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園長ブタゴリラ☆ブログ

運動会は誰のためにするのか

今日は10月と思えない残暑が残るような1日でした。運動会の練習も佳境に入っているかもしれませんが、多分他園のようにあまり保護者のためというよりも、先ずは自分が楽しい、友達と一緒に競技するのが楽しいということが基本です。特に3歳児年少は基本的には自分中心ですし、自分の世界が大事です。そして4歳、5歳と成長していく中で自分と他者の違いを意識し、今度は人前で演じることの気持ちを持ちながら「人前で見せる」ことの意味を学ぶようになり、それが演技にも表れてきます。
そのため演じていても子ども達個々の顔は笑顔、楽しそうな表情、和らいだ表情になります。もちろん時に真剣な顔つきも見られるかもしれません。
仕事柄色々な幼稚園の運動会にお邪魔し勉強させていただく中で、競技内容を見れば、どれぐらいの練習期間が必要かまた子ども達の表情や動きを見れば、どのように指導してきたがおおよそ見当がつきます。
年齢の割に難しい内容だな、相当練習しないとできないな、これだけきちんとやりながら子ども達の表情はあまり楽しそうな感じでないようですと、もしかしたら厳しい叱声の中での指導があったかもしれないな等ついつい心の中で色々と想像してしまいます。中には1学期から練習を始めるなんていうことを聞くと、唸ってしまいます。指導することがいけないのではなく、何の目的でするのかというコンセプトが見えないところが問題です。あくまでも子どもの利益のためならまだしも、それ以外の目的が主なものであることが問題なのです。

そうした子ども達の胸中とは裏腹に演技を終えた後に保護者席からの割れんばかりの拍手と園長先生の誇らしげな顔とクラス担任の時には涙ぐむ姿に誰もが酔いしれがちです。でもそれがどれだけ肝心な主役の子ども達に響くのか、中には運動会が終わってほっとしている子どもやもうこりごりと思っている子ども達もいるかもしれません。運動会練習が始まると、登園拒否気味になる子どもの話もよく聞きます。
特に入園募集が近いだけに園としてもその成果を見せて、アピールする大事な時間です。家ではグタグタしている子どもや入園してから泣いていた我が子が実に頑張ってくれたと、親はさすがは幼稚園と喜んでくれるかもしれません。子どもは順応性があるので、疑いもなくそういう指導に慣れていきます。

今年の夏に巨大化する組体操に警鐘を鳴らし、「教育という病~子どもと先生を苦しめる教育リスク」(光文社新書)を書いた内田良氏の講演を聞く機会がありましたが、とても身につまされる話でした。
自省をこめながら、ついつい教育という名のもとにリスクを顧みず、酔いがちなことに気をつけなくてはいけません。
運動会も感動を追うあまり、子どもの心身の発達段階を無視した指導や競技にならないように留意する必要があると思います。
幼児期の運動は楽しむことが目的です。

年長が表現の練習をしていると、黄組や桃2組の子ども達が一緒になって踊ったり、応援していました。やはり年長組のお兄さんやお姉さんは憧れです。

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  1. 2016/10/04(火) 20:40:37|
  2. 幼児教育への思い
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