今日は風が強く肌寒い1日でしたが、園児達は園庭で思い思いに遊んでいます。滝の水も寒さに係わらず流れ、砂場で嬉々として楽しんでいます。
冬になるとボールを出し、年長組になると友達同士でドッジボールを楽しむ光景を目にします。年長5歳児は友達同士で遊ぶ楽しさを知り、独り遊びも楽しいが、友達と一緒に遊ぶことでより遊びの幅が広がり、友達を通して色々な遊びを教えてもらったり教え合ったりします。もちろんその中で色々なドラマがあり、その経験を通してまた成長していきます。
常々話すように、SNS等の時代だからこそ、幼児期の友達との遊びを通してやり取りしながら、人間のつきあい学ぶ体験は大切です。特に少子化で地域での子ども集団がなくなったり、兄弟が少なくなる中で、幼児期にこうした集団遊びを経験しないと、大人になってから人間関係で躓きやすく、心が折れがちです。
子どもたちが3年間のコロナ禍の中でマスク着用を余儀なくされ、黙食やアクリル板越しの会話等友達との交流が閉ざされた他の国々から見ても時には過剰と思える感染対策が、大人はともかく幼児の心身の大事な成長期への影響は、今後の検証によるのでしょうが、大人たちは果たして責任を取れるのか、私たち幼稚園も含めて、今後検証していく責務があると思います。
本園も園バス乗車中はマスク着用をお願いし、後は原則ご家庭の判断を尊重し、園内での子どもたちへのマスク着用の是非はお任せしました。さすがに保育室内でのアクリル板の設置はどうにも根拠が見いだせにくいので、とうとう設置はしませんでした。また3歳児ですとマスク着用をしても、落とすし、鼻水を垂らすし、かえって不衛生に思う時があります。
また真夏でもおかあさんからマスクをしなさいと言われたので、頑なに約束を守り逆に熱中症の方が心配な時もありました。
私は現在は周囲に人がいなかったり屋外を歩いている時は、原則マスクは着用していません。でも時々徒歩で通勤していると、ほとんどの人がマスク着用をしています。同調圧力とはいいませんが、マスクが当たり前の世界になったのかと実感しています。
大人はともかく、いつの時代も犠牲になるのは、社会的に弱い立場の子どもたちです。
コロナとともに共生していく中で、心身に影響しないような感染対策が望まれます。
年長組になると、自分たちでチームを作り仕切りながら、遊びを展開していきます。



3歳児ですとまだまだ一人ひとりが楽しんで遊ぶことが楽しく、協同的な遊びまでは至りません。3歳児はやはり砂場遊びが人気があるようです。寒さに負けずに水遊びも楽しいようです。


- 2023/01/19(木) 19:42:45|
- 保育のひとこま
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