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園長ブタゴリラ☆ブログ

チャオ!バンビーニ

今日は日帰りで一般社団法人松本市芸術文化振興財団が主催し、まつもと市民芸術館が企画制作した「子どもの庭~チャオ!バンビーニ」に独りで遊びに行きました。
松本市は久しぶりの訪問です。結婚前はバイクツーリングを楽しんでいた時に出かけたり、カヌーで千曲川や犀川で遊んでいた時に度々訪れていました。今回は子ども向けのワークショップ、コンサートや劇を鑑賞したり、運営やスタッフの様子も勉強させてもらいました。規模は全く違いますが、オータムフェスタの時にこうした企画があったら面白いだろうなというヒントもいただきました。
残念ながら帰りの時間のこともあり、市内観光はできませんでしたが、松本駅から会場となった松本市民芸術館まで歩いている途中、個人経営による自家焙煎の喫茶店や天然酵母を使ったパン屋さんまた地産地消をコンセプトに、こちらの地方の食材を使った面白い献立の食堂なども目にしました。京都もそうですが、街に大手資本によるチェ―ン店ではなく個人経営で色々なスタイルのお店があると街歩きもより楽しめます。今度は松本市内探訪も楽しみたいものです。また市内は盆地で、それほど高層の建物がないので、街角から山々を眺めることができる開放感も魅力的です。

松本まで千葉駅始発午前6時38分南小谷行「あずさ3号」で行きました。1日1本しかありませんが、松本駅には午前10時30分前には到着し、しかも途中東京駅や新宿駅での乗り換えがない千葉から松本まで直通の優れものです。約3時間半弱の電車の旅を楽しみました。甲府を過ぎるころから雨も上がり、南アルプス連峰を眺望したり、沿線沿いの紅葉も楽しめました。
復路も松本駅17時18分発千葉行「あずさ30号」で帰りました。帰りは車窓からは真っ暗で景色も楽しめず、また地産地消コンセプトの駅弁と塩尻ワインでほろ酔い気分になり、爆睡しながらあっという間に着きました。
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入口のエントランスからしてワクワクします。
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大道芸人ケイスケ氏によるジャグリングをはじめとするサーカスショー
大道芸はやはり子ども達には人気があります。
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舞台でのパフォーマンス
バロンと世界一周楽団
今回のチャオバンビーニの曲を作曲、披露してくれました。
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湯たんぽの楽器が面白く、ご自身で作られたそうです。
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「KPR/開幕ペナントレース」~宇宙ごっこ~
宇宙人が3人やってきて、時には子どもたちを鬼ごっこのように追いかけ、子どもたちは捕まらないように逃げ回ったりと、本園の節分の鬼ごっこのような感じでした。
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ワークショップの作品から
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様々なアートが並べられていました。
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子どもたちがワークショップで作ったものを着たり被ったり身に着けて、発表する場を設け、ファションショーのように舞台を歩いて保護者に披露していました。子どもたちもモデル気分で嬉しそうに歩いていたようです。
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演劇(甲板劇)
劇団「TCアルプ」による甲板劇「船長のいない船」
とても面白く、幼稚園児でも十分楽しめる劇でした。ユーモアあふれるセンスと間の取り方や声の聞かせ方はさすがですね。改めて生の舞台で見る鑑賞の素晴らしさを堪能しました。写真は開演前の様子です。本番中はもちろん撮影はできません。
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最後のフィーナレまで楽しませてもらいました。色々な刺激をもらえ楽しめた充実したひと時でした。
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駅までの帰り道の途中に国宝松本城に立ち寄り、時間の都合で城の内部には入らず遠景だけを楽しみました。今度はゆっくり見たいものです。
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本園で11月に行ったオータムフェスタや来週行う音楽発表会また3月の音楽劇発表会もそうですが、幼児が五感を使って音楽や造形活動の中で自分を表現したり友達と共同で表現する喜びや楽しさを知ることは、長い人生を生きていくうえでとても大切なことだと思っています。大きな行事に限らず日常的な落ち葉を使った花束つくりや日々の園生活の中で四季折々に見つける自然の恵みも同じことです。

残念ながら今も教育という名のもとに、子どもたちのためというよりも保護者のためにだけの見栄や出来栄えだけのために日々練習(というか鍛錬)をしたり、スタッフもクラス同士で競わされたり保護者から衣装の可愛さだけや出来栄えだけを評価され、子どもひとり一人の途中の成長過程に目を向けてもらえない中で、終わると心身とも疲れ果てるという悲劇をいまだに聞きます。離職率が高かったり、学生時代に学んだ教育学とあまりにもかけ離れた建学の精神という独自の教育に絶望して、若手教員が辞めていくのもうなずけます。問題意識の高い教員ほど、子どもたちのためにと真面目に考えているからです。悪循環の繰り返しです。
またそうした見た目だけの指導がその園の評価につながり、入園募集にも影響するといわれがちです。募集近くの運動会の力の入れようには時には異常なほどです。
手前味噌ですが、本園では放課後になるとスタッフ同士で年少の時はこうだったけど今はこういうふうに成長したと情報交換したり、こうした成長がみられたと、皆で会話をする時があります。こじんまりとした園なので、皆が園児をお互いに知っているので、会話を共有できるのも強みです。
ありがたいことに幼児教育に意識の高い見識のある保護者の方が多いので、前述したようなことで評価される方がいらっしゃらないのもありがたいことです。お蔭様でスタッフもそうした目を意識することなく、子ども主体に取り組めますし、余計な気を遣わなくてすみます。養成校や学生さんからそれなりに園に評価をいただいているのはそうした園の気風や方針があるからかもしれません。

今回この企画に参加しながら、親子で楽しんでいる様子や運営しているスタッフの皆さんがとても良い表情をしていたのが印象的です。
常々話すように「自分も楽しい、子どもも楽しい、ともに楽しもう」というコンセプトはとても大事なことだと思います。大人になっても遊び心を持つためにも、幼児期にたくさん遊ぶことことはとても大切なように思います。
これからも大人(社会)が幼児期の遊びと勉強の表裏一体を理解して、幼児教育を賢察していただけたら、現場にいるひとりとして嬉しく思います。
子どもたちは未来を担う大事な宝物です。
  1. 2017/11/23(木) 23:29:17|
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