気持ちの良い秋晴れが続きます。朝夕はさすがに冷え込みますが日中は暖かな日差しが園庭に差しこみ、子ども達も自由遊びをそれぞれに楽しんでいます。そんな午後の園庭のひとこまです。
小園はよく見学した方から「園児たちが明るく、伸び伸びと生き生きと楽しんでいて、実に子どもらしい。いまは大人の顔色ばかり伺う自信のない子どもが多いので余計感じる」とよくお聞きします。
ひとつには自分たちで課題を見つけ組み立てていくことができる環境を園(教師)が保障していることを園児が知っているからだと思います。またできるだけ自分たちで行う経験や自立を大事にしているので、失敗ととらえないように良い意味で自信をつけさせるようにしています。入園説明会でもお話しましたが「子どもの持つ良いところを見つけて伸ばしてあげる」考えです。
また日々の保育の中で、子ども同士でおもいっきり遊べる時間を必ず確保していることもあると思います。
この時期の年中(4歳児)は友達との協同的な遊びの楽しさを知りはじめています。年長(5歳児)はトラブル等があっても自分たちで解決しようとします。時には「先生こないで、自分たちで話し合うから」と教師に話すこともしばしばあります。
こうした友達同士のつきあいができることも生きる力であり、初めての社会生活で学ぶ大切なことです。幾多の経験や時にはけんかなどをしながら相手の気持ちを考え、解決する術を学びます。
でも今は幼児期にこうした経験を経ないことが原因で青少年期でそうした弊害が現れていながら、幼児教育の中でその問題について意外と懸念されたり重要視されていません。子どもを持つ親もさることながら幼稚園の関係者にも意外と無関心な方も多いのが実情です。私が今もっとも杞憂していることのひとつです。是非社会全体で関心を持ってもらいたいと思います。
写真右手にはたらいを使った「ジュース屋」さんが開かれています。
左手上部には先生と一緒に木登りをしている姿がかすかに見えます。鉄棒の前では先生と子ども達で鬼ごっこをしているようです。ご覧のように園庭のあちらこちらに思い思いに遊具で遊んだり友達と何かしながら遊んでいる姿が見えます。私の好きな風景です。

木登りも全身を使った達成感のある遊びです。

ジュース屋さんの風景


自分たちで看板を作り、メニューを考えます。

- 2008/10/30(木) 19:02:25|
- 幼児教育への思い
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