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園長ブタゴリラ☆ブログ

平成26年度音楽劇発表会

昨日は春を思わせる暖かな日差しの中、音楽劇発表会を無事に終えることができました。年少、年中で3名病気で欠席したのが唯一の心残りでしたが、年長組は全員参加できたのがせめてもの救いでした。
あいにくの手狭な会場でしたが、最後まで子ども達の演技を温かく見守り、応援してくださったことに感謝いたします。
会場については以前からもお話しているように、園児達にとっては常日頃から練習して慣れ親しんでいる場であり、力が発揮しやすいことが一番大きな理由です。ご賢察してくださっていただけることに、この場をお借りして感謝申し上げます。

今年も2部制にしてそれぞれの部で年少(3歳)、年中(4歳)、年長(5歳)の年齢ごとの違いを具体的にご覧いただくことで、子どもさんの成長過程の歩みをご理解いただけるように演目を組みました、いかがでしたでしょうか。また音楽劇に対する本園の取り組みについてはプログラムの中の「音楽劇発表会にあたり幼稚園からのメッセージ」と題して、述べさせていただきました。大変長文であり、読みにくい面もあり、文責者として申し訳なく思いながら、色々な園の発表会を見聞する中で、子どもにとって何が大事か、とかく大人の目で評価しがちな今の劇のあり方のアンチテーゼのような思いもあるかもしれません。もちろん独りよがりはいけませんが、今日の劇をご覧いただきながら、子どもの育ちのの一面を知っていただけたらありがたいです。

また練習の時と雰囲気が違うことで、少し様子が違った子どもさんもいましたが、こうしたことも子どもさんの成長過程のひとつとして温かく見守っていただければありがたいです。

席上、保護者の皆さんには帰宅したら、劇の中でそれぞれに演じた役割の中で具体的な子どもさんの様子をとりあげてほめてあげるくださるようにお願いしました。こうしたことは子どもさんにとってはより自信がつくと思いますし、親が自分の頑張った点を認めてくれたんだというより深い信頼にもつながると思います。

またこの場に至るまでの過程やそれを通しての子どもさんの成長ぶりに目を向けてあげることも大事です。劇で使用した曲は間奏や効果音を含めて全て劇中の子ども達の表現するイメージに合わせるため、園独自のオリジナルの作詞作曲です。作詞はクラス担任が中心となり、作曲は本園の専任音楽講師が担当しています。特に年長組のエンディングの曲には、作詞したクラス担任がこれから卒園して小学校へ進級する子ども達への未来へのメッセージも込められています。
そういう意味で音楽講師は1月から2月の2か月間は文字通り寝食を忘れて曲作りに没頭し、担任も限られた期間で曲をマスターしなくてはいけません。それだけにやり終えた今、充実感とほっとした気持ちが交差していることと思います。ある意味大変な作業ですが、子どもへの思いが原動力だと思います。

年長組や年中組の劇は子ども達同志の話し合いを通しながら作り、時には担任が整理したり方向性を示唆したり、また子ども同士で折り合いをつけながら考えていくため、かなり試行錯誤をしたようです。
大人から見れば「劇を作るうえで話し合う」ことは一見なんでもないように思われがちですが、4歳、5歳の子ども同士が話し合いながら作ることは正直難しい面も多々あります。その土台は日々の園生活の中で友達同士が関わり、人間力を育まないと、話しあったり劇のイメージを共有することはできないと思います。
実は日々の人間同士のつきあいがないとこうした劇は作れません。
私は「行事のため保育ではなく、日々の保育の延長上に行事がある」とお話していますが、真意はそうしたことにあります.。

そして自分達で劇のイメージを膨らませ、調べたり学んだりしていく過程を経て、作り上げることで園児にとっても「劇」を自分達自身で演じる大事なものとしてとらえ、役にのめり込んでいける気持ちをもつことで、舞台での演技の表現につながると確信しています。
毎年のことながら、子ども達の想像力や斬新な考えには驚かされます。私達保育者も子ども達から学ぶことも多かったようです。
席上少し触れさせていただきましたが、こうした劇への取り組みを通じて、幼児期の年齢に応じた学びと幼稚園という学校集団での学びの場を考えるきっかけにしていただければ大変嬉しく思います。
これからも「自ら学ぶ力をつけ、学習できる力を育める幼稚園」を目指していきたいと思います。狭義の「勉強」ではなく意味のある勉強が育める園を目指していきたい思います。
幼児だからこそきちんと向き合い、子どもだからと見下げ、親受けするような保育には常々疑問を持っています。園生活はあくまでも子どもが主役であり、大人(保護者)ではありません。そういう観点からも園での舞台にどうしてもこだわります。

今年の劇をご覧いただき、お気づきの点など教えていただければ嬉しく思います。そうした建設的な意見をいただけることは、保育へ還元される幼稚園への応援メッセージであると、常々前向きに考えていますので、是非ともクラス担任あてに忌憚なく教えていただければ嬉しく思います。
全ての皆様に心から感謝いたします。スタッフを代表して御礼申し上げます

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  1. 2015/03/01(日) 22:52:53|
  2. その他
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  4. | コメント:4
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コメント

