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園長ブタゴリラ☆ブログ

土粘土と遊ぶ

久しぶりのブログになりました。
昨日は底冷えのする寒い1日でしたが、自由遊びの時に滝の水を出して嬉々と遊んでいる園児達の姿を見ながら、寒中修行でもいかがでしょうかと思わず声をかけたくなります。
今日は昨日とうって変わって日ざしもあり、日中の気温も幾分あがるようです。ぬけるような青空がまぶしいくらいです。
ご紹介する記事は先週⒑日(金)に年長2クラスが土粘土を体験した様子です。
この企画は千葉明徳短期大学「明徳あそぼうカー」の土粘土プログラムで実現しました。
車に土粘土300kgを積んで担当の先生と運転手役の先生二人が来園してくださり、学生さんのサポートとともに土粘土を子どもたちに体験してもらう取り組みです。常日頃から忙しい保育現場ではなかなかこうしたダイナミックな企画はできません。保育でも粘土は使いますが、机上で油粘土、紙粘土や小麦粉粘土を手先で使うのが一般的です。今回は自然素材の土粘土(陶芸用土粘土)を身体を使って丸ごと楽しむものです。土粘土は本園の園庭でも園児達が地面を掘りながら見つけては遊びに取り入れ楽しんでいますが、微々たる量です。
それでは早速ご紹介したいと思います。

当日午前9時過ぎに正面玄関に現れた1台のワゴン車、車のボデイにペイントされた絵柄が目を惹きます。車はマニアにとっては貴重な垂涎な車だそうです。車に疎くて名称は忘れてしまいました、ごめんなさい。
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遊戯室に広大なシートが敷かれ、300kgの土粘土が次々に運ばれます。
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準備が整い、園児たちが集まり、早速始まります。
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講師のH先生は大学では児童文化がご専門ですが、美術、造形や工芸を含めた子どもの遊びを広い視野で見つめながら、保育の中にある有形向けの文化について研究されています。今回初めてお会いしましたが、情熱的な方で子どもの遊びの文化を大事にされていて、子どもを大人の従属者として捉えれるのではなく、尊重している姿に敬意を表します。
日本の美術教育でありがちな出来栄えだけの評価ではなく、その過程をとても大事にされています。今の幼児教育のあり方について意見を交わしたりまたイタリアのレジョ・エミリアの美術教育についての話でも盛り上がりました。今回の学びでも子どもたちと同じ視線に立たれ、いつのまにか子どもたちの中に入り、ともに楽しみながら温かな目で子どもたちの活動をさりげなくほめ、意欲を引き出す接し方に私も魅了されました。

はじめに園児ひとりに2,5㎏の土粘土の塊を渡します。
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固い土粘土を身体を使って柔らかくするところから始まります。こうした事を通して素材とかかわりながら、自然素材の特性を五感で実感します。秤を持ってきてくださったので、子ども達の前で実際に測り確かめさせます。
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素材について子ども達にも投げかけていました。子ども達が不思議に思うことや感じたことを聞き出したりしながら、興味や関心を持たせていく事も大事です。
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後方にはサポートしてくれる学生さん達や卒園記念アルバムの取材で来園してくれたカメラマンの保護者の方もいらっやいます。知人の園長先生も見学に来てくれ、大変興味を持たれ、自園でもやりたいと話していました。
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土粘土と楽しむ様子
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最初に手渡された細長い筒状の土粘土を四角い形にしてサイコロ状に形成します。
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思い思いに楽しんでいました。
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今度は自分たちで自由に形を変えて遊びます。伸ばしたり広げたりと土粘土の特性を楽しむように身体全体を使って親しみます。
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最初に手渡された筒状の固まった土粘土も広げて伸ばした土粘土も、形状を変えても重さは変わらないことを秤を使って確かめます。こうした経験も科学的な目を広げる大事な学びです。
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素材と親しんだ後は思い思いに色々な作品作りに取り組みます。
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また一人2本(5㎏)に増やし、色々な造形物を作っていきま。最初から2本とも渡さないところが大事です。先ずは土粘土そのものの素材と十分親しむことが、後の学びを展開するうえで大事です。
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友達と共同で作品を作り上げていく子どもたちもいました。約2時間近く楽しませてもらいました。
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様々な作品です。冒頭話したように出来映えもさることながら、その過程が大事です。
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最後に子ども達からお礼に先月の音楽発表会で歌ったゆずの「スマイル」を歌いました。
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自然素材の土粘土(陶芸用土粘土)は日本のどこにもありますが、こうした形で子ども達が親しみ、取り組める経験はそうそうありません。自戒を含めて保育者はともすればとかく小手先だけの保育をしがちです。でも時にはこのように五感を使い全身で取り組める保育プログラムに目を向けることが大事だと、今日の保育活動を見ながら改めて思いました。幼児期からそうした経験を積み重ねることで、手先を使って器用に日本が誇れる四季の美意識を生かした様々な美術工芸作品が生まれる素地になると思います。
以前は子ども達の生活の中に「遊びの文化」があり、知らず知らずのうちに五感を使って遊びの中で無理なく自然と育むことができました。
現在はご承知のようにそうしたことはできにくいのが現状です。だからこそ幼稚園や保育園での教育が以前にもまして重要であり、幼児期に育める学びを精査しながら、考えていく事が大切です。
土粘土に限らず、家庭ではできない幼児の体験プログラムを用意した体験型の博物館も増えています。
幼児期に自らが考えながら様々な経験を通して学べることの大事さを見つめていきたいと思います。

プログラム終了後は大学の先生二人と私と副園長と知人の園長先生5人で食事をしながら、今日のプログラムの総括や幼児教育等で盛り上がりました。
来年以降も機会があれば是非継続をお願いしたいと考えています。今日は1日どうもありがとうございました。
  1. 2014/01/16(木) 09:07:44|
  2. 幼児が学ぶ大切なもの~事例から~
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