暖かな日が続きます。
無事に音楽劇発表会を終えましたが、時々園児達から「お菓子美味しかった」と言われると、嬉しいですね。
毎年、クラスのテーマにそったお菓子を見つけることだけが私の唯一の仕事です。以前このブログで話したとおりですが、毎年新しい出会いと発見があります。
また家族経営やこじんまりとした地域の中で良心的に信用第一に商売をされているお店に出会うと勇気づけられます。地域の中で商売を続けていくには信用しかありません。
今回の横浜市の和菓子屋さんも印象深いですし、岐阜県大垣市の和菓子屋さんの千錦玉の手法も初めて知りました。京都の和菓子屋さんも時季外れでしたが、てるてる坊主の絵柄を作ってくれました。以前偶然そのお店で和菓子体験をした時に、教えてくれた和菓子職人さんの和菓子愛の印象が深かっただけに、思わぬ引き合わせを喜んでいます。
訪問した熱海市の2軒の羊羹屋さんも立地が隣り合わせで、互いに老舗でありながら、お店のそれぞれのやり方の違いは興味深いものがありました。深海クッキーも材料へのこだわりやアレルギー対応また生き物達への愛がクッキー作りの礎になり、美味しいクッキーが生まれるように思います。
洋菓子ももちろんですが、日本風土に根差した日本文化が誇れる和菓子もこれからも頑張って欲しいと願わずにいられません。
そんな思いも込めて、今年の劇のテーマにちなんだお菓子をご紹介します。