ありがとうございました。

素敵なイベントをありがとうございました。我が子の活躍はもちろん他のお子様の懸命な姿勢に大変心を打たれ、またそのような感情を抱けた自分に何処か安心できたのもこのような学びと気づきの多い行事のおかげだと思います。
職員の皆様にはたいへんご苦労があったこととおもいます。心からお礼申し上げます。また、次回を楽しみにしております。
  1. 2015/03/03(火) 11:19:28 |
  2. URL |
  3. 保護者 #-
  4. [ 編集]

先生方、お疲れ様でした。
そして、我が子の成長が見られる行事をありがとうございました。

子供たちが話の流れを覚え、歌を覚え、また自分の演じるべきところを把握し、とこれだけのことを同時にできるのかと子供の無限の可能性を実感いたしました。
普段はまだまだ甘えたい盛りで、子供の中で家と幼稚園では切り替えがあるらしく、
先生から伝え聞く我が子やたまに行事で見る我が子と、家での我が子は全然違うんです。
保育の延長での行事と常々おっしゃっておりますが、
親は練習をしていると思っていても子供はすごく楽しんでやっているんですよね。
毎日話をしてくれたり歌を歌ってくれたりする様子を見て、本当に心から楽しんでいるな〜と思っていました。
その過程での先日の本番、我が子の成長には感動しました。

もうすぐ初めての幼稚園生活も一年経とうとしておりますが、
この一年の成長は目を見張るばかりです。
それも普段の先生方やお友達との楽しい生活や、子供たちの気持ちを尊重してくれている園のおかげだと思っています。
これからも、よろしくお願いします。
  1. 2015/03/03(火) 13:17:01 |
  2. URL |
  3. もも組保護者 #-
  4. [ 編集]

Re: ありがとうございました。

「保護者」さん、コメントをおよせくださり、どうもありがとうございました。ご自身の子どもさんのみならず、ほかの子どもさんの演じている様子をご覧になられ、心を打たれたとのコメントをお聞きし、大変嬉しく思っています。とかく自分の子どものみだけに関心が行き過ぎて、かえって我が子が見えなくなる親が増えてきて心配と、園長同士の集まりで話題になる時があります。大きな視野でご自身の子どもさんはもちろんのこと他の子どもさんを見ることで、それぞれの子どもなりに成長していく姿を知ることは、我が子のみならず親自身の成長にもつながると思います。

ご賢明な「保護者」さんですから、すでにご理解されていることと思いますが、中には他の子どもさんを見るのは良いのですが、我が子と比較して、悪口になったり重箱の隅をつくような視点での考えでは、かえってマイナスにしかなりません。
子どもにとっても、大好きな親が自分の大事な友達の演技を見て、その友達のことをほめてくれれば、子どもにとっても嬉しいものですし、そういう親は誇らしいものです。

来年度も子どもにとってより充実した保育ができるように、スタッフで研鑽を深め、保育の延長上にある行事もより実りあるもにできるように頑張りたいと思います。
スタッフへの温かな激励に感謝申し上げます。またお気づきのことなどありましたら、コメントをお待ちしています。どうもありがとうございました。
  1. 2015/03/04(水) 17:24:57 |
  2. URL |
  3. 園長 #-
  4. [ 編集]

「もも組保護者」さん、コメントをお寄せくださり、どうもありがとうございました。我が子の成長した姿を素直に喜ばれるコメントをお聞きして大変嬉しく思います。
ご家庭と園での子どもさんの様子の違いは幼稚園時代はよくあります。特に3歳児ですと顕著です。子どもなりに子ども集団の中で、時には友達同士のかかわりや集団の中で自分の考えや思いが上手く伝わらなかったり、取り上げてもらえないこともあると思います。そうした友達との園生活から一転ご家庭に戻り、そうした気持ち(時には緊張)から解放されて、愛する家族の前で素の自分をさらけだせる家庭環境もとても大事なことだと思います。大人も同じことだと思います。そうした気持ちをさらけだせる桃組保護者さんのご家庭の雰囲気はさぞ素敵なことと推察いたします。

コメントの中で、「親は練習をしていると思っていても子供はすごく楽しんでやっているんですよね。」とお言葉、まさしくおっしゃるとおりです。スタッフも練習という言葉をついつい使いますが、子どもたちは練習という意識よりも、自分たちで楽しむ劇という思いが強いと思います。
またそういう気持ちでないと、劇の合間にお伝えしたように、子どもはやらされているという気持ちになり、劇の最中も楽しむという気持ちよりも、練習の時のように先生から叱られないように怒られないようにとの気持ちが先に立ち、緊張しすぎたり時にはこわばったりしがちで、笑顔で楽しむ気持ちになかなかなれないものです。
また本園は運動会や音楽発表会の時もそうですが、必ず「いつ練習したのですか」と聞かれますが、短期間に日々の短い時間の中で集中して行います。そうしたことができるのも、子ども達が楽しめるということが前提です。

これからも園生活の中で子ども達の気持ちを尊重しながら、保育の充実に努めていきたいと思います。
4月からは年中に進級ですね。私をはじめスタッフもともに成長していけるように研鑽をつみたいと思います。
またお気づきのことなどありましたら、コメントをお待ちしています。温かな激励のコメントをどうもありがとうございました
  1. 2015/03/04(水) 18:14:15 |
  2. URL |
  3. 園長 #-
  4. [ 編集]

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