今日は春日というよりも初夏を思わず1日でした。昨日、今日と園庭に出ていると、いつの間にか木々が芽吹き、園庭もまさしく芽吹きの春といった様相です。
山の近くの落葉樹の木々も芽吹き、夏には葉を生い茂らせ、園児達に格好の日陰の遊びを提供してくれることと思います。
園庭の豊かな自然環境の中で遊ぶことは、一瞬たりとも同じ条件がない中で、自分で考えて遊ぶことで自分の身を守る術にもつながります。例えば園庭で遊んでいる時に春一番(強風)が吹いたら、どう対処すれば良いのか、雨上がりの園庭で足をとられずに歩いたり遊ぶにはどう動いたら良いのか、木陰と日照りの違いと身の置き所についてなど自然を通してたくさんの体験学習ができます。
もちろん教師は幼児の健康面での特性を十分理解し、心身の安全面を考慮することはいうまでもありません。
自分が小学生の頃は園の背後にある山々が格好の遊び場でした。日の暮れるまで友達と遊びながら、時には山ぶどうやアケビ、のいちごがおやつでした。たんぼではイナゴやザリガニを捕まえ、イナゴのつくだ煮やザリガニを湯がいて醤油で食べるのもなかなか美味でした。幼稚園や小学生の頃は遊んだ記憶しかないのですが、とりあえずは読み書きはできるし、ありがたいことに大学(三つも行きましたが)も行けたし、「遊びは学び、学びは遊び」を実感した世代です。
最近一番嬉しいのは卒園生が幼稚園が楽しかったと話してくれる時です。園生活はやはり楽しい思い出を作るのは原体験を考えると、とても大事なことです。私にとっても何よりの励みの言葉です。
それには園庭環境の充実に力を入れなくてはと、自分の楽しみを含めて春爛漫の園庭を見ながら、ひそかに考えています。

園バス出入り口脇のヤマザクラも咲き始めました。


昨年秋に年中(現年長)組が植えたチューリップも咲き始めました。

砂場の上の藤も芽吹きはじめました。

畑も春の作物が育ち始めています。

タンポポは草花遊びに色々と楽しめます。
- 2017/04/16(日) 23:53:53|
- 幼稚園の風景
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