掲載が遅れてしまいました。
今日で園も預かり保育を含めて終了です。明日から1月3日まで冬休みに入り、4日から預かり保育が始まります。私個人的には明日も塗装や給湯室の工事が入るので出勤です。また休みでも日々うさぎのチョコちゃんの餌やりや植物の水やりもあります。
チョコちゃんも普段から穴を掘り、冬の寒い時や夏の暑い時は穴にいることが多く、餌をあげる足音に気づくと穴から出て、餌を入れる箱の前に座って待っています。とても愛おしく時々会話を楽しんでいます。(傍から不気味なかもしれませんが・笑)
今日は日中は暖かな小春日の陽気でしたが、年末年始は寒波襲来で寒くなり雪が降るかもしれないとの予報ですので、どうぞ気をつけてお過ごしください。今年は新型コロナウイルス感染予防を考慮して、帰省しない方も多いと聞いています。来年の今頃はいつもの日常生活が戻ることを願わずにはいられません。だからこそ、今が大事かもしれません。
大掃除も午前中で区切りをつけ、午後からスタッフ皆で令和3年度で使用する新年度の教材の選択を行いました。
教材は保育(カリキュラム)とも関連するので、丁寧に時間をかけて園児たちの常日頃の様子等を勘案しながら、ひとつひとつ検証していきます。毎年7社ほどの保育教材の業者が見本を持ってきてくれるので、ハサミはハサミ、粘土は粘土、ワークはワークとカテゴリーごとに比べながら決めていきます。また「しゅっせきノート」、「しゅっせきノート用シール」等のように全学年で使用するものやワークや月刊絵本のように学年ごとに変えるものもあります。
各教材会社ごとに教材はそれぞれ特徴がありますが、やはり園児にとって保育するうえで質の高い一番良い教材を選び、その理由をスタッフで共通理解したうえで、決定していきます。
以前私が園長になりたての頃に、某保育業者さんがうちでまとめて購入してくれれば、かなり値引きしますようといわれて、驚いたことがあります。いまはさすがにひとつの業者さんで全て同じという園はないと思います。それぐらい教材によってはピンからキリまでの違いがあります。
業者さんも子ども達の教育の為を思って真剣に作る以上は、こちらもそれにこたえるべく、選択する目を厳しくしてお互いに緊張関係を保つことで、保育業界の質の向上やレベルアップにもつながります。
例えば「しゅっせきノート」を例にしても、日曜日始まり、月曜日始まりまたカレンダーのように規則正しく並べずに、その月のシールを貼り終えてある絵を完成させる趣向等実に様々です。また担任から保護者に伝えるコメント欄のスペースも様々です。シールを貼るマス目の大きさも違いますし、月ごとの絵柄も違います。
ちなみに本園は日曜日始まり、コメント欄もできるだけたくさん書けるスペース、規則正しいカレンダーのような配列、マス目も子ども達が貼った時に貼りやすい大きさを選んでいます。
スタッフで選んだ教材を私に最終報告してくれます。その理由が納得できるのであれば、特に異論はありませんが、場合により厳しい視点で再度検討する指示を出すときもあります。
園児たちが使うハサミや粘土(素材含)でも微妙に違いますし、質の高いものを選ぶことは保育者としての目利きを育てることにもつながります。
その園がどういう教材を使っているかみると、その園の教育の一端が見えてくる時があります。
また良心的な業者ですと、何故この教材は選定から漏れたのですかと問われた時に、営業の方には今後こうしたことを改良すると良いのではないかと伝えることもあります。
常々お伝えするように、要は子どもの最前の利益になることが、教材選定の際にも一番大事だと思っています。

- 2020/12/28(月) 17:35:47|
- 幼児教育への思い
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