先週2日(金)は船橋市内で午後からふたつ研修があり、取材を兼ねて参加しました。ひとつは教員対象の「保育記録の取り方」、もうひとつは幼稚園の後継者(次期園長・理事長)を対象とした後継者講座で「労働法について」です。特に後者は今後の幼稚園を経営していくうえで、とても大事なことです。最近「ブラック企業」という言葉で劣悪な労働条件等の企業を指していますが、幼稚園も労働条件は欠して恵まれてるとは言い難い面があります。このブログでもお話したことがあります。労働法では週40時間労働、1日8時間で1時間休憩が原則ですが、例えば幼稚園では午前8時から出勤して受け入れの準備をして午前8時30分に園児が登園してから最後の園児たちが15時に降園して、帰りの片付けや翌日の準備や打ち合わせ、教材研究まで全く休憩すら取ることができません。仮に午後5時までとしても連続9時間の勤務です。普通の民間会社ですと昼食時に休憩がありますが、園児たちと一緒に食事をしますので、とても休憩とは言えませんし、ゆっくり食べている余裕はありません。
でもこうしたことはどの幼稚園でも日常のありふれた光景です。そのためほとんどの幼稚園で1年間の変形労働制のシステムをとっています。そうした中、経営者側(理事長・園長)が職場環境を含めて教職員の労働条件について社会保険労務士の先生を講師に勉強していくのがねらいです。
幼稚園教諭の求人が厳しさを増す中で、少しでも良い先生と縁を持ちたいと考えた時に、やはり職場環境もとても大事なことだと思います。もっともこうした研修会に参加する幼稚園はまだ良いのですが。幼稚園もやはり自ら自浄作用しないと信用をなくすことになりかねません。
今週は金曜日まで休むことなく研修で、都内と群馬に泊まりがけの研修も2回あるため、ブログもほとんど更新できないと思いますがご寛容ください。私はいまだに旧式の携帯電話(俗にいうガラ携)のため、その場で写真を撮影して記事を書いて、ブログに直接送信できません。
そろそろ買い替えと思いながらも、今ひとつ踏み切れません。携帯電話も園長になり立場上もあり、ようやく購入した始末です。いまだアナログのほうが好きなところがあるのも否めません。
- 2013/08/04(日) 23:51:26|
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