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園長ブタゴリラ☆ブログ

音楽劇発表会にむけて

先週ぐらいからインフルエンザが流行ってきたようです。今日現在小園でインフルエンザで休んでいる子どもさんはいませんが、学区の小学校でも流行ってきているようなので、兄弟から感染することもありますので、うがいや手洗い等の基本的生活習慣をきちんと行うことが大事です。

小園は雨天等以外は毎日必ず外で遊ぶ時間があり、保育室も園児が外で自由に遊んでいる時間は窓を開けて空気の換気をしたりしています。また朝の体操後に保育室に入る際は子ども達が手洗い、うがいをきちんとできているかどうか見守っています。そのせいかどうかわかりませんが、比較的風邪やインフルエンザに罹る子どもが少ないといわれています。
心身の健康や体力をつけるというと直ぐに教科的な運動やこの時季ですとマラソン大会や縄跳び大会といったことを考えがちですが、一番大事なことは身体を動かす楽しさを遊びを通して自ら学んでいくことが幼児期にはもっとも大事なことだと考えています。なわとびも出していますが、子ども達自身で教えあったり、上手に飛べる子どもが教えてあげたり、先生と子ども達で長縄で楽しんだりしています。マラソン大会をしなくても園庭を縦横無尽に走っています。そもそも園児達は園庭で遊んでいて移動する時に大人とちがってあまり歩いていません。大体走って動いています。
凍えるような日でも園庭で所狭しと遊んでいる姿を見ていると、子どもにとって「遊び」がいかに心身を育むうえで大事なものかがよくわかります。

2月末の音楽劇遊びに向けて、クラスごとにぼちぼち取り組みはじめましたが、日々の普段の保育の中での積み重ねがないとなかなかできない内容です。特に年長や年中は自分達でテーマから動きや台詞まで創作しながら作り上げていきます。それには日々の遊びを通した経験から知的好奇心を始め様々な学びがいかされているからです。
またクラスの中で話し合うということは日頃から友達同士で交流しないと話し合いが成り立ちません。自分の考えを相手に伝えたり、友達の考えを聞いたりしながら、折り合いをつけていくことも、常日頃から自由な環境の中でお互いに遊びながら、相手の気持ちをよみとったりすることで、相手の立場(気持ち)を考えることを学びます。

幼児期はいくら先生が言葉だけで「仲良くしましょう。相手の気持ちを考えましょう」と話しても、付け焼刃にしかすぎません。仮にそういう風に物分りよくしていると大人の目からみえたら、それは言われたからしているだけで自律の視点でみると、どうかなと思います。何故なら幼児期は実際に経験しながら学んでいくからです。家庭を離れて初めての社会集団の中で、お互いに気持ちをぶつけあいながら、学んでいきます。そうすることで家庭では学べない友達と遊ぶ楽しさや自分の気持ちがわかってくれる友達という存在の良さに気づき、仲良くなります。全ては経験からしか学べません。特に友達と自由に遊ぶことが大事です。

今は親や社会が幼児期にそうした経験をさせたがらないので、以前では考えられない事象が出て、社会問題になっているのは周知のとおりです。幼児期を逃すと小学校や中学校に行ってからではそうした時間をつくるのが難しい場合があります。それぞれの年齢に応じた学びがあるからです。
劇遊びを通して友達と考えたり工夫したり、皆でひとつの作品を作り上げる楽しさや素晴らしさも学んで欲しいと願っています。2月26日の音楽劇発表会までにこのブログでも時折取りあげたいと思います。

青組 話し合いの様子  自分の考えを話したり、友達の考えを聞く
DSC00503青2

DSC00506青

緑組 表現を考える
DSC00508緑2

表現を見せ合う
DSC00509緑

園庭の堆肥場にある木で緑組の何人かの男の子達が劇の動物役で木に登る動物を演じるので、木登りをしながら動きを見せてくれました。なかなか上手です。
P1030182木登り
  1. 2011/01/24(月) 23:40:32|
  2. 保育のひとこま
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