fc2ブログ

園長ブタゴリラ☆ブログ

続・コロナ禍に想う

昨日から年中1クラスで複数の園児に感染者が出ているために、対応に追われていました。
午前中、嘱託医の先生と話し、14日(月)1日休園の話をしたのですが、その後同じクラスで複数になり、電話で連絡させていただき、感染者がその該当するクラスだけであれば、もう一日学級閉鎖をしたほうが良いだろうと教示いただき、保護者の皆様にはメールでご連絡させていただきました。
子どもさんが感染されたことで迷惑をかけたり、休園になることで他の保護者の方に迷惑をかけるのがつらいと話された方もいらっしゃいます。またわが子が感染されてご心配な中、わざわざ私(園長)に諸々の対応等で大変ではと逆に気遣ってくださったりされるかたがいらしてありがたくも申しわけない気持ちでいっぱいです。

こういう状況ですと予防対策をしていても、誰が感染してもおかしくない状況です。小学校は幼稚園以上に幼児と違い、年齢的にもマスク着用の徹底や黙食また3密を避けての学校生活をしていても感染者が出ています。
友人の園長達ともお互いに感染予防対策を含めて情報交換をするのですが、どこまですればよいのか、心身の教育面やまた年齢的なことも考慮しながら、皆さん四苦八苦しています。
もちろん責任者として園長達誰もが園で感染者を出した場合は保護者の皆さんに申し訳ない気持ちで一杯ですし、悩みます。

新型コロナウイルスがはじめて発生し感染者が出る中で、未知のウイルスということもあり「自粛警察」や感染された方への偏見等人権問題に絡む例が見受けれられたのは、記憶に新しいところです。
日本でもまだまだ差別について完全に払しょくされたわけではないと思いますが、それでも以前に比べ理解が深まっているかもしれません。「心身の様々な障がい」についても、インクルーシブ教育が普及し、世間からはだいぶ理解されてきていますし、ご承知のように日本でも「ハンセン病」での偏見や差別の歴史についても啓蒙されています。

未知のものへの恐怖は誰もが持っているのは事実ですが、それを解き明かし安心していくことが人間の歴史の中で学んできたことだと思います。今回のコロナウイルス対策でもそこが試されていると思いますし、子ども達はそうした社会(大人)の対応を見て学びます。
感染された方への人権を守り、罪悪感を持たないような社会が豊かな社会と思います。
今も日々たくさんの方が感染されています。健やかなご回復をお祈りいたします。

私が好きな映画のひとつで、何度か見ていますし、このブログでもご紹介したことがあります。人権について声高に語ったりする場面はなく、淡々と精肉業を営む一家の日常生活を描いていますが、奥深いメッセージが隠されている秀逸な映画だと感じています。(再掲載)
P1040902 (800x600)
  1. 2022/02/12(土) 22:57:11|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<ピアノ搬入 | ホーム | 雪どけ>>

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2022/02/15(火) 22:32:42 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

「卒園児ママ」さん、今晩は。
温かな励ましのコメントをお寄せいただき、どうもありがとうございました。子どもさんもお元気そうで何よりです。
「幼稚園が良かった、戻りたい」という話を聞くと、嬉しいです。ここ2年間は運動会の卒園生レースやオータムフェスタの開催ができず、なかなか卒園生や保護者の皆さんとお目にかかることができずに寂しい思いです。

私の拙いブログを読んでほんわかしていただくお話を聞くと、とてもありがたいです。
園はコロナ禍でまるで鳴門海峡の渦潮のようにもまれながら、なんとか信頼を取り戻さなくてはとスタッフ一同で気持ちを新たにしているところです。感染した職員から自分を責めたり申し訳ないという話を聞くと、余計園長として責任を感じるばかりです。
「卒園児ママさん」がお話しされていますように、誰もが感染したくてなった訳ではありませんし、無症状ですと正直なかなか有効な方法がないのが実情です。

それでも心の余裕がなくて、ぶつけてこられる方も確かにいると思います。ウイルスは身体のみならず心まで病ませるものだと実感しています。
そういう時にこうした温かな応援メッセージをお寄せくださり応援してくださることは本当にありがたく、何よりの励みになります。
勇気づけれます。勝手ながらスタッフにも回覧し、読ませてあげたいと思います。

コメントにありました「・・みんながもう少しだけ誰かの気持ちを想像できて、少しだけ優しい行動をとれる世の中になるといいですね・・」とのお言葉、本当にそう思います。
そうした気持ちを持てる子ども達が育つには、先ず私達大人が子ども達に言葉だけではなく行動からも真似してもらえるようになればと、自省を含めこれからも子ども達と一緒に生活していきたいと思います。
卒園児ママさんも、どうぞ気をつけてお過ごしください。
コメントをお寄せいただき、どうもありがとうございました。
またお気づきのことなどありましたら、コメントをお待ちしています。
どうもありがとうございました。

  1. 2022/02/17(木) 20:00:37 |
  2. URL |
  3. 園長 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://jhonan.blog102.fc2.com/tb.php/4664-95b181ca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)