今日は21日(火)の説明会に続いて、第2回目の説明会を行ないました。土曜日ということもありご夫婦でご参加された方が多かったようです。
幼稚園の目的と教育の基本について学校教育法と幼稚園教育要領から抜粋した記事のプリントを配布しながら説明させていただきました。
要点としては下記の点を中心にお話しさせていただきました。
・幼稚園で子どもに何を教えてくれるかで選ぶのではなく、子どもが幼稚園で何を学ぶことができる環境かで選ぶことが大切。
・どういう幼稚園を選ぶかは親が子どもが将来どういう人間に育ってもらいたいかということと同じ。
・幼稚園の教育は園によりまったく違う。園で実際子どもが生活している様子を見ることが大切。
・自由な環境の中で連続した時間の中で子ども同士で遊ぶことで学べる大切さ。15分や20分といった細切れな時間では友達同士の気持ちのやり取り(心の交流)はできない。
・家庭では体験できない集団の中でしか学べないことを大事にする。着替えをする時間はもったいない。そのため本園はスモッグのみ。体操服もない。すぐに大きくなるので無駄になる。お金がもったいない。その分お金を違うところにかけたほうが良い。例えば図鑑を購入するとかした方が園児には断然良いし、自ら学んで身についた知識は忘れない。3歳児は着替えに時間がかかる。その着替えの時間は友達同士で遊んだ方が良い。それが家庭ではできない学校でしか学べない時間になる。2年、3年の蓄積の時間は馬鹿にならない。家庭のしつけを学校に求め過ぎると学校でする肝心なことがおざなりになりがちになる。
・基礎学力をつける大切さ。できるだけ知的好奇心を伸ばす。年長で知能検査をするが、子どもは幼児期に自らの遊びを通して色々なことに関心を持ちそれが学力につながる。
・机に愛着を持ち、机でしか出来ないことを学んで欲しい。机に座ることが勉強、外で何かすることが遊びと分けて欲しくない。
・絵本に親しむ。図書室の開設。各保育室に図鑑を一通り揃える。
・自然から学ぶことの大切さ。
・自ら学ぶことの大切さ。挫折体験や悔しいと思う気持ちを克服する機会。今の子どもは打たれ弱い。友達同士で学びあえる大切さ。鉄棒を例に説明。幼児期にこうした経験をしておかないと青少年期に問題として出やすい。
・責任ある自由を学ぶ機会を大事にする。教師や親が自分の立場や権力のみで子どもにしつけをしてもその場限りで、子どもは自ら経験しないと学べない。逆に教師や親の顔色ばかり伺う子どもに育つ。
・どの子どもに共通するものがふたつある。「命」と「良いところ」がある。園では先ずは温かく迎えて愛してあげる。そして子どものよさを認めながら伸ばしてあげたい。自分が大事にされ愛されていることを知ることは生きていく上でとても大事。自分が愛されることで他人を愛することにつながる。
・五感を通して学べる環境。色々変わった楽器もたくさんあり、その一部を紹介。
音にも色々な音がある。音に限らず五感を通して「違い」を知る。
・園バス、預かり保育について説明。
受付は入園案内でご案内したように11月1日(土)からです。まだ1週間近くありますので、入園に際し色々ご質問やご不明な点等ありましたら、どうぞ遠慮なくお聞きください。
幼稚園は親が通園するための学校ではなく子ども達が初めて社会の第一歩を学ぶための学校です。子どもの視点で選んであげると子どもにとって何よりのことと思います。
園庭で拾った「どんぐり」。でも「どんぐり」で終わってしまっては困ります。図鑑を使ってどんぐりは総称で実はどんぐりといっても色々な木の実があることを子どもとともに学ぶことが大事です。なら、かし、くぬぎ等きちんと実物をみながら学ばせてあげたいものです。それが基礎学力になり、知的好奇心を育てます。

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- 2008/10/25(土) 22:57:38|
- 幼児教育への思い
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