今年度も2回入園説明会を実施しました。
内容については主に下記の点をお話しさせていただき、それにこのブログで補足させていただきます。
説明会冒頭に実際の園児達の様子をプロモーションビデオで5分程度ご覧いただいたうえで、約1時間程度説明させていただきました。やはり一番大事なのは教育内容ですので、園の教育への思いを主にお話しさせていただきました。
また入園するのは保護者ではなく園児ですので、園の選択のひとつとして、子どもさんが選ぶのもありという話もしました。保護者の皆さんが思っている以上に、子どもさんはそうした力を持っています。
・入園の選択として、子どもに選ばせてあげるのもひとつの方法。将来、子どもが親に「なんで○○幼稚園に入園したの」と聞かれたときに、保護者は我が子に「あなたが選んだのよ」と答えたら、子どもは嬉しいし信頼してくれた親を誇りに思います。本園でも毎年子どもさん自らが選んでくる家庭が少なからずいらっしゃいます。 「幼稚園は子どもがはじめて出会う学校です」
・本園の概要説明。
現在、園児118名6クラスのこじんまりとした園ですが、園長1名、副園長1名、主任保育教諭2名、本務保育教諭14名、兼務教諭(パート)7名、教育補助者2名、事務員2名、園バス運転手2名、用務員2名の全部33名の教職員また外部委託として音楽講師(リトミック)1名、スクールカウンセラー(臨床発達心理士)1名の手厚い体制で運営をしており、また全教職員が全園児を知り、全園児も全教職員を知っている家庭のような温かな雰囲気の中で保育ができる環境。
・幼稚園は小学校と違い、保護者の皆さんが考えている以上に幼稚園教育要領に基づいてはいるが、教育方針は本当に様々なので、見学して判断することを勧めます。入園の選択として、子どもに選ばせてあげるのもひとつの方法。
・幼稚園で子どもに何を教えてくれるかではなく、子どもがその幼稚園(環境)の中で自発的に何を学ぶことができるかという視点。
・家庭や習い事ではできない幼稚園としての幼児教育を大事にする。
・子どもの活動(時間)に無駄はないが、園や大人の都合のための教育上あまり意味のない時間はできるかぎりしない。(例えば園バスの乗車時間は原則乗車してから30分以内を基本、現在は1コースのみ45分有)、夏の園服や体操服はなく、普段は私服、式典用に冬用スモッグの園服)2年間ないし3年間園生活の中で考えると実に膨大な時間。そうした前述した時間を考えると、仮に1日15分としても年間保育日数220日×15分×3年間=9,900分 時間にして165時間。 たかが15分されど15分子どもにとっては無駄な時間をなくす。3歳児の子どもさんは体操服に着替えるだけでも15分はかかってしまいます。
・益々人工知能(AI)が発達するからこそ、非認知能力が大切。
・非認知能力は子どもが主体的能動的に遊ぶ中でしか身につかない。また最低1時間以上の連続した友達同士の遊びの中で深く学べていける。「ごっこ遊び」の大切さ。
・子どものすることを大人の価値観で失敗ととらえない、気づかせてあげることで学ぶ、学べた経験として肯定的にとらえる。
・五感を通して学ぶことの大切さ大事さ、園庭の土でも色々な種類の土がある。泥団子に適した土、ままごと用の土、土粘土に適した土等様々である。どんぐりもどんぐりで終わらせずに、これは「しい」「かし」「くぬぎ」といった種類をきちんと調べて、学ぶ過程が大事。NEO図鑑(小学館)を各保育室及び職員室まえの本棚に常備。子どもが直ぐに学べる環境を重視。
・数や文字は先ずは遊びの中で具体的に親しみ気づきながら使う。
但し年長になると具象から抽象へと数や文字のワークを使いながら、小学校教育にむけて気づかせていく。
・初めての集団生活を通して自分が愛されている事を知る大切さ、自己肯定感がないと青少年期で困る。自分を愛することができない、自分を大切にしない人は人(他人)を愛したり大切にすることはできない。
・幼稚園は勉強系やのびのび系また遊び系ととらえるのは無意味。何故なら園児の活動は全てが勉強であり遊びで、表裏一体で机でしかできない遊びや園庭でしかできない勉強がある。学ぶ事が好きな子どもになってほしい。
・母国語(国語)教育の大切さ。国語は全ての教科の基礎。論理的思考は母国語で考えて話し伝える。英語はあくまでも手段のひとつ。スマホでは翻訳機能で不自由はしない、でも会話の内容は母国語で考える。SNSの発達で国語力が落ちている。
・質の高いおもちゃや本が子どもにとってとても大事なこと、園庭遊具やおもちゃは木製品を重視している。木育の大切さ。
・3歳から5歳の幼児期ははじめて家庭を離れ、自ら色々なことに興味を持ったり、友達と一緒に過ごす楽しさを知る、人生の中で黄金期にも例えられる素晴らしい時期だけに、その時間を過ごす幼稚園を丁寧に選んで欲しい。園生活をするのは保護者ではなく、子ども本人。そのためにも幼稚園は我が子が生活するという視点が大切であり、子どもが自身が選ぶことも選択肢のひとつ。
先日、今年も佐倉市菊花愛好会の方が菊を持参してくれました。深まりゆく「秋」を感じます。
- 2023/10/30(月) 08:41:08|
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今日は木曜日、金曜日に予定している芋ほり遠足の先陣として藤組(満3歳児)7名で芋ほりに行きました。年少、年中や年長の遠足と違い山王公園では遊ばずに、芋ほりだけを楽しみました。
子ども達も意欲満々で個人差はあるにしても、、各自それぞれの子どもさんなりに一生懸命土の中から芋を見つけていたようです。
今年の夏は暑かったせいか、芋も例年にくらべて深く入っているようです。
小さい芋を見つけて赤ちゃんみたいと見せてくれる子どももいました。
秋日和の中で心地よい時間を楽しむことができました。
スタッフ5名(園長含)が同行しました。


