春爛漫、園庭の滝と川と砂場の複合遊具の藤の花も咲きはじめました。木々も芽吹き、若葉に息吹を感じます。
さて先月春休みの出来事です。3月末に独りで2日間の研修を受けにいきました。内容は主にインクルーシブ保育(障がいのある子も一緒に保育)、裸足保育、新幼稚園教育要領の解説、年々厳しさをます幼稚園教諭採用の対策などテーマごとに講師が講演してくださるなかなか充実した2日間でした。
2日間の研修を終え、翌日は3月にはいってはじめての休みをとり、帰りの電車の時間まで名刹と名高い寺と庭園を見学に行きました。
3月末とはいえ例年に比べて寒く、桜もまだ蕾です。その寺院はしだれ桜として某鉄道会社のCMキャンペーンに取りあげられるほど有名なようで、咲いたらさぞかしきれいだろうなと想像しながら、境内をぶらぶらと散策していました。
偶然、参道沿いにフリーマーケットのように色々なお店が並んでいます。
私はこうした店を見るのは好きです。ちなみにどこかに出かけると、時間があると観光名所と呼ばれるところも良いのですが、市場や昔からある商店街等その土地の人たちの日常生活が垣間見える場所を散策するのが楽しみです。時には思いがけない食材や郷土料理や会話が楽しめる時があります。
この市も玄人から素人までジャンルにとらわれない様々なお店があり、盆栽や衣装、自家製漬物からこだわりの天然酵母のパン屋や自家焙煎した珈琲を飲ませてくれる店まで多種多様で、見ていて飽きませんでした。そうした中、木製のおもちゃを展示しているふたりのおじさんの店に目が留まりました。仕事柄おもちゃには多少目利きがあります。車を中心としたおもちゃがほとんどですが、手に取って見せてもらうと実に精巧にできていて、当初はプロの作品かと思っていましたが、会社を退職して趣味で製作して、このような場所で販売しているそうです。
正直賑わっているとは言えませんが、これだけの物でこの値段はかなりのお買い得です。檜の香りがする無塗装なのもセンスを感じます。普通に買えばかなり高価です。確かに安くはありませんが、材料や手間暇を考えたらとてもこの値段では出来ません。
園児達は間違いなく喜ぶに違いないと、手持ちのお金で4台ほど購入し、素性を明かしたら、かなり勉強してもらいました。
後日懇意にしている建具屋さんに見せたら、これは凄いねと感心していました。ただ素人なので細かい点を少し補強したほうが、より長持ちが良いからと、建具屋さんが持ち帰って手を入れてくれることになりました。この製品でこの値段なら、電車賃をだしても、十分元がとれるねと建具屋さんも話しています。やはりプロの職人さんからみても、素人にしては凄い木製品だねと褒めていました。
お店には小1時間いて、色々なおもちゃの話しで弾みました。毎月29日の日に門前市を開く時に出展されるそうです。
丁度今週29日が土曜日なので、早速出かけて、今度はもう少し購入しようと思っています。また山砂の遊び場のトラックを別に特注品として作成してもらえないかどうか交渉に行こうと考えています。ドイツ製のトラックやシャベルカーを購入して、園児達に遊んでもらっているのですが、どうしても1年持たず、1台もそれなりに高価な金額で、頭を悩ましていただけに、お願いできたらと考えています。
上手くいったら、このブログでもご報告できればと思います。
3月末でしたが、まだ蕾のままでした。

ゆっくりと庭園を眺めるのも至福の一時です。

参道にそって様々なお店が並び、老若男女で賑わっていました。



園で購入した4台の車です。檜の木の香りがします。
- 2017/04/23(日) 09:41:42|
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