昨日は夕方から4月から仲間となったI先生の歓迎会を某お好み焼き屋で行いました。勤務が終わった夕方からのため職員の子ども達も一緒です。以前は城址公園でお花見も兼ねて行なっていたのですが、天気に左右されて日程の確保や後片付けのこともありいつしかお店で行なっています。
来年は平成生まれの職員が入ってもおかしくない年です。最近は若い職員を見ていると娘のような感じです。
午前中相次いで2人の大学の先生が訪問されました。
ひとりの先生は以前から本園に興味を持っていて、教育実習した学生から園の話を色々と聞いていて、園の教育に興味を持っていたとのお話です。今の幼児教育の現状について色々と意見交換をしました。
もうひとりの先生は年間を通して教育実習生を受け入れるため、その打ち合わせも兼ねて来園されました。
席上、私は「今の幼児教育の中で子どもを目標達成の数値や成果主義のみではかったりしたら、その子ども達が大人になったときに今の大人(私を含めて)が年をとり老人になった時、子ども達から幼児期にうけた教育の復讐と称して成果をあげられなかったり目標達成できない年よりは姥捨て山のように切り捨てられ、選別される社会になるかもしれませんね」と話をしましたが、まんざらうそでもない気がします。そういう社会にならないように幼児期に何を学ぶことが大事かを社会や親また次の学校である小学校の先生達に理解してもらうように努力するしかないと思います。それは今日の2人の先生も同じ思いのようでした。
なぜ小学校の先生をあえて書いたかといいますと、来年から幼稚園教育要項がかわり、小学校と幼稚園の連携がより重視されています。今までどちらかというとお互い先生同士それぞれの教育について理解しづらい面がありました。また幼稚園も募集のために行過ぎた準備教育をして肝心の大事な教育をおざなりにしていた点もあり、それらが結果的に小学校でも人間関係が学べず、本来の学習する環境を作れないといった弊害を生んでいます。
知り合いの校長先生たちは口々に「とにかく幼稚園時代はよく友達同士で遊ばせて友達同士の付き合い方を学ばせてください、学校で学ぶことは学校できちんとやりますから」と話されます。
私は幼稚園教諭のみならず小学校教諭の免許はもっていますが実際小学校で教えた経験はありません、内容について大学で勉強しただけです。たとえばひらがな(文字)は小学校で教えると決まっていますし、鍵盤ハーモニカも同じです。鉄棒や縄跳びといったものも体育という教科で学ぶはずです。幼稚園は小学校で学ぶための基礎学力や集団を作る人間同士の付き合いを学ぶ場です。それがお互いに理解したり勉強しないと子どもが困るし、親の不安が募るだけです。これについてはいつかまたブログで取り上げてみたいと思います。
前置きがとても長くなりました。一昨日池の掃除していたら、泥の中から見つけました。子ども達に見せたら大騒ぎです。早速図鑑の登場です。「やご」ということで落ち着きました。池には夏から秋に産卵のためにトンボが来ているのを子ども達は知っています。幼児期の学力を学ぶやり方のひとつです。
- 2008/04/26(土) 23:08:36|
- 幼児が学ぶ大切なもの~事例から~
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