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園長ブタゴリラ☆ブログ

地域でできること、しなければならないこと

昨日午後から佐倉市が主催して、佐倉市家庭等における虐待・暴力対策ネットワーク会議及び佐倉市児童虐待防止ネットワーク研修会として小木曽宏氏をお迎えして「地域でできること、しなければならないこと~虐待事件の検証から~」と題した講演を拝聴しました。
ご承知のように昨年千葉県内で痛ましい虐待による死亡例がありました。また全国では今も児童虐待が後をたちません。児童虐待通告数は増え、中でも心理的虐待が増えているとのことです。心理的虐待の中で最も多いのが、子どもの前で母親や兄弟が虐待を受ける「面前DV]と呼ばれるものだそうです。

また虐待に関連してSNSの功罪や地域の中で人間関係の希薄化について言及された点等参考になります。
今は家の中から子どもの泣き声が頻繁に聞こえれば、虐待ではないかと善意で関係機関に通報します。それ自体は良いのですが、実は夜泣きがすごかったりするケースがあります。以前は隣近所の付き合いがあり、井戸端会議ではありませんが、「うちの子どもは夜泣きがひどくて」とこぼすと、「うちも大変だったよ」「泣いても気にしないで、お互いさまだから」「夕方になると何故か泣いたり」「つくづく子育ては大変ね」「おとうさんは仕事といって逃げたり、仕事の付き合いといって飲みに行けるし、女は損よね」等話題に事欠きません。
そうした実情を知っていれば、子育てしている母親も救われます。善意の通報が逆に子育てしている母親が、近所に迷惑をかけないように、子どもが夜泣きをしないようにと思うことが逆にプレッシャーになり、いつまでも子どもが泣き止まないことで親自身も苦しくなり、虐待にはしる場合もあるようです。
また保育現場では身体的なあざ等はもちろんですが、歯科検診で虫歯を指摘され、長期間放置したりする場合もネグレストを疑う要因となるそうです。

職員会議でスタッフにも研修の要点を伝えましたが、園としても子育てしている保護者の気持ちに寄り添い共感しながら、子どもの心身の成長の手助けをしていきたいと思います。来年度も子育て支援事業「のびのびすくすく」を令和2年5月から今年度と同じような形で予定しています。またあわせて園庭開放も予定していますので、ご都合よろしければご参加をお待ちしています。

昼食時に12月に園で収穫したキウイフルーツをリンゴと合わせて熟成させて、昼食時に皆で食しました。キウイが苦手な子どもさんにはリンゴを代わりに出しました。
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  1. 2020/01/24(金) 08:17:27|
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