昨日はフェスタの代休を利用して東京都八王子市近郊のT幼稚園に見学に行かせていただきました。小園の行事の写真撮影でお世話になっているフォトクリエイトさんが企画してくださり、都内や千葉県、埼玉県、神奈川県また遠く北海道からも幼稚園や保育園の園長先生たちが参加されました。旧知の先生にも久しぶりにお会いでき、懐かしいひと時にもなりました。
朝が早いので、前日は八王子に前泊し、登園から降園までお昼を挟んでほぼ1日見学させていただきました。
移転して1年目ということもあり、まだ新築の真新しい園舎とこれから徐々に整備していくであろう広大な園庭があります。
園舎の理想ともいえる平屋の保育室そして保育室ごとに昇降口があります。木製品にこだわり木材を生かした園舎や保育室からも園長先生の思いと園のコンセプトが伺えます。
備品も園児たちの生活に必要なもの以外は極力簡潔にされているようで、そうしたシンプルな調度類がかえって新鮮でした。また絵本の部屋の充実も目を見張るものがありました。
後背地の丘陵を生かし、自然の中で園児達がのびのびと遊べる風景を見ると、改めて園環境の大切さを知る思いです。
でもこうした自然環境を維持していくのは見た目は素晴らしいので、誰もが「良いね」といいますが、実際は維持するコストも労力もとてもかかります。楽に整備しようと思えば、やり方によってはいくらでもできます。でもわざわざ子どもの利益を考えた環境維持に取り組んでいることは意外と出来そうでできません。
例えば樹木の維持にしても木製の遊具にしても伐採したりFRPの遊具にしたほうがどれだけ楽でコスト削減になるか、見る人が見ればよくわかります。そのへんの思いが園長や園のこだわりであり、子どもへの愛情への裏返しではないかと思います。
T幼稚園を見学し、園長先生のお話をお聞きしながら、子どもの最善の利益のために日夜取り組まれていることがわかります。日々頑張っていらっしゃる園長先生をはじめスタッフの皆さんに敬意を表するとともに、快く見学させていただいたことに感謝いたします。どうもありがとうございました。




保護者の憩いの場。八王子市内が一望でき、背後の雑木林も風情があります。自動販売機があるのでティ―タイムにも活用できるようです。

園庭








井戸水を使って川を作り、流しています。

見学させていただく中で、自園でも事情が許せば是非欲しいと思ったものです。
ビオトープの池近くにあった手押しポンプ

山羊。雑草対策としても飼われたようですが、人間の思惑通りにはなかなかいかないようです。
でも園児達は喜んで触れあっていました。

薪ストーブ

水車
- 2014/11/11(火) 14:54:48|
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