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園長ブタゴリラ☆ブログ

入園説明会

昨日の夕方、園の戸締りをして、自宅に戻ろうとしていた矢先、音響とともに夜空に閃光が閃きました。そう言えば今日は佐倉市民花火大会で佐倉市からも依頼されてポスターを掲示していたことを思い出し、花火見たさに思わず音を頼りに歩きだすと、園近くの高崎川の橋の上で、三々五々見物してる群衆に遭遇しました。
お蔭で橋上からしばし遠くに見える花火を楽しみました。立ち位置から5か所(佐倉市内は10か所打ち上げ場所があると聞いていますが)の打ち上げ花火を見ることができた絶好の場所でした。
遠景に見える花火を見ながら、緊急事態宣言が解除され、日常生活を取り戻そうとする中で、園生活も臨時休園や自由登園等色々と運営も翻弄された日々をふと思い起こしました。新型コロナウイルスが出現して間もなく2年目を迎える中で、改めてこうした新しい未知のウイルス感染状況の中で医療従事者をはじめ、我が子の命を守るべく日夜育児をされている保護者の皆様に改めて深い敬意を表します。

さて、今日は第49回衆議院議員総選挙です。すでに投票を済ませている方もいると思いますが、まだ投票されていない方は是非投票しましょう。
選挙は子どもたちの将来にも影響する社会を作るうえで大事な国民が行使できる権利です。

前置きが長くなりましたが、過日2回入園説明会を開催させていただきました。
感染予防のために、人数限定で行いましたが、参加された皆様が熱心に清聴してくださり、ありがたい気持ちでいっぱいです。
説明会での要約は下記の通りです。

・本園の概要説明。
 定員135人6クラスのこじんまりとした園ですが、教諭は本務教諭9名、兼務教諭(パート)8名、講師、事務員、教育補佐員等全部31名の教職員で園を手厚い運営をしており、また全教職員が全園児を知っており、全園児も全教職員を知っている家庭のような温かな雰囲気の中で保育ができる環境。
・幼稚園は保護者の皆さんが考えている以上に幼稚園教育要領に基づいてはいるが、教育方針は本当に様々なので、見学して判断することを勧めます。
・幼稚園で子どもに何を教えてくれるかではなく、子どもがその幼稚園(環境)の中で自発的に何を学ぶことができるかという視点。
・家庭や習い事ではできない幼稚園としての幼児教育を大事にする。
・子どもの活動(時間)に無駄はないが、園や大人の都合のための教育上あまり意味のない時間はできるかぎりしない。(例えば園バスの乗車時間は原則乗車してから30分以内を基本、現在は1コースのみ45分有)、夏の園服や体操服はなく、普段は私服、式典用に冬用スモッグの園服)2年間ないし3年間園生活の中で考えると実に膨大な時間。1日10分としても年間保育日数220日×10分×3年間=6600分 時間にして110時間 たかが10分されど10分子どもにとっては無駄な時間をなくす)
・益々人工知能(AI)が発達するからこそ、非認知能力が大切。
・非認知能力は子どもが主体的能動的に遊ぶ中でしか身につかない。また最低1時間以上の連続した友達同士の遊びの中で深く学べていける。「ごっこ遊び」の大切さ。
・子どものすることを大人の価値観で失敗ととらえない、気づかせてあげることで学ぶ、学べた経験として肯定的にとらえる。
・五感を通して学ぶことの大切さ大事さ、園庭の土でも色々な種類の土がある。泥団子に適した土、ままごと用の土、土粘土に適した土等様々である。どんぐりもどんぐりで終わらせずに、これは「しい」「かし」「くぬぎ」といった種類をきちんと調べて、学ぶ過程が大事。NEO図鑑(小学館)を各保育室及び職員室まえの本棚に常備。子どもが直ぐに学べる環境を重視。
・数や文字は先ずは遊びの中で具体的に親しみ気づきながら使う。
但し年長になると具象から抽象へと数や文字のワークを使いながら、小学校教育にむけて気づかせていく。
・初めての集団生活を通して自分が愛されている事を知る大切さ、自己肯定感がないと青少年期で困る。自分を愛することができない、自分を大切にしない人は人(他人)を愛したり大切にすることはできない。
・幼稚園は勉強系やのびのび系また遊び系ととらえるのは無意味。何故なら園児の活動は全てが勉強であり遊びで、表裏一体で机でしかできない遊びや園庭でしかできない勉強がある。
・学ぶ事が好きな子どもになってほしい。
・母国語(国語)教育の大切さ。国語は全ての教科の基礎。論理的思考は母国語で考えて話し伝える。英語はあくまでも手段のひとつ。スマホでは翻訳機能で不自由はしない、でも会話の内容は母国語で考える。SNSの発達で国語力が落ちている。
・質の高いおもちゃや本が子どもにとってとても大事なこと、園庭遊具やおもちゃは木製品を重視している。木育の大切さ。
・3歳から5歳の幼児期ははじめて家庭を離れ、自ら色々なことに興味を持ったり、友達と一緒に過ごす楽しさを知る、人生の中で黄金期にも例えられる素晴らしい時期だけに、その時間を過ごす幼稚園を丁寧に選んで欲しい。園生活をするのは保護者ではなく、子ども本人。
・入園の選択として、子どもに選ばせてあげるのもひとつの方法。将来、子どもが親に「なんで○○幼稚園に入園したの」と聞かれたときに、保護者は我が子に「あなたが選んだのよ」と答えたら、子どもは嬉しいし信頼してくれた親を誇りに思います。本園でも毎年子どもさん自らが選んでくる家庭が少なからずいらっしゃいます。
 「幼稚園は子どもがはじめて出会う学校です」

毎年、この時期になると佐倉市菊花愛好会の方が届けてくださいます。園児達に花の香りを嗅いで、花びらや葉の形を見てねと話しています。深まりゆく秋を感じます。
DSC_2446_LIこちら
  1. 2021/10/31(日) 15:36:37|
  2. その他
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