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園長ブタゴリラ☆ブログ

平成26年度音楽発表会

本日、無事に音楽発表会を終えることができました。残念がら風邪等で全員で参加できなかったのが唯一心残りです。あいにく手狭な会場でしたが、最後まで保護者の皆様の温かな応援や運営等のご協力に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

歌や合奏を通して年少、年中、年長それぞれの年齢ごとによる幼児の特性やねらいをご理解いただけたら嬉しく思います。
また今年は初めて園の音楽専任講師からのメッセージをプログラムに掲載させていただき、小園の音楽教育への取り組みや発表会に至るまでの過程の一端についても触れさせていただきました。今日の発表も出来栄えもさることながら、園児ひとり一人が発表会に向けての取り組みやそれを通してどういうことを学べたかに目を向けてあげることが大事だと思います。合奏で一通りの楽器をさわり、自分で選び、皆で作り上げていくことでひとりで楽しむことから皆で演奏する喜びを知ることが大切です。これは歌についても同様です。

また限られた期間でいかに集中して無理なく課題に取り組める力をつけることができるようにする環境をつくることも、保育する上で大事なことです。そうした力は今後進級する小学校や中学校の中で色々な課題(勉強や運動)に取り組む時の基礎学力の礎となるからです。
そうした力は常日頃の遊びを通して身につけることができます。幼児は遊ぶときは我を忘れて一心不乱にその中に没頭します。その時の集中力は凄いものがあります。こうした経験を通してひとつのことに集中して向き合う力を育んでいきます。
また自ら課題意識を持ちながら、先生にやらされているのではなく、自分で楽しいからもっとやりたい、上手くなりたいという自発性を育むこともとても大切なことです。
ただその時に留意してていただきたいのは、行事をする中で幼児は確かに練習をすればするだけ、一見できるようになりますが、「できる」ということが大人(保護者や教師)の眼からみて「できる」という範疇の中なのか、自ら楽しんで自発的に取り組む中で、できているのかをきちんと考察しないと、誤った判断をしてしまいがちです。保護者はそうした視点をきちんと持たないと、幼稚園の見せる保育(行事)に傾倒し、園もそのニーズにこたえがちになるので留意が必要です。

少子化のあおりを受けて園児獲得のためにしのぎを削る幼稚園業界の中でそうしたやり方に益々拍車をかけてしまいがちです。また幼児期は年齢差や個人差もあるために注意が必要です。その判断のひとつとして実際に行っている園児の姿を観察する事で先ほどお話しした「できる」の意味が判断のひとつが可能です。
例えば演奏する中で園児たちがあまりに緊張していたり楽しんでいる様子が見受けられない場合は常日頃の練習の時からさせる保育(保護者に見せるための成果のみをだけでかなり厳しく指導する保育)の可能性があります。是非子どもさんの様子をご覧になることをお薦めします。
私は園児たちの表情にいつも留意しています。時間さえかければより大人から見た目のより完璧さは可能ですが、それにつれ子どもたちの表情はこわばったり緊張しがちになると思います。
「二度と音楽はこりごり」わずか3、4、5歳でそんな思いをうえつけてしまったら、なんのための音楽と悲しくなります。これから先の長い人生の中で是非音楽に親しんでもらいたいと思います。もちろん個人差や趣向もありますが、園児たちがこのような音楽発表会の場を通して歌う楽しみや演奏する喜びを知り、大人になってからも音楽に興味や関心を持ちつづけてくれたら、何よりです。

そういう観点からも発表会で使う合唱曲や合奏曲の選定も大事です。合奏する曲を原曲からアレンジする際に演奏する人数、使う楽器、ハーモニー等をかなり綿密に検討しています。幸い本園の場合は専任の音楽講師がいるので、園児の演奏を聞きながら、時には修正したりアレンジ等を柔軟に変えることで、子ども達に無理なく歌や演奏する喜びを味わってもらうように毎日クラス担任と情報を共有し、指導してきました。練習期間は短いのですが、かなり濃密な時間を園児とともに過ごしたのではと自負しています。
幼稚園によっては最初に決めたアレンジや市販されている合奏のための合奏曲集のような本と指導教則本に基づいて教えてしまうと、それぞれの園の人数や楽器を無視することになり、どうしても合奏するうえで無理があります。それでは園児に意欲を持たせてやろうとしても、難しいと思います。

これからも質の高い(大人から見た出来栄えではなく)音楽教育に向けてスタッフで研鑽していきたいと思いますので、お気づきのことなどありましたらお声をお聞かせください。
3学期には音楽劇発表会も予定しています。こちらもお楽しみにしていただけたらと思います。

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  1. 2014/12/06(土) 12:54:30|
  2. 行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

本日は、親子共にとても楽しい時間を過ごさせていただきました。

練習をしているときから楽しんでいたようで、楽器を使った日や、歌を歌った日は自ら報告してくる程でしたので、
今日は私も子供も楽しみに、
そして終わってみて想像以上の出来栄えに感動しました。
確かに父兄がいて、多少の意識はあるものの、曲が始まってからのみんなの真剣な眼差しが、本当に音楽を楽しんでいるんだなぁと感じました。

私も音楽が大好きで、学生時代はずっと楽器を演奏していました。
子供にも音楽の良さを知ってもらえて本当に嬉しいです。
それを幼稚園で、お友達と一緒だからこそ楽しめていると思いますので、
無理矢理ではなく、子供達が心から楽しめる環境を作ってくださっている先生方に本当に感謝いたします。
そして、子供の様子を見ていると、城南幼稚園に入園させて本当に良かったと感じております。
  1. 2014/12/06(土) 19:23:40 |
  2. URL |
  3. 年少保護者 #-
  4. [ 編集]

年少保護者さん、コメントをお寄せくださり、どうもありがとうございました。
初めての音楽発表会を親子で楽しんでくださったお話を教えていただき、とても嬉しく思います。
また子どもさんが練習している時から楽しまれている様子をお聞きすると、励みにもなります。ブログでもお話させていただいたように、年少組にとっては幼稚園での初めての音楽との出会いですから、これから人生の中で「音楽が楽しい」という喜びを持てるようにまた年中、年長組と進級する中で年齢に応じた楽しみ方の第一歩ですから、子ども達の気持ちを大事にしながら、音楽教育をするようにスタッフには常々話しています。
当日はご覧いただいたように、多くの子どもたちが歌や合奏を楽しんでいた様子が表情からもうかがえたように思います。もちろんたくさんの観客を前にいつもとは違った様子の子どもさんもいましたが、成長過程のひとつとして温かく見守ってあげたいと思います。
学生時代に音楽を楽しまれ「音楽」の持つ素晴らしさを良くご理解されている方だけに、こうしたコメントをいただけるのは幼稚園冥利に尽きます。音楽講師からもくれぐれもよろしくとの伝言です。
発表会終了後、クラス担任皆で昼食を食べながら、記録用に撮影した全園児の演目を皆で鑑賞し、改めて音楽の楽しさや素晴らしさまた人間を感動させる力を持つことを皆で共感したようです。
でも至らない点もあるかもしれません。これからもお気づきのことなどありましたら、教えていただければありがたいです。
コメントをお寄せくださり、どうもありがとうございました。

  1. 2014/12/09(火) 09:56:23 |
  2. URL |
  3. 佐倉城南幼稚園・園長 #-
  4. [ 編集]

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