FC2ブログ

園長ブタゴリラ☆ブログ

令和2年度音楽発表会

昨日はどんよりとした時折冷たい雨が降るあいにくの天気でしたが、無事に音楽発表会を終えることができました。残念ながら年中組で2名の欠席者がいましたが、年長組と年少組は全員参加できました。特に年長組は幼稚園最後の舞台だけに、全員で参加できたことは嬉しい限りです。

実施にあたり、日々感染状況を私なりに注視しながら、是非を含め密かに検討していました。最終的には何かあれば私が責任をとるだけなので、やるべきことをやったうえで是非の最終判断をするつもりでした。
やはり一番大事なのは園児達の気持ちですし、人生の中でかけがえのない後戻りできない時間です。
またこじんまりとした小規模の園ですので、こうした状況の中で臨機応変に対応できる園児数というのは、しみじみありがたいなと思います。
全園児と私を含めた全スタッフがお互いに分かり合える人数で、なおかつ集団の中で育ちあえる人数がいることは、本当に恵まれています。

ご承知のように、今年度は新型コロナウイルスのこともあり、学年別による3部制また大人2名までの入場制限にして検温と手指消毒また合間の時間に遊戯室の換気や椅子や手洗いなどのドアノブの消毒等できうる範囲で感染予防に努めました。
保護者の皆様の運営等へのご理解とご協力に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

歌や合奏を通して年少、年中、年長それぞれの年齢ごとによる幼児の特性やねらいをご理解いただけたら嬉しく思います。
このねらいについては、プログラム冒頭の音楽専任講師からのメッセージのとおりであり、小園の音楽教育への取り組みや発表会に至るまでの過程の一端についても触れさせていただきました。
今日の発表も出来栄えもさることながら、園児ひとり一人が発表会に向けての取り組んだ過程やそこに至るまで学びを見てくあげることが大事だと思います。それには具体的に子どもがわかるようなことばで褒めてあげると自信がつくと思います。

合奏では一通りの楽器をさわり、ひとりで奏でて楽しむことから、皆で演奏する喜びを知ることが大切です。これは歌も同様です。年少組は自分が楽しむことが主ですが、年長組になると他者の存在を意識して、見せるにはどうしたらよいかと考えていくようになります。

また限られた期間でいかに集中して無理なく課題に取り組める力をつけることができるようにする環境をつくることも、保育する上で大事なことです。そうした集中力は今後進級する小学校や中学校の中で色々な課題(勉強や運動)に取り組む時の基礎学力の礎となるからです。
それには常日頃の遊びを通して身につけることができます。幼児は遊ぶときは我を忘れて一心不乱にその中に没頭します。その時の集中力は大人が考えている以上に凄いものがあります。遊びはひとつのことに集中して向き合う力を育んでいきます。
また自ら課題意識を持ちながら、先生にやらされているのではなく、自分で楽しいからもっとやりたい、上手くなりたいという自発性を育むこともとても大切なことです。
もちろんそれには曲の選曲や合奏ですと曲のアレンジが大切です。
そういう前提がないと、子ども達にとっては負担が増すばかりです。そこがプロとしての力量が問われます。

また大事なことは、「できる」ということが大人(保護者や教師)の眼からみて「できる」という範疇の中なのか、自ら楽しんで自発的に取り組む中で、できているのかをきちんと考察しないと、誤った判断をしてしまいがちです。保護者はそうした視点をきちんと持たないと、幼稚園の見せる保育(行事)に傾倒し、園もそのニーズにこたえがちになるので留意が必要です。
そのへんの塩梅がその園の教育力にも関係します。

それには実際の発表会の園児の姿を観察する事で、先ほどお話しした「できる」の意味が判断のひとつが可能です。
例えば演奏する中で園児たちがあまりに緊張していたり楽しんでいる様子が見受けられない場合は常日頃の練習の時からさせる保育(保護者に見せるための成果のみをだけでかなり厳しく指導する保育)の可能性があります。是非子どもさんの様子をご覧になることをお薦めします。
私は園児たちの表情にいつも留意しています。時間さえかければより大人から見た目のより完璧さは可能ですが、それにつれ子どもたちの表情はこわばったり緊張しがちになると思います。
「二度と音楽はこりごり」わずか3、4、5歳でそんな思いをうえつけてしまったら、なんのための音楽と悲しくなります。これから先の長い人生の中で是非音楽に親しんでもらいたいといつも思います。もちろん個人差や趣向もありますが、園児たちがこのような音楽発表会の場を通して歌う楽しみや演奏する喜びを知り、大人になってからも音楽に興味や関心を持ちつづけてくれたら、望外の喜びです。

前述したように合唱曲や合奏曲の選定も大事です。合奏する曲を原曲からアレンジする際に演奏する人数、使う楽器、ハーモニー等をかなり綿密に検討しています。幸い本園の場合は専任の音楽講師がいるので、園児の演奏を聞きながら、時には修正したりアレンジ等を柔軟に変えることで、子ども達に無理なく歌や演奏する喜びを味わってもらうように毎日クラス担任と情報を共有し、指導してきました。練習期間は短いのですが、かなり濃密な時間を園児とともに過ごしたのではと自負しています。
幼稚園によっては最初に決めたアレンジや市販されている合奏のための合奏曲集のような本と指導教則本に基づいて教えてしまうと、それぞれの園の人数や楽器を無視することになり、どうしても合奏するうえで無理があります。それでは園児に意欲を持たせてやろうとしても、難しいと思います。
これからも質の高い(大人から見た出来栄えではなく)音楽教育に向けてスタッフで研鑽していきたいと思いますので、お気づきのことなどありましたら、是非お声をお聞かせいただければ幸いです。

DSC_0066 (800x533)
  1. 2020/12/06(日) 16:53:30|
  2. 行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<大雪 | ホーム | 明日を待つ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://jhonan.blog102.fc2.com/tb.php/4286-7993a74a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)