fc2ブログ

園長ブタゴリラ☆ブログ

知能検査

今日は報道等のとおり寒波襲来で寒い中での保育参観となりました。
幸い朝も佐倉市内は降雪もなく、懸念していた園バスも通常通りの運行ができ、自由登園にならなくてほっとしています。
今週金曜日、土曜日また来月2月3日は節分保育参観もあります。ご都合がつきましたら、是非我が子の園生活の一端ぶりをご覧いただければ幸いです。

節分もコロナ禍で、鬼ヶ島に住む鬼たちとも久しくご無沙汰と聞いています(私は鬼が怖くて、例年節分はお休みをいただいています)が、今年はもしかしたらコロナ感染対策の緩和を受けて、幼稚園を乗っ取りに襲来するかもしれません。
私も情報収集に精を出し、逃避する準備に万全を期したいと思います。
後はスタッフと園児達の頑張りに期待したいと思います。情報が入りましたら、このブログでも随時お知らせいたします。

さて先日から年長組を対象に財団法人田中教育研究所編「TK式幼児用田中B式知能検査」を使った知能検査をはじめています。昨日で青組を終え、次は緑組を実施する予定です。この結果については今学期に予定している保護者対象に実施する親子関係テスト(親と子どもの関わりを客観的にデータにして見る)の結果とあわせながら、該当の保護者にお伝えする予定です。
私が各教室に出向いて3人~7人のグループにわけて約40~50分ぐらいかけて検査をします。
知能検査というと、誤解されることもあるのですが、知能を測定するというよりも、小学校教育の教科学習とは違う幼児期に学ぶ力をどの程度それぞれの園児が力をつけ、また本園の教育カリキュラムとの整合面からも活用しています。

検査は対象者が幼児ということで非言語式で読字力や書字力を必要とはしていません。ただし、現実問題として、年長組のほとんどの子どもたちは文字を読んだり書くことはできますし、本園でも字や数のワークを使います。また2学期からは靴箱やロッカーの氏名は漢字表記にしています。但しこれは、あくまでも興味や関心を持たせることがねらいです。テストの内容は大きく学習場面と生活場面の2領域に分かれています。それは幼児知能の主要側面と考えられているからです。
また園児が小学校進学にあたり、姿勢良く人の話を聞けるか、私(園長)が話す内容をきちんと理解しているか、また課題に対する取り組みの意識や態度についても観察します。
普段保育室で園児たちとこうした形でのやり取りがないだけに、園児達も最初は幾分緊張気味でしたが、やり終えた後に子ども達に感想を聞くと、楽しかった、面白かった、またやりたいといった話をしてくれる子ども達がほとんどでした。
さすがに場をわきまえているようで、「園長ブタゴリラ」と話す子どもも、もちろんいません。

このブログでも何度か触れましたが「教育のやり方に絶対」ということはありませんが、「頭が良いとはどういうことか」「知能指数が高い」「幼児期の勉強方法」といった親として当然関心が高いキーワードについて、毎年こうしたテストを行い、耳に入ってくる卒園生の進路を聞くと全く関連がないかというと、「ないと」といったらうそになりますが、全てではないと思います。
確かに、クラスで例年何人かは知能指数が高い子どもはいますし、幅があるのも事実です。でもそれとこれから生きていくうえで、それがどうかかわりがあるかといったことになると、正解はなく難しい問題です。

いくら知能指数が高くても、人の気持ちや他人とのかかわり方ができない等人間関係が不得手ですと社会の中で社会人として生きていくのは難しい面があります。誤解されがちですが、「頭が良い」ことと「学校の成績が良いこと」は別問題です。成績は頭(知能)よりもその子どもの勉強への努力次第だと思います。すなわち小学校、中学校までの勉強(成績)は勉強量によると断言しても良いと思います。もちろん個人により要領や記憶に個人差がありますし、総じて知能指数が高い子どもさんはそうした要領が容易かもしれませんが、それは努力次第でカバーできる範囲ではないでしょうか。高校ぐらいまではいかに勉強したかどうかだと思います。
もちろん大学院ぐらいになると、努力だけでも補えない部分もあるかもしれません。要は自分が生きていくときに、やりたいことや夢や希望を見つけ、その実現のために努力していくことが大事で、親はそれを見守るしかありません。

私事ながら、私の子どもが「成績が悪いのは頭がわるいから」と話した時に、「頭が悪いのではなく、たんに勉強しないあなたに責任がある」と話したことがあります。大学入学ぐらいまでは勉強量でカバーできると思います。
授業の予習復習をしなければ、当然成績は振るわないのは自明の理であり、成績が悪いのは当然で、自分の頭の良し悪しにしてはいけない、成績は努力次第です。
学校の成績はあくまでもその子どもの努力次第(勉強量)のように思います。
大学入学までならどの子どもも平等ですし、するかしないかだけの問題です。もちろん要領が良い子どもや記憶力が良い等個人差はあると思いますが、努力で補える面が大きいと思います。
もちろん今は家庭状況により、勉強したくてもアルバイトをして家計を助けたり、「ヤングケアラー」という言葉の通り、家庭で介護をして十分な勉強時間がとれない中高校生達の存在には留意し、支援をすることは大事です。向学心のある学生さんがそうした事情や経済的な事情で進学を断念しないような手厚い支援が大切です。
自分の力ではどうしようもない格差だけは、何とかしてあげたいものです。

話は戻りますが、では幼児期に必要な学力は何かはいつも話すように下記の箇所を是非ご一読ください。
簡潔でわかりやすいと思います。
「幼稚園教育要領」の中の「幼稚園教育の基本」及び幼稚園教育要領のねらい及び内容をご一読ください。文部科学省HPから検索できます。文部科学省HPは本園HPのリンクにあります。

DSC_6255.jpg

DSC_6260.jpg
  1. 2023/01/25(水) 18:36:07|
  2. 保育のひとこま
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<郵便ごっこ | ホーム | 大寒>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://jhonan.blog102.fc2.com/tb.php/4955-80c75eec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)