冬に収穫予定している大根と人参も順調に育っているようです。



たくさん芋も掘れ、重くて持てないために、引っ張っていきました。



トンボも遊びに来てくれたようです。のどかなゆったりとした時間が過ぎていきました。

畑は大篠塚の佐倉南図書館近くにあり、園から車で約15分ぐらいです。
- 2023/10/24(火) 23:34:02|
- 園外保育
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先日、歌手の谷村新司さんが亡くなられました。謹んで哀悼の意を表します。
谷村新司さん個人はもとより「アリス」というバンドのボーカルとして強く印象があります。青春時代の思い出深いグループです。恋心を抱いた女性がアリスが好きでツアーの追っかけにはまり、アリスの魅力を聞かされるたびに、当初はきっかけ作りに聞いていた幾分不純な動機でしたが、聞いているうちに段々魅入っていきました。
「いい日旅立ち」は鉄道好きな私には旅の後押しをしてくれる名曲でした。また文化放送の深夜番組「セイヤング」も好きで、特に「天才・秀才・バカ」のコーナーは受験勉強の合間の楽しみでした。今の時代なら絶対オンエアできないと思います。
訃報を聞いてから、しばらくは毎晩数々の曲を聞きながら、しばし感傷にひたる時間が過ぎていきました。
今年1月末に亡くなられたロックバンド「シーナ&ロケット」の鮎川誠氏の訃報もショックでしたが、古くはRCサクションの故忌野清志郎氏といい、また青春時代の思い出がひとつ過ぎ去っていきます。
この季節、故谷村新司氏が作詞した「君のひとみは10000ボルト」の 歌詞にちなんで、園庭に咲く金木犀の写真を掲げ偲びます。
- 2023/10/23(月) 23:50:25|
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秋日和の中、無事に大運動会を終えることができました。感染予防のために2部制にしましたが、やはり駐車場の入れ替えのこともありましたが、時間的に厳しい中での運営になりましたが、ご理解とご協力に感謝いたします。
また最後まで温かな応援で子ども達を勇気づけてくださったことにも感謝いたします。
子どもさんによっては普段の練習と違った様子の子どもさんも見られましたが、長い目で見ていただければありがたいです。
他の子どもさんと比較するのではなく、我が子を信じて見守って欲しいと思います。
運動会の過程を通して、それぞれの子どもさんなりに成長してくれたことと信じます。
来週からは秋の芋ほり遠足、ハロウィン、11月のオータムフェスタ、12月の音楽発表会と楽しいイベントが続きます。
実りの秋同様、子ども達の心身も実るようにともに園生活を過ごしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

創立以来、毎年種目のとりを務める「旗体操」、今年も青と白の旗が秋空に翻りました。来年は60回を迎えます。


お手伝いにおやじの会OBの3人のおとうさん、高校生5名、教育実習をした学生3名また今年3月に退職したS先生も応援に来てくれました。昼食後、本務教員と一緒に皆さんで記念撮影をしました。
- 2023/10/21(土) 17:01:17|
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