今日は東日本大震災から9年目を迎えました。日々色々な出来事がある中で忘れがちになりますが、風化させないことが大事です。昨年の台風15号、10月25日の佐倉市集中豪雨等自然災害も記憶から薄れがちです。
2011年11月に被災地を視察した時のことをブログで取り上げました。下記にその時のブログの一部を再掲載します。
今回の新型コロナウイルス対応に通じるもの特に人間としての振る舞いをお互いに正していきたいものです。
*ブログより
先日20日(日)、21日(月)に全千葉県私立幼稚園連合会(千葉県内の主な私立幼稚園が加盟)が主催する東日本大震災で被災した岩手県内の幼稚園の視察旅行に参加しました。1日目は東北新幹線で一関まで行き、そこからバスで陸前高田市に入り、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市と陸中海岸に沿って北上し被災した市町村を主にバスの車中から見て、宮古市郊外に宿泊し、翌2日目は大槌町の被災された2園を訪問し、新花巻から東北新幹線で戻りました。今回は観光地は一切寄らず、ひたすら被災した跡を見る行程でした。今回の旅行も地元の三陸鉄道(一部区間不通)の旅行会社にお願いし、バスガイドの方自身も被災された方で、震災の実情を見て欲しいと色々と配慮してくれたり、車中ではほとんど震災後の生活等を実体験を交えながら、詳細に話してくださいました。
(略)
人間が生きていくうえで時にはむきあう様々な悲しみやつらさや苦しさを救ってくれるのもまた人間だと思います。楽しみや喜びを分かち合えるのも人間です。人間力を育むのも幼児期からの教育です。今回の視察で改めて幼児教育の大切さをかみしめています。今はけんかも満足にできず、子ども同士がもまれることを避ける教育(保護者からの苦情が多くなる)が主流で、友達同士で自由に遊ぶことで心の交流をする時間をもたない幼稚園が流行っていますが、そうしたことが子どもの将来にとってどれだけ不幸か、子ども達の園生活等を通しながら若い保護者の世代にメッセージを送るのも大事かもしれません。どうしてもすぐに見えるものや結果に目が行きがちな考えの方も少なくありません。まして子どもは社会の宝ですし、未来への希望です。



遠野は内陸部にありますが、昔から今回被災された海沿いの町と物流を始め、色々と人的にも物的にも交流があり、今回の震災でもいち早く動き出されたそうです。
- 2020/03/11(水) 18:19:18|
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