・『ふしぎな きのみの おはなし』 赤組
岐阜県大垣市 対面販売のみ。「みずのいろ」という名前で、千錦玉という手法で作っています。
「四季折々の景色を映す、みずのいろ。美濃の彩りと味わいで新しく。水の都・大垣で、豊かに湧き出ずる水とともにお菓子づくりを行ってきたつちやが四季折々の景色を映す、水のひとしずくに見立ててつくり上げた、みずのいろ。
干錦玉という伝統的な和菓子を、極限までの薄さに仕上げた繊細なお菓子です。
(中略)
しろ 養老・玉泉堂酒造の「美濃菊 貴醸梅酒」 しろは園児は見るだけで食していません。
あか ローズヒップと岐阜県産いちごの自家製ジャム
だいだい 無農薬栽培の南濃みかんの果汁と果皮
きいろ 関市・上之保産の無農薬栽培のゆず
みどり ミントと揖斐・瑞草園の緑茶
あお バタフライピーと垂井町・春日養蜂場のはちみつ」
お店HPより引用。
・『もりの おじぞうさま』 黄組
横浜市保土ヶ谷区にある和菓子屋 「境木 おじぞうさん もなか」
「当店のある境木のシンボル的史跡、境木地蔵尊にちなんだ最中です。
お地蔵さんの姿をあしらった皮の中には、備中産大納言を使った小倉あん・栗入りの白あんの2種類があり、それぞれにぎゅうひの入った、あっさりした甘さの和菓子です。金運、商売繁盛など、様々に伝わる御利益が、お客様にもたらされることを祈念して創りました」お店HPより引用。
・『おてらの おはなし』 桃1組・桃2組
京都府京都市 削ぎ種煎餅製「てるてる坊主」
・『せいりゅうと しゅりゅうの おはなし』 緑組
静岡県熱海市「赤白二龍(せきびゃくにりゅう)」
「強運・天下獲りの神様である伊豆山神社ゆかりの羊羹。
数量限定生産の桜と小豆の羊羹。弊社では赤龍を桜羊羹として、白龍を小豆羊羹としておつくり致しました。」お店HPより引用。
静岡県熱海市「一口羊羹」
「本煉羊羹を小さめのサイズにした羊羹。一面だけ乾燥させており、常盤木同様、2つの食感をお楽しみいただけます。」
お店HPより引用。
・『みなもから しんかいへ だいぼうけん』 青組
三重県桑名市「深海クッキー」
「三重県産小麦粉100%使用 あやひかり・くわなもち小麦・ニシノカオリをブレンド
バター 100%国産生乳使用のピュアバターを使用
当店では、卵の使用を一切しておりません。豆乳をベースとした生地に、お豆のアイシングを施しました。
着色について
主に野菜パウダーやフルーツパウダー、食材類、天然由来色素を使って色と味を出しています。クッキーによってそれぞれのフレーバーをお楽しみいただけます。
岩戸の塩を使用」お店HPより引用。
- 2023/02/28(火) 23:44:55|
- 保育のひとこま
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今日は北風が吹く肌寒い一日でした。
道路側に面した柵の塗装工事と園庭の樹木の搬入に立ち会いました。
「三寒四温」の言葉ではありませんが、寒くなったり暖かくなったりする中で、「春」を待ち焦がれます。
春は別れと出会いの季節です。年長組も3月18日(土)が卒園式ですから、残り1か月をきりました。音楽劇が終わり、3月はお別れ遠足やお楽しみ会等の行事も予定していますが、残り少ない園生活の中で、普段から慣れて親しんできた園庭で友達同士でたくさん遊んで欲しいと願っています。
園庭の菜園に蒔いた菜の花も咲き始めました。
- 2023/02/26(日) 15:03:32|
- 幼稚園の風景
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無事に音楽劇を終えることができました。残念なことは各学年にお休みの子どもがいたことです。
本来であれば、年少(3歳児)、年中(4歳児)、5歳児(年長)の各学年をそれぞれご覧いただけると年齢の違いがわかるのですが、感染予防対策のために、各学年ごとの入れ替え制にさせていただきました。運営へのご理解とご協力に感謝いたします。
また子ども達の演技を温かく見守り、応援してくださり、重ねて深謝申し上げます。
実際に演技する園児達の気持ちを考えると、練習を含め常日頃から親しんだ遊戯室で行うことが一番良いと思います。
年少組は練習の時と雰囲気が違うことで、いつもとは少し様子が違った子どもさんも多少見受けれましたが、これも成長過程のひとつとして、長い目で温かく見守っていただければありがたいです。
劇で使用した曲はエンディングをはじめ効果音を含めて全て劇中の子ども達の表現するイメージに合わせるため、園独自のオリジナルの曲です。副園長が作曲しました。(年少組のてるてる坊主のわらべ歌を除く)
またエンディングの曲は作曲は本園の副園長(兼音楽専任講師)、作詞はクラス担任と副園長が担当しました。
作詞した各クラス担任の子ども達への思いも込められ、特に年長組は3月に卒園する子ども達がこれからも大事にして欲しい気持ちを歌詞に託しています。
ご覧いただいたように、子どもたちが楽しそうに演じている姿をみていただけたことと思います。そこには先生からやらされているのではなく、自分たちの劇という思いがあるからです。劇を通して学ぶことが楽しくなり、楽しくなるからまた学ぶという良き流れができてきます。本来勉強とは自らが学ぶもので、他人からやらされたりするものではありません。
これからも「自ら学び、学習できる力を育める幼稚園」として、狭義の「勉強」ではなく、幼児期
の意味での勉強が育める園を目指していきたい思います
今年の劇をご覧いただき、お気づきの点など教えていただければ嬉しく思います。そうした建設的な意見をいただけることは、幼稚園への応援メッセージであると、いつも前向きに考えていますので、是非ともクラス担任あてに感想等を教えていただければ嬉しく思います。
壁面はそれぞれのクラスのテーマをちりばめました。
- 2023/02/25(土) 15:22:40|
- 行事
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いよいよ明日は令和4年度音楽劇発表会です。設営準備も終えて後は明日を待つばかりです。
後はそれぞれの子どもさんなりに演じて歌ってくれたら何よりです。
特に年長組は幼稚園で最後の舞台だけに全員での参加を祈っています。
- 2023/02/24(金) 19:14:58|
- その他
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こんにちは。
鬼ヶ島太郎です。節分から間もなく3週間になりますが、月日の経つのは早いものです。
今年も園児達とスタッフの頑張りに負けてしまいました。ブタゴリラ園長と新入り1年目の男性保育教諭は、鬼が怖くて休んだのは論外だが、子どもと女性の力は素晴らしいと改めて感じています。
聞けば、近く音楽劇発表会があると聞いたので、今回の乗っ取りに参加した鬼たち一同で、勇気ある園児達に敬意を表して鬼ヶ島から劇で頑張るように子ども達にエールを送ったが、届いたかな。
そんな子ども達がいる幼稚園だからこそ、益々欲しくなるのは必定です。来年の節分(2月3日)は土曜日なので、平日だとなかなか仕事の関係で休めない鬼達も大挙して乗っ取りに参加するだろう。「来年のことを話すと鬼が笑う」というが、鬼だからいいだろう。(笑)楽しみだ。ブタゴリラ園長、首を洗って待っておくように。
最後に今回参加した鬼達を紹介しておこう。
おにすけ
過去にも何回も参加している鬼ヶ島消防署勤務の鬼です。今年も身体能力の高さを見せてくれました。レスキュ―でも活躍していることと思います。来年もお待ちしています。


