秋晴れの下、芋ほり遠足を行うことが出来ました。今日は青、黄、桃2組です。緑、赤、桃1組は明後日28日(金)に行います。5月に年長組でさつま芋の苗を植えてくれただけに、年長組にとっては思い入れもあるかもしれません。
一度園に集まり、出欠をとり「でぶいもちゃん ちびいもちゃん」の歌を歌い、見送ってくれた保護者に別れをつげ、園バスで15分ぐらいの大篠塚にある園でお借りしている畑近くまで行きます。わざと直接畑まで行かず、途中で降りて、雑木林の道を歩きながら秋の風景を楽しみます。
今年は年少は3株、年中と年長は4株掘りました。年少(3歳児)は個人差はありますが、それぞれの子どもさんなりに頑張って掘っていたようです。ただ大人の思惑と違い,さつま芋に対する愛着も様々で、食べれるかどうか難しい細い小指のような芋でも「ちびいもちゃんみたい」と大事そうに袋に入れたり、2、3本掘り終えたら満足してお終いにする子どもさんがいる反面、越境して掘ろうとする子どもさんもいて、話をすると「だっておかあさんからたくさん掘ってきてといわれたから、たくさん掘るんだ」と答えたり、あちらこちらで子どもらしい行状を見るにつけ、ついつい笑みが浮かびます。掘り終えた後、手を洗ってから、自分たちが掘った芋の中で一番気にいった芋を持ってクラスごとに畑で記念撮影をしました。その後年中、年長は昼食場所の山王公園まで徒歩で約30分かけて歩いていきます。文字通り「遠くまで足で歩いていく」すなわち「遠足」ですね。年少組はさすがに公園で遊ぶことを考慮し、園バスを使います。
山王公園で昼食を挟んで思い思いに遊んだ後、園バスで園に戻り解散しました。秋の風景の中で五感を使いながらそれぞれの子どもさんなりに友達と一緒に楽しんでいる風景を見ながら、自然の中で伸びやかに過ごす環境の大切を改めて教えてもらいました。「人間も自然の一部」という言葉の重みと幼児期にそうした環境の中で過ごすことで感性を育み、大人になった時に地球環境にも理解しうる育ちのひとつになるのではないかと考えています。
畑をとおり雑木林を抜けて行きます。途中、秋の風景に出会うたびに寄り道をしながら楽しみました。(桃2組の様子から)
どんな野菜になるのか観察しました。今はお店で売られている野菜しか見る機会がないので、貴重な経験です。

途中の道でいがのついた栗(中味はなくいがだけ)が落ちていました。皆でいがを触ったり、足で触れたりして栗を楽しんだようです。


もうすぐ目的地の畑に到着です。気持ちの良い秋のひと時です。

青組、黄組の芋掘りの様子から。ライン用石灰(通常の石灰は目に入った時など危ないので、本園では10年以上前から安全性の高いスポーツ用の炭酸カルシウムの石灰を使用しています)で掘る範囲をわかるようにします。
最初に簡単な説明をします。


桃2組の芋掘り風景

素手で掘ることも大事な学びです。


3つたらいを用意しておき、順番を書いて一番始めに洗うたらいから最後のすすぎまで順番に洗うことを話します。

本園の教育方針に賛同して、心良く畑を貸してくださっている篤農家の方のおじいさん、おばあさんに園を代表して青組の男女2名の園児が花篭と獲れたてのさつま芋を持って、お礼のご挨拶にお邪魔しました。選考理由は翌月の誕生月生まれで、当初は10月も考慮したのですが、たくさんいて車の乗車人数等のこともあり、11月は丁度男女ペアを考慮しました。
- 2011/10/26(水) 23:59:19|
- 行事
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0