今年も新型コロナウイルス感染予防対策のために、年中組と年少・年長組の2部制で午前中に実施することになりました。
例年実施している未就園児レース、保護者レースや卒園生レースは昨年度に続いて中止です。特に卒園生レースを楽しみにしている卒園児もいるらしく、私も再会できることを楽しみにしていただけにとても残念です。
治療薬ができ、またいつもの日常生活に戻ることを願いながら、今は粛々と感染予防対策に気を抜くことなく過ごす日々です。
ただ仕事で言えばリモート会議やオンライン研修になったのはありがたいことです。特にオンライン研修により全国から講師をお招きできたり、スタッフも受講できたり、また後日動画で再視聴(オンデマンド)できます。
また会議もリモートですることで、時間も節約できます。これから生活していく中で、上手く活かしていければと思います。
またプライベートでは自宅で家人とふたりで酒肴を楽しむ時間が多いのですが、職員会議の延長のようなところが玉に瑕かもしれません。(笑)
さて今日は年中組の予行練習が明日に順延になりました。明日は予報を見るかぎりできそうです。昨日の年少・年長組の予行練習を見ながら、本園の教育方針でもある「自立と自律」を練習を通して育っている姿や友達を思いやる気持ちを見ることができたのは、毎年のことながら嬉しい光景です。
運動会を通して単に勝敗の結果だけに一喜一憂するのではなく、その行事を通して子ども達の心の成長を育つことが大切です。
その視点を忘れると、保護者のための見せる運動会や勝利至上主義に陥り、保護者のみならず保育者もそうした高揚感の中で保育をして子ども達に無理をさせがちになります。
私はスタッフには園児達にあまり高揚感を持たせないように、園児が自らやりたいと話した場合はともかく、保育者から「えい、えい、おう」といった気持ちを高める言葉がけはしないように伝えています。掛け声をすることで、不安な気持ちの子ども達にとっては益々委縮してしまうこともあります。その辺の見極めも保育者の力量です。
運動会本番当日は、たくさんの保護者も応援があるいつもと違った環境ですが、子ども達がそれぞれの子どもなりに力が発揮できるように援助し、普段の練習を通して成長している様子(心)を見逃さずに共感するように伝えています。
結果もさることながら、その過程が大切です。
昨日の年少組と年長組の予行練習の開会式での様子

年長障害物リレーの一本橋、途中で落ちると始めからやり直しをしますが、先生に言われなくても自分でやり直して、きちんとルールを守る自律心を見せてくれました。当日も慌てないでくださいね。

年長障害物リレーの入場では青組と緑組で並んで入場しますが、先頭同士で並んで走るために時には相手を見ながら意識して歩調を合わせて走る姿が嬉しいですね。
- 2021/10/19(火) 17:51:32|
- 幼児が学ぶ大切なもの~事例から~
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