おっきー
今年デビューとは思えない、芸達者な一面を見せてくれました。来年もお待ちしています。


おにきち
鬼ヶ島小学校に勤務している鬼で、初参加です。長身で迫力もありました。来年もお待ちしています。


おにやまとーこ
初参加ですが、子ども達を楽しませてくれました。来年も待ちしています。


おにブル
毎年参加してくれる常連の鬼です。怖そうな鬼に見えますが、実は優しい一面もある鬼です。来年もすでに勝手にメンバーに入れさせていただいています。


おにちゃん
久しぶりの参加です。新しいグッズを身につけて、やる気満々で来てくれました。来年もお待ちしています。


おにがわら
今年初参加です。普段は鬼ヶ島保育園に勤務しています。扇を持って豆を遮ったのは素晴らしい。来年もメンバーに入れています。


おにだるびっしゅ
もう何十年も参加してくれている古参の鬼で、子分のリーダー格です。鬼ヶ島球団で野球をしています。2月3日は乗っ取りのために有給休暇と誰もが周知しているようです。そろそろ春のキャンプインで、今シーズンも活躍が期待されます。
いつか念願を叶えて、鬼ヶ島幼稚園にして美酒で乾杯しましょう。


おにがしまたろう
ご存知鬼ヶ島幼稚園の園長で、毎年子ども達を泣かせることを人生の楽しみにしている極悪非道の鬼です。唯一怖いのはパートナーの鬼嫁です。自宅に戻るといつも神経を張り詰めて、ご機嫌伺いに余念がありません。「はい」「わかりました」「もっともです」この3つの言葉を呪文のように唱えています。

- 2023/02/23(木) 16:18:34|
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いつの間にか職員室の廊下前に、鬼達から今週25日(土)の音楽劇発表会に向けて演じる園児達に激励のエールを
節分時の写真とともに送ったようです。
不覚にも乗っ取りは失敗に終わりましたが、園児達の勇気と頑張る負けない心にはいたく感動して、今回の劇も楽しんで欲しいと
いう応援メッセージなようです。
早速、子ども達が目ざとく見つけて喜んでいたようです。

- 2023/02/22(水) 20:25:19|
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春一番を思わせるような強風が吹き荒れましたが、暖かな春到来を思わせる1日でした。
横浜市にある和菓子屋さんに劇のテーマにちなんだお菓子を買いに独り電車で行きました。以前このブログでも紹介した「休日おでかけパス」を使います。当初はパートナー(副園長)も車なら行こうかなと話していましたが、休日に横浜方面に行くのは渋滞のリスクもあるので勘弁して欲しいと話したら、おひとりで楽しんできてとのことです。
目的のお店はJR佐倉から横須賀線快速で目的地の東戸塚駅まで乗り換えなしで約1時間40分ぐらいです。駅からは横浜市営バスもありますが、徒歩約20分ぐらいで旧東海道筋にあります。
無事に手配して、家人にはお土産の和菓子を買い求めて家路につきました。独りで外出した時は必ずスイーツを買い、ご機嫌伺いは欠かせません。(笑)
これですべてのクラスの劇のテーマにちなんだお菓子の手配が終わりました。後は商品の到着を待つだけです。今回は赤組だけはさすがに遠すぎて(岐阜県大垣市)、たまたま大学時代の友人が近くに住んでおり、対面販売のために手配を頼みました。彼は園長がお菓子の手配までするのかと驚かれたので、園長は他にすることがなくて暇に思われているので頼まれると話したら、笑っていました。
今回は五つのテーマにちなんだお菓子を準備しましたが、ひとつのクラスがクッキーで後は和菓子です。
和菓子は日本の文化のひとつとして、日本の四季にちなんだり、歳時記にあわせたり、また地域に由来した歴史や伝説等から作られたものもあります。
私も以前和菓子作りの体験教室を参加した時に、細やかな豊かな感性のもと、手作業で丁寧に作られることを改めて知り、益々好きになりました。
幼児ですとなかなか和菓子は苦手な子ども達も正直いるかと思いますが、こういうお菓子があることを知ってもらえるだけでも十分です。それが五感を育むきっかけになれば幸いです。
目的の和菓子屋さんまで歩いて行く途中にあるお地蔵さまに、劇の成功を祈りました。なんといっても、テーマがお地蔵様ですから、喜んでくれていることと思います。(笑)

