、社会集団への第1歩です。
幼稚園を選ぶ時によく考えて選んでくださることが、子どもさんにとっても何よりだと思います。
この幼児期は人として生まれ大人になる間の中でかけがえのない時代です。子どもが子どもらしく生活でき、子どもたち同士で学び育ちあえる園環境を念頭に選ばれるとよろしいかと思います。
市内には私立幼稚園10園、公立幼稚園3園があり、それぞれの園が園独自の教育方針のもと頑張っています。色々な園を見学されたり入園案内や要項をご覧になられることをお薦めします。

入園説明会での要旨は下記のとおりです。

・市内には私立幼稚園10園、公立幼稚園3園がありますが、ひとつとして同じ幼稚園はないし、教育方針ややり方は保護者の方が考えている以上に幼稚園により全く違うので、よく見学して吟味する。
実際の園児達が生活している保育を見ることが大事ですし、またそうしたことを積極的にしているオープンな幼稚園が良い。
決められたわずかな見学時間だけでは実際の保育や教職員の園児への対応が必ずしも常に同じだとは限らない。原則何時でも見れることが大事また私立幼稚園は税金を多額な補助金(私学助成金)としてうけている学校法人である以上、園児の実際の園での様子等教育内容の公開は今の情報開示の時代には当たり前で大事。また実際の日々の保育をみることで雰囲気等も知ることができる。

・幼稚園ははじめての学校であり、幼稚園から中学校までの教育の中で教育要領に基づいて計画的に行われるが、小学校で行う教育と幼稚園で行う教育は連続性はあるが、年齢に応じて違う。小学校で本来するべき先取り教育を幼稚園でしてもは意味がないし、逆にそのために幼稚園でする教育ができず、おろそかにしてしまう。

・幼稚園の1日の流れの説明。

・本園が教育で大事にしていることについての説明。家庭や習い事で学べない幼稚園でしか学べないことを念頭に教育する。またそのために必要な時間を大事にする。

・この幼児に学ぶべき大切な事は「心」、特に友達との心のやり取り(人間関係)。人間関係の基礎がきちんとこの時期に学べていないと青少年期に色々な形で問題としてでてくる。今の社会を見れば一目瞭然。それには心身とも自由な連続した時間を確保した中で、友達同士で遊ぶ経験をしないと人間関係は学べない。10,15分の細切れ時間では絶対心のやり取りは学べない。何故なら「ごっこ遊び自体が成り立たない」「鬼ごっこ自体が10分や15分では展開できない」
けんかするほど仲が良い。本園でも年長ぐらいになると自分達で問題解決をしていくようになる。「先生こないで、自分達で話し合うから」
遊びの中でルールを守らなかったり、友達の嫌がることをすると仲間に入れてもらえないことを学び、社会のルールを学んでいく。それは教室で口でお題目のように話すよりは、実際に園児達が体験することでしか学べない。家庭では絶対に学べない。特に少子化で地域の子ども集団がなくなった中で、大切な学びである。

・人間関係が出来ないと社会人になっても困る。仕事ができない。人間は社会の中で生きていく。
毎年、年長児を対象に知能検査をするが、頭が良い(知能が高い)というのは相手の気持ちを読むことができる。問題解決能力にもつながる。人間関係で悩むと学校生活が面白くなく、学業にも身が入らなくなる。

・卒園した園児達が園を愛してくれている事はありがたいし何よりの励み。幼稚園は子どもにとって良い意味で楽しいことは大事。たくさんの心に残る思い出をつくれる環境。
原体験の大切さ。将来生きていくうえでとても大事であり、支えになる。
運動会の卒園生レースにはたくさん顔を見せてくれる。成人した今でも幼稚園の同窓会を開くクラスもある。高校生や中学生も開いている。また毎年卒園児の教育実習生を受け入れるが、幼稚園の先生を希望した動機を聞くと「幼稚園時代が楽しかった、先生に憧れた」と話してくれる、そうした言葉が嬉しい。

・幼稚園で学ぶことを大事にするので、学校として必要な以外のことは原則しない。家でするべきことは家でする。個人のしつけは本来は家庭でするべきこと。
今は何でも学校にお任せしたり、要求することで本来学校で学ぶことができにくい。
結果的には子どもにとってはマイナス。

・体操服は本園では採用していない、幼児は身体の成長が早いので、お金がもったいない。幼児が運動するのに体操服を着用する必要性はないし動く上で問題もない。幼稚園では幼児が本当に必要なことにのみ、きちんと対価をいただく。後は幼児の心身の発達に必要のないものはご家庭の負担にならないようにする。園服も市内で一番安価なスモッグです。普段は私服で登園する子どもも多い。幼児に衣服を通して、気温等天気に興味を持たせ気づかせることも大事。

・園バスの送迎について。長時間のバス乗車は子どもにとって負担であり時間がもったいないので、原則園バスは大通りを中心に運行。極力、生活道路や細かい道ははいらない。出産等の場合は可能であれば考慮する。

・給食を何故月曜日と金曜日にして、火、水、木曜日にしないか。きちんと教育的な理由がある。本園の教育内容についてひとつひとつ理由があり、何故こういうことをするのか、疑問があれば納得いくまで聞いて欲しい。園長として教育内容の質問は大歓迎。

・子どもたちが自立できる教育。行事等も自分達でできるようにするように配慮。

・PTAのような組織はない。保護者の手を借りなくても、自分達で園生活ができるような教育。子ども自身がやり遂げることで、自信につながる。例えば遠足も年中、年長は職員と電車に乗車していく。運動会やオータムフェスタ等はおやじの会でお願いしている。おやじの会は任意の参加でボランティア的な自由参加、組織にはしていない。

・園が大事にしていることについて。子どもの良いところを見つけて伸ばす。子ども達が自分自身が初めての社会で愛されている事を知り、自己肯定感(自分が認められ必要とされている)を持つことは将来の生きる力につながる。

最後にこれからの社会を担っていく子ども達に期待し、豊かな(物よりも心)社会を作れるような大人になってほしい。それには幼児教育は大切だと思う。幼稚園を親の都合ではなく子ども中心に選んで欲しい。

・質疑応答

以上補足をして述べさせていただきました。
また「幼稚園教育要領の教育の基本」についてのプリントを配布させていただきました。時間がなくてプリントの説明はできませんでしたが、ご一読いただければ幸いです。幼児教育の大事なことが凝縮されています。

拙い話にもかかわらず最後までご清聴いただき、また終わりに際し拍手までいただき、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
お伝えしたい事はたくさんありますが、後は「園長ブタゴリラブログ」にいささか書いていますので、ご参照していただければ幸いです。
  1. 2009/10/25(日) 22:53:12|
  2. 幼児教育への思い
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