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園長ブタゴリラ☆ブログ

仕事への矜持

少し風がありましたが、暖かな1日でした。
午後から顧問税理士が来園し、経理の打ち合わせをしましたが、席上今後の景気の話になり、やはり当初は持続化給付金等各種の補助金で持ちこたえてきたが、ここにきてじわじわと影響が出始めているとのことです。また心理的な面から景気も左右されやすく、具体的には外出や外食をすること自体がいけないという世論また先行きの景気が不透明で消費しにくい気持ちがあるのではないかと話していました。
このコロナウイルス感染拡大予防対策を機にテレワーク、リモート会議またオンライン研修等で時間とお金を使わなくてもできることが周知されると、いまさら従来のやり方に戻るのは難しいかもしれません。

私も緊急事態宣言を機に路地裏の居酒屋やバー(オーセンティックバー)ともすっかりご無沙汰です。
緊急事態宣言地域の飲食店等は協力金のことで色々と話題になっています。その是非はともかく、ある知人で独りでバーを営んでいる彼は、協力金はありがたいが、やはり本来の仕事をしてお客さんに喜んでもらい、その対価としてお金をいただくほうが嬉しいし、宣言解除後の飲食店に対する世間の目が怖いと話していました。協力金はお店の内装やグラス等に使い、それはお店を再開した時にお客様のための還元につながるので、個人的には一円も使わないしもらわないと話していました。ただ飲食店は良い思いをしていると誤解されるのは半分覚悟していると、溜息まじりに伝えていました。

やはり仕事に矜持を持っている人ほど、本来の仕事をして、その対価でお金をいただくことに生きがいを感じるようです。
この幼児教育の世界も常時人手不足で、免許あればだれでも歓迎という状態が続いています。残念ながら人を選ぶということはできにくい状況です。先日ある養成校の就職担当の先生と話した時に「就職試験にピアノ実技を掲載する幼稚園が年々少なくなり、学生によってはそれだけで求人に応募しないが、城南さんのように書いてくれると送りだす側としては、逆に安心できる」と話してくれました。
多分にお世辞もあるかもしれませんが、先生になったら幼稚園(保育園)であれば園児達と歌を歌うだろうし、その時に困るのは当の本人ですから、当然ピアノの実技試験を入れる必要はあります。幼稚園で弾く程度の曲は養成校に入学して今まで一度も触っていない初心者でも努力でマスターできます。逆にいえばその程度のピアノの技量も身につけられない人は、他の幼稚園の先生としてのスキルを身につけにくいと思います。
もちろん音楽はピアノが全てではありませんし、ギター等も良いと思います。よくラジカセのCDで大丈夫という方もいますが、音楽を少しでも知っている人が聞いたら、どうかなと思うはずです。初めて子ども達に新しい歌を教える時にテンポや繰り返し、音域等考えれば、最初からCD等は無理があります。せめて保育室に電子ピアノ(キーボード)があれば先生も助かります。もちろん設置は理事長や園長の責務です。
それには幼稚園教諭(保育士)として、ピアノを弾けることは必須です。どのような仕事でもその仕事をする上で最低限必要なスキル(技術)を身につけるのは当然です。
園も人手不足なのでとにかく免許さえあれば歓迎、養成校も入学募集があるのでピアノ実技等授業をあまり厳しくすると、翌年の募集に影響するといけないので学生に厳しく指導しないし、ピアノが弾けなくても就職先はいくらでもある、でも一番困るのは子ども達です。

前述のバーの世界も奥が深いようで、やはり職人の世界と通じるところがあり、それなりの技術が求められるようです。氷の扱いひとつとっても、力量が出る世界です。
但しバーはバーテンダーとしての基礎的な技量を持った上で、その人の人柄(人品や性格)が醸し出す雰囲気がそのお店の空気感を作りだすようです。そしてその空気感がお客さんを呼ぶようです。「バーは人なり」という有名な言葉がありますが、幼稚園もやはり園長以下スタッフの人なりが出るかもしれません。
冒頭話した協力金をどう使うかは、もちろん各人の自由ですが、それが後々バーの空気感にも出るかもしれません。
宣言が解除して落ち着いたら、知人の店にいくのが楽しみです。

以前家族からバーで独りでカウンターに座ってお酒を飲んで何が楽しいのと聞かれたので、「普段は園にいると来客や電話応対であっという間に時間が過ぎて気忙しく終わるので、カウンターに座り、誰にも邪魔されずに幼稚園のことを考えたり、自省したりする時間が楽しいかな、でも一番は自分と対話することかな」と話したら爆笑され、これほど似合わない人はいないと嘲笑されました。

切り絵の第一人者の故成田一徹氏がバーの世界を白黒の切り絵で表現しています。
DSC_0540.jpg


  1. 2021/02/20(土) 18:37:56|
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