今日から明日まで年長2クラスで1泊2日の予定で草ぶえの丘で宿泊保育を行います。
その時の様子は後日同行しているフォトクリエイト社のカメラマンが撮影し、インターネットで販売します。
昨今はSNSの隆盛やメディアの発達で瞬時に子ども達の様子が映像を通して見ることができる時代になりました。また保護者の皆さんの中には行事や園生活について一刻も早く知りたい方が増えている風潮があります、我が子を思いまた心配な気持ちもわからなくもありませんが、やはり一番大切なことは、2日間の宿泊保育をやり終えた子ども自身の口から様子を話したり、普段と違い子どもがいなかった親の率直な思いを伝えることが大事かもしれません。そうしたことを親子で話すことでまた絆が深まると思います。
ご家庭で時には「今頃どうしているかな」「元気にしているかな」「楽しんでいるかな」と想像したり、残された家族で話題にすることが、先ほどお話しした結びつきや将来の子離れする観点からも大事です。
今日の宿泊保育のように、明日出迎えて再会することで、よりわが子への思い(愛)が深まり、自分と子どもの関係(距離)を振り返るきっかけになると親にとっても大事な経験と考えるとよろしいかと思います。
それが今はSNSの発達でブログ、ツイッター、フェイスブックまたライン等色々な情報伝達手段が生まれ、利便性も各段に飛躍していますが、私は全てが見えることが必ずしも正しいしとは全く思いません。
最近は宿泊保育をはじめ幼稚園の行事風景や子ども達の様子をリアルタイムでインターネット上で掲載することが流行っているようです。ある意味システム的には簡単なことですが、特に子離れできないまた子どもさんと向き合いにくい親が増えている中で、決して良いとは思えませんというか賛成しかねます。
親にとって良いことが子どもにとって必ずしも良いとは限りません。翌日子ども自身の口から伝え、親も一言一句漏らさずに聞くことが大事ではと思っています。
特に教育という視点からは、そうしたサービスも良い意味で取捨選択していくことが大切です。全ては子どもと親の両方の自立のために大事な視点だと思います。是非ご賢察いただければありがたく思います。
私が園長である限り、そうしたことはしないとご理解ください。もちろん何かあれば今回のために教示いただいた緊急連絡網で個別にご連絡網をしますし、それこそ震災等天変地異の時はHP掲示板等で情報を流すようにしたいと思います。
「便りがないのは元気な証」とご理解いただければ幸いです。
今日は職員の他に保育を学ぶ千葉明徳短期大学保育創造学科2年生1名と1年生7名と植草学園大学1名の合計8名の学生さんがボランティアで手伝ってくれます。
毎年この宿泊保育は教職員とボランティアの学生さんで運営しています。家庭を離れて自立するのが目的ですので、保護者の方はご家庭で思いを馳せてください。お手伝いにと保護者の方が宿泊保育の現場にいらしたら、目的が半減してしまいますし、子どもさんはがっかりすると思います。
子ども達の自立を願うなら親も良い意味で子どもから自立をし、温かい目で見守ってあげましょう。
間もなく出発です。2日間とも真夏日との予報です。熱中症に最大限の留意をしながら、園児達と楽しみ、思い出に残るような宿泊保育にしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ボランティアの学生さん達です。出発前に記念撮影をしました。1名は現地にて合流します。
- 2018/07/21(土) 09:47:18|
- 園外保育
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0