昨日(日付一昨日)は子どもがお世話になった少年野球の親子一緒の同窓会がありました。
小学校時代の少年達が、いつのまにか大学生4年生として来年4月から社会人になったりすでに社会人として働いていたり、立場は様々ですが居酒屋でお酒を酌み交わせる年になりました。
お世話になった監督とコーチをお招きして総勢30人近くが10年ぶりに会しました。私は野球経験はほんとどなく、誰もが遊んだ三角ベース程度の経験しかないため、土日の試合に車を出す程度でした。
その後、息子は中学高校と野球を続け、大学でも同好会で楽しんでいたようですが、その原点はどうも少年野球にあるようです。
門外漢の私でも感心していたのは、先ずは「野球の楽しさ」を知ってもらうことに苦心していたこと、挨拶をすること、道具を丁寧に扱うことを教えてくれた印象があります。
スポーツとして勝負にこだわることも否定しませんが、それのみにこだわりすぎると、本末転倒になりかねません。
生涯スポーツとしてとらえると、幼児期から勝負だけにこだわる指導は、場合により逆に嫌いになりかねません。往々にして子どもよりも親が夢中になりすぎたりすると勝ち負けがクローズアップしがちです。
保護者は子ども達を信じ見守り、勝負の結果よりもその過程を認めてあげるほうが大事だと思います。誤解を恐れずにいえば、幼児期の運動は子どもの遊びの範疇ですからね。スポーツとしての捉え方は中学生ぐらいからで十分だと思いますが。また幼児期はむしろ何か特定の運動をさせるよりも色々な動きができる全身運動(遊び)のほうが間違いなくからだの発達には良いと思います。
居酒屋で子どもたちの近況を報告を聞きながら、そのまま中学校や高校また大学まで野球をやっていた子ども達もいたようです。
先ずは野球の楽しさを教えてあげたことが、こうした子どもたちの近況報告からもうかがえます。
「教えること」の正鵠をこの同窓会に参加させてもらったことで改めて知る機会になりました。何人か卒園生もいましたが。それぞれに元気に過ごしているようで嬉しく思います。就職も決まり4月からは社会人になるようですが、それぞれに頑張ってほしいですね。ひとりは同じ教育の道に歩むようです。
監督やコーチの皆さんに感謝しながら散会しました。10年の月日があっという間にタイムスリップした嬉しい幸せな時間でした。
過去のブログから
2012年4月21日付『白球にかける』
4月半ば過ぎとは思えない、肌寒い陽気でしたが、野球少年達の情熱は寒さを忘れさせてくれます。その姿を見ていると頑張れと応援してしまいます。夢中になれるものがあることは幸せです。

2013年3月10日『青春時代』
新しい旅立ちに向けて、ひとつの区切りとなる野球の試合の応援に行きました。
4月からはそれぞれ別々の道を歩むわけですが、部活動で培った友達の絆も大事にして欲しいと願っています。
仕事を言い訳にただ見守るだけでしたが、ついつい感傷的な気持ちで眺めていました。
誰もが青春を過ごす中で、私自身はその時は意外とその良さに気づかずに夢中で駆け抜けたり、時にはやるせない悶々とした中で時間だけが過ぎていったような気がします。
春の嵐の中、またひとつ青春のひとコマが刻まれたようです。
- 2019/11/25(月) 00:22:10|
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