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園長ブタゴリラ☆ブログ

知能検査

1月に入ってから年長組を対象に一般財団法人田中教育研究所編「TK式田中B式知能検査」の用紙を使い、青組と緑組を交互にしながら行っています。原則5、6人のグループで行います。1回の検査時間は説明等の時間も入れて約40~50分ぐらいです。小学校進学にあたり、人の話をきちんと聞けているか、話すことが理解しているか、姿勢良く聞けているか、鉛筆の持ち方どうかといったこともあわせて観察します。私が園長になってはじめて早10年以上になりますが、毎年行うことでデータもずいぶん蓄積されてきています。それも参考にしながら日々の保育の中で留意することをスタッフに伝えることもあります。
ただ小学校進級以降の追跡調査がないのが残念です。時折卒園生の話を聞くこともありますが、本園の場合は小学校の3、4年以降から学力が後伸びしてくるといった話を良くお聞きします。このブログでも何度か話していますが「教育のやり方に絶対」ということはありませんが、「頭が良い」「知能指数が高い」「幼児期の勉強方法」といった親の関心の高いキーワードについて、毎年こうしたテストをするたびに幼児期には下記のことを十分に行うことが知能検査を行った結果を含めて将来の学力につながるように思います。

①基本的生活習慣の確立すなわち心身の健康(早寝早起き、睡眠等)に留意する。
②食生活を大事にする。
③遊ぶ(勉強する)時間を十分にとる。特に友達と遊ぶといった集団のなかでしかできない人間関係を学ぶ。
④自由な環境の中で自ら体験したり、考えたりする経験をする。
⑤自然の中で五感を使って遊ぶ。

また小学校以降は「毎日の生活の中で、帰宅後、必ず短時間でも良いので毎日机に向かう習慣をつける」ことが大事だと思います。これには親の協力が必要だと思います。特に低学年のうちにそうしたことの習慣づけをしておき、当初は予習よりも復習に力を入れて、学校での学習がわからないままにしておかないことが大切です。
高校までの学力でしたら「良く自分は頭が悪いからできない」とかいう学生がいますが、そうではなくて勉強をしたかどうかだけの問題で、頭の良し悪しは全く関係ないと思います。もちろん要領の良さとか集中力とかの個人差は多少あるかもしれませんが、「勉強(成績)は努力の結果で、裏切りません」基礎学力は小学校、中学校と積み重ねなので、砂上の楼閣にならないように、気を付けて欲しいと思います。

知能検査の内容も文字や数の概念が出てきますが、基本である「数える」(遊び等経験の中で数える)「文字は最初は耳で聞いて覚える」(遊びの中で文字を書く、文字を知る、絵本の読み聞かせ)といった内容を問い、また自らが生活の経験を通して知ることを問う内容もあります。

園児は勉強する事が大好きです。机上の上でしかできない勉強、屋外でしかできない勉強、友達とかかわること(集団)でしか学べない勉強等色々な勉強があります。大人の狭義の意味での「勉強」と「遊び」をわけて欲しくないと思います。大人はとかく、このような形で机に向かっている時間を勉強ととらえがちです。それは小学校以降の感覚でとらえがちだからです。でもこれもいうなれば遊びの時間です。ただ机でしかできない遊びや机をつかわないとできない遊びもあることを知ったり経験したりすることもとても大事です。

知能検査をやり終えた後に子ども達に感想を聞くと「楽しかった、面白かった、またやりたいと」いった話をしてくれる子ども達が多いようです。
普段は「園長ブタゴリラ」と呼ばれ、毎度のことながら園長としての威厳もあまりなく、揶揄されることも多いのですが、この時間だけは幾分緊張気味にきちんと姿勢を正して、「園長先生」と呼ばれる唯一の時間かも知れません。
来月からは年長組の希望の保護者を対象に一般財団法人田中教育研究所編「TK式幼児用親子関係検査」の用紙を使い、小学校入学を前に親が我が子に対する態度を客観的に知る事で、すばらしい親子関係が築きあげることを目的に検査を行います。知能検査の結果と親子関係検査の結果をあわせて、3月に希望者を対象に限られた短い時間ですが、私と面談を行う予定です。

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  1. 2014/01/24(金) 00:58:58|
  2. 保育のひとこま
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