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園長ブタゴリラ☆ブログ

幼稚園就職について

先週金曜日に佐倉市役所主催の今年10月から実施予定の保育料無償化の説明会があり、私と事務員2名で出席しましたが、事務量の増加は避けられないなと実感しています。また無償化にあたり、保護者の皆さんにも申請していただく書類が必要になり、いずれ保護者の皆さんにもお知らせすることになると思います。

さて来春の一般企業の求人募集は6月から解禁ということですが、人手不足と好景気(本当かな?)の影響で学生側の売り手市場といわれています。すでに内定を出している企業も多くあるようです。
幼稚園は通常は来年度の園児募集が終了しないと、スタッフの配置もあり、求人がある場合は秋頃に募集を出します。しかし幼稚園業界は民間企業以上に数年前から人手不足で、今年は昨年以上に厳しく、確保が困難といわれ、理事長や園長はこれからスタッフに来年度の進退を聞くのが怖いと戦々恐々としているとの噂です。
待機児童対策として民間企業の保育園設立ラッシュによる求人増が輪をかけます。とにかく資格さえあればだれでも良いという状態で、質云々にこだわるどころでないのが実情です。ピアノは今は就職の際はハードルが高いようで、中には就職試験にピアノ実技を入れると学生が応募に来ないから免除するという園も少なからず見かけます。また保育園の採用試験はそもそもピアノ実技試験がなく、園によってはピアノを設置していない園もあり、歌はCD等で流して歌わせるやり方もあると聞いています。

幼稚園教諭は園児と直に向き合うだけに、子どもたちはその人間性や言動を手本とするだけに、クラス担任の影響は大きく、本来であればそうした資質や技量は大事なことですが、贅沢は言えないのが今の状況です。
求人不足は色々な要因がありますが、主な要因は下記のように思います。

・命を預かる責任の重さにくらべて給与の低さ
・昼食や休憩時間がないことを含めての長時間労働
・クラス担任を持つこととそれにともなう保護者対応の怖さ
・有給休暇や労働時間が民間企業や保育園に比べてまだまだ足りない、もしくは理事長や園長がそうした問題に関心がない園もある。保育園はシフト制で園児が在園していても交代で休暇をとりやすい。
・教育内容が学校で学んだこと(幼稚園教育要領)とかけ離れ過ぎている
・ピアノの負担

もちろん上記した問題の中でピアノ実技などは、全く経験がなくても養成校に入学してからコツコツ日々練習すればできるものですし、仕事のスキルとして必要なことでもあり、学生側の甘えの部分もあると思います。厳しい言い方ですが、園で弾く程度のピアノの実技もマスターできないようでは、幼稚園教諭として他の必要な技能を身につけにくいといったら言い過ぎでしょうか。養成校側も音楽教育という面で一考の余地はあるように思います。「なんでもいいよ、いいよ」では学生が自立できないように思います。もっとも今は成人式にも親も一緒に参列したりする親離れ子離れができない時代ですので、大学といえども保護者のニーズを無視できないかもしれません。

就職に際し、今の若者傾向として給与もさることながら「休み」についても敏感のようです。
もちろん本園の本務教諭(クラス担任)の担任は園児が在園している限り休めないことは理解し、当たり前ですが病気や研修以外では園を休みません。兼務教職員(パート)は家庭があり子どももいるので、行事等園運営に支障がない限り、時にはそうした面を優先しても良いと話しています。やはり家庭や子どもあっての仕事なので、そうしたことをないがしろにしてまで仕事をすることは、こうした仕事だからこそ困りますし良い仕事ができません。パートの教職員は家庭や子どもを一番大事にして欲しいと話しています。いうなればお互い様の世界です。
その分、本務教諭は十分とは言えないまでも長期休みには交代で休み、心身の充実と質の高い保育をするうえで必要な自己研修に努めて欲しいと願っています。そうすることで保育に還元して欲しいと思います。
保育園や認定こども園では土曜日を開所している場合は、週休2日制のために、平日園児が来ていても交代で休みを取らざる得ない点も幼稚園との大きな違いかもしれません。

今週は某養成校から依頼があり、ここ数年「幼稚園での就職」と題して講話に行っています。
本来口下手で話もまとまらずまた滑舌も悪いので固辞しているのですが、城南幼稚園の教育を絡めてといわれるので、学生さんにこういう教育方針の幼稚園もあるという意味で出かけて行くことにしています。家人も聞きに行こうかなというので、後が怖いので勘弁してくれと懇願しています。
本園のような幼稚園教育要領に準拠したきわめてオーソドックスな子ども主体の教育方針が少数になっていることに逆に危機感があります。
学生さんも自分が学んだことをいかせる園に就職したほうが、やりがいが持てると思います。社会人として色々なことがある中で、でもこの世界で頑張ろうという一番の原動力は子ども達とのドラマが支えとなります。そうしたドラマが作れる幼稚園を選ぶことをすすめます。それにはやはり就職に際して、いろいろな園を見学することを勧めます。

講話で使う資料としてスタッフに協力してもらい、幼稚園教諭になってよかったことや学生時代に身につけておくとよいことをメッセージで流すようにします。もちろんやらせではなく、私は話す内容については一切ノータッチです。
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ピアノは大人数で歌うときは一番優れた楽器だと思います。少人数ならばギターでもよいでしょうが、ある程度の人数また歌いやすさも考慮すると楽器の中でピアノに勝るものはないかなと思います。CDなどで流して歌わせることはできるかもしれませんが、歌唱指導の際にその一節だけ繰り返し歌ったりすることはできませんし、子どもの歌のテンポは先生が子どもたちの歌を聞いてあわせることができます。又ピアノ伴奏を弾くことで「歌」のメロディラインを豊かにしてくれます。

昼食を食べる前の支度時のひと時。
歌は何かの時に自由に弾いてあげることで、興味のある子どもは先生が弾くピアノの前に集まってきて歌います。またピアノの前に来なくても、聞いている子どもたちもいます。こうした自然な形で園児たちに常に身近に音楽を聞かせてあげることも素敵な時間だと思います。
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  1. 2019/06/23(日) 22:12:00|
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