- 2023/02/19(日) 22:41:09|
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昨日、一般社団法人全千葉県私立幼稚園連合会主催の研修が午後4時から幕張メッセのホテルであり、私、副園長、ふたりの主任、1名の副主任、パートリーダ―の5人も参加しました。
ITC化は園により差があり、いまだに事務は紙と鉛筆が主流です。ある意味アナログでデジタルにはまだまだこれからです。民間企業に勤務されている方から見れば、驚かれるかもしれません。
但し、国でもITC化に向けて補助金制度が整備され、助成が始まっています。保育者が保育に専念できる環境面に向けてデジタル化を進めています。
今回講師にお願いした井内先生(北海道恵庭市・恵庭幼稚園園長)の園は事務など業務は完全にITC化され、紙と鉛筆から教職員一人ひとりが園が提供するスマホで情報共有と業務をこなしています。そこに至るまでの過程と状況を講演してくださいました。
あわせてインスタグラムやフェイスブック等の情報発信で園児募集や教職員の求人につなげているとのことです。
但し、その根底には教育は、あくまでもアナログで「水・土・お日さま」を大事にした設定保育ではなく自由遊びを主体とした保育です。知り合ったきっかけも園環境と自由遊びを考える研究会です。
以前、副園長とふたりで園見学をさせていただいたことがありますが、いきいきとした園児達の姿が印象的でした。
私はデジタルの世界には恥ずかしながら疎いのですが、保育者が保育そのものに専念できる職場環境は園児の利益につながることは理解しています。先ずは私を含めた幹部スタッフの意識改革もあり、皆で研修を受けました。
若い世代は長い文章は読まず、写真と短文にしないと読まないそうです。このブログもある意味昭和の遺物として唯我独尊のもとに輝き、いつしか朽ちていくかもしれません。
来年度から、インスタグラムで「ブタゴリラ」と称して投稿したり、フェイスブックやツイッターでつぶやいていくかもしれません。(笑)
日も少しづつ伸びて、「春」も近づいているようです。
菜園にも春の息吹がきこえているようです。


- 2023/02/16(木) 23:37:48|
- 研修
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今日はバレンタインデーですね。心なしかひと頃のような賑わいほどではなく、不況の時世とも相まっているようですが、それでも街を歩くと、売り場では色々なチョコレートが売られています。
パートナーは「あなたは甘いものは控えた方が良いからと」と話し、以前今日の日を話したら「そんなに欲しいの、いい年をして子どもみたい」と逆にご立腹されて以来、「バレンタイン」は禁句です。
園児達の中にはこの日を知っている子ども達もいて、チョコレートを作って私におすそわけをしてくれました。その気持ちが大事だと嬉しい気持ちでご馳走になりました。
私は幼稚園では好きな子どもがいたら、どうやって仲良くなれるかを学ぶことも人間関係の大事な学びだと思います。
ジェンダ―の時代、男女性差なく好きになった人間同士が良い関係を結べるきっかけのひとつとして、この日があっても良いかなと微笑ましく思っています。



- 2023/02/14(火) 18:56:15|
- その他
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今日の午前中、一般社団法人全千葉県私立幼稚園連合会父母の会連合会主催の講演会に、広報委員をしている関係で取材に行きました。
講師は松井和先生です。コロナ禍で3年開催できませんでしたが、今回久しぶりの対面での講演会になり、幕張メッセのホテルに約150人近くの保護者の方や幼稚園関係者が集まり、開催しました。
松居先生は今の現状について国の教育・保育行政を踏まながら、子ども達や子育てしている保護者の視点に立って、時折ユーモア交えながら、お話をされました。
過去の講演の記録も松居先生同意のもとで動画配信されています。ご興味ある方はご覧ください。
教育業界(幼稚園・保育園・小学校)の人材不足とそれによる質の低下は現場の先生達誰もが危惧しています。待遇や多忙な現場での過重労働はもちろんですが、経済重視面からの待機児童の要望や子育てしていく中での保護者の負担感や不安感また生活面の安心感を具体的に政策として出さない限り、こうした問題は解決せず先送りされるだけです。
氏の視点はそうした問題にも深く目を向けられているだけに、とても興味深い講演内容でした。
「親が子育てをしながら、子どもを通して親も人間として子ども共に成長していく」という言葉は、正鵠だと思います。
私自身、我が子の子育てを通して学ぶことは多く、今は逆に叱られながら、素直に「はい、はい」と「老いては子に従う」という気持ちで、甘受しています。
「子育てをしていく中で、最後は祈るしかない」という言葉もその通りだと思います。子育てする中で、親としてこれ以上できない時は後は祈りながら、誰のせいにするのではなく、見守り責任を取るしかありません。
それだけに、子育て中の保護者が前述した負担感、不安感や孤立感が少しでも払拭されるような役割を園も一緒に考えていくことが大切です。
来年度から子育て支援事業「のびのびすくすく」も装いも新たにスタートし、別棟の保育センターを使用して、5月開所に向けて準備中です。
今日の講演会には来年度から子育て支援事業を担当するK先生にも参加してもらいました。
- 2023/02/13(月) 23:59:49|
- 子育て支援
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