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園長ブタゴリラ☆ブログ

令和4年度第58回卒園式

暖かな春の陽気から一転、冷たい雨の降る1日でしたが、令和5年度第58回卒園式を無事に行うことができました。一番嬉しかったことは年長組2クラス53名全員で参加できたことです。
卒園した年長組はコロナ禍の中で2年間ないし3年間過ごしてきました。
式辞でも少し話させていただきましたが、途中臨時休園や自由登園の中で日々の園生活や行事など今ままでと違うやり方を試行錯誤しながら、運営してきました。できるだけ子ども達の最善の利益になるようにしてきたつもりですが、保護者の皆さんの思い描いていた園生活とは違った面があったかもしれません。
しかしながら、そうした中で有形無形の形で、保護者の皆様から励まし応援して下さったことは大いに勇気づけられました。手紙やコメントは今も大事にとっています。
また何よりも子ども達の前向きな気持ちや園生活を楽しんでくれている姿が試行錯誤する中で大いに助けとなり、スタッフに力を与えてくれました。
本当に感謝しかありません。
正直この3年間一日も気が休まる時がなく時にはくじけそうになる中で、子ども達や保護者の皆さんの人間力に救われた思いです。
相手を思いやり、ともに豊かな人間らしい住みやすい社会を作るのはAIではなく生身の人間教育だと信じています。その教育機関である最初の学校「幼稚園」に本園を選んで卒園させてくださったことは大変ありがたいと思います。

壇上で園児ひとりひとりに保育証書を手渡しながら、それぞれの子どもさんの園生活の姿を一端を思い出しました。
入園式では保護者と一緒に入場し、時には離れなくて抱っこされたりぐずっていた園児達もいましたが、今日は一人ひとりが堂々と胸を張りながら「はじめの一歩」のピアノ連弾曲に合わせ入場してきました。その様子を見守りながら、改めて子どもさんの一人ひとりの成長ぶりを時には長い目で見守り、信じることの大切さを感じます。
また前述したような状況の中でも、保護者の皆さんが目先のことで右往左往することなく、長い目で考え、時には辛抱強く見守ってくださりながら、園を信頼してくださった温かなお心遣いにもこの場をお借りして感謝しています。
今日はたくさんの感謝のお言葉やお手紙また園児達からも手紙や絵をもらいました。何よりの宝物です。
この御礼はこれからもぶれることなく、建学の精神を大事にしながら、「幼稚園は子どもが生活する場という子ども達の最善の利益」を追求することが、温かく見守ってくださった皆様への恩返しと思っています。

保護者の皆さんには、進級する学校(先生)を園同様に温かく見守ってほしいと思います。家庭できる教育と学校(集団)でできる教育をきちんと理解することが「子どもの最善の利益」につながります。
僭越ですが、私が知る限り学校の先生達も皆さん一生懸命教育に携わってくれています、建設的な意見ならともかくそれ以外でしたら、子どもと向き合う時間が少なくなり、結果的には子どもにとっても不利益です。
本園と同じいやむしろそれ以上に温かく見守ってあげていただければ、子どもさんにとっても何よりです。

慈しんだ家庭を離れ、最初の社会生活に本園を選んでくださった保護者の皆さんの思いを胸に「子どもとともに」を合言葉に微力を尽くしたつもりですが、もしかしたら十分お応えできなかったことがあったかもしれません。この場をお借りして不明をお詫び申し上げます。
またPTAといった保護者の組織がない中で、おやじの会をはじめ保護者の皆さんから有形無形の形で色々とご支援や協力をいただきました。卒園記念品委員会や卒園アルバム作成委員会の皆様にも感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

子どもさんの心身のご成長とご家族皆様のご健勝を心より祈念します。

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  1. 2023/03/18(土) 15:55:37|
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