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園長ブタゴリラ☆ブログ

くるみ割り

秋日和が続く中、胡桃割りの音が響きます。登園して来た子ども達は身支度を終えると、全園児が揃うまで(園バスがある関係で時間差で登園)園庭で自由遊びを楽しみますが、目ざとく胡桃を見つけに行く園児もいるようです。もっとも一人1日1個が約束です。そのため後から登園して来た子ども達でも胡桃の実は行き渡るようです。時折屋根に落下した音が聞こえます
職員室に置いてある金槌を借りて割り、金槌を返しに来た時に今度は楊枝を取り、割れた殻の中味を食します。約束事は必ず座って食べることです。

年長組になると自分たちで割りますが、年少組や年中組ですと、時折職員室にやってきて「園長先生、胡桃を割ってください」と礼儀正しくお願いにきます。こういう時は「園長ブタゴリラ」とは決していいません。さすがに人にものを頼むときの仁義をわきまえ、礼儀作法も知っているようです。さすが城南幼稚園の子ども達と気を良くして頼みごとに応えます。
おもむろに金槌を持ち、大概クラスの前の廊下で割り始めます。
金槌をたたきながら、割れるように呪文やまじない代わりに「タンタカターン♪」「タンタカターン♪」と割れるまで何度も唄います。それを聞いた子ども達は「ああ、また園長先生のいつものまじないが始まったか」というような顔をしながら、くすくす笑ったり、一緒に口ずさんでくれます。
そうこうするうちに殻が左右対称にきれいに割れると、左右に割れた殻をそれぞれいったん殻同士を再度つけて、その後おもむろに私が「胡桃から生まれた胡桃太郎」と言いながら、左右両手で持っていた胡桃の殻を桃から生まれた桃太郎のようにして、さっと割り胡桃太郎に模すと、子どもたちが笑います。

いつもこのようにして胡桃割りを毎回楽しんでいます。秋日和の気持ちの良い季節の中で、園児たちとこうして楽しめるのは何よりの至福のひと時です。胡桃割に限らずも、園児と一緒に楽しめるのはどんなことでも嬉しいことです。
最近は年少組や年中組で殻が割れないと年長組が代わりに割ってくれるようで、お兄さんお姉さんぶりの成長が嬉しい反面少し寂しい複雑な気持ちです。

さる方に音楽劇での園児達の歌の作詞作曲のように私のために「胡桃割り」の歌でも作詞作曲してもらえないかとお願いしたいのですが、いまだに魔法が解けず野獣のままの私には怖くて言い出せず、早10年の月日が過ぎていきます。
「タンタカターン♪」「タンタカターン♪」今度は魔法が解けて王子様に戻れるように、時々口ずさもうかと思案する今日この頃です。

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この時期職員室に常備しています。
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年長組になると胡桃の殻のどの部分をめがけて、たたいたらよいかを子ども同士で話しているのを聞いたことがあります。
この幼児期の自分で体験しながら「学ぶ」という醍醐味を知った思いです。子どもたちの学ぶ意欲は時には大人の想像以上です。「させる」のではなく、「自ら学ぶ」意欲が大事です。
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金槌をたたいて割るには一心不乱に同じ場所を集中してたたかないと、こどもの力だけにすぐには割れません。こうした遊び(勉強)を通して「集中する力」を身につけます。子どもたちも食べれるかどうかの瀬戸際だけに必死です。
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割れた瞬間は嬉しいものです。自分で挑戦しやり遂げた満足感が自信につながります。
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仲良く食べていたようです。分かちあうことも大事です。
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食べ終わった殻と楊枝はいつのころからか、職員室の殻入れへ入れているようです。
しばらく楽しい胡桃割の時間が続きます。
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  1. 2017/09/27(水) 19:24:03|
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