今日から通常保育に戻りました。朝の体操の後は、全組でかけっこ(徒競走)をしました。
運動会の練習は今日が初めてですが、園児達も楽しそうに走っていたようです。
先生の笛を吹く合図でゴールテープの先で待っている担任のところまで約30メートルを走ります。
先ずはまっすぐ走ることを覚えます。
幼児は意外と真っすぐ走ることは大人が考えている以上に難しく、こればかりは何度も走る経験をつみながら、自分の身体で覚えていくしか術はありません。
はじめに年長、年中、年少組と順番に行いました。
年長組になると「一等をとりたい」「勝ちたい」といった競争心が芽ばえ、スタートラインのところでもそうした気持ちが見え隠れする時があります。競争心も大事です。でもそれは他人と競うことよりも自分自身との戦いに心が転じていけるように、運動会という行事をとおして、その気持ちを育てることが大切です。
具体的には「最後まで走りぬく」、「靴が脱げても走る」、「転んでも最後まで独りでも走る」等色々な場面が想定されます。そうした時に自分の心の中で「やめよう」、「あきらめよう」と思うもうひとりの自分の心と戦い、負けないで最後まで走ることです。
そうした子どもの姿を見た時に、大人が安易にかわいそうと駆け寄るのは、折角の機会を失ってしまいます。
その時にどこまで見守りまたはどこで助けるかが、担任として一人ひとりの子どもの心の成長を見ているかを試されます。
その見極めがプロの保育者としての力量です。
もっとも年少組は個人差があるので、先ずはゴールまで走ることだけで十分だと思います。走っていく姿を見るだけで微笑ましいものです。
ゴールのところではクラス担任が待っていて、走り抜けて来た子どもたちひとり一人を受け止めて、これからの行う競技への応援にもなります。
本園が運動会の一番最初の種目にいつも「かけっこ(徒競走)」から始めるのは、「走る(かける)」という全身運動ともうひとつは、頑張って走り抜けてきた園児達に対する担任からの園児達へのエールも意識しています。





年少組の初めてのかけっこです。

- 2021/09/29(水) 11:38:48|
- 保育のひとこま
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爽やかな気持ちの良い秋晴れが続きます。
今日で9月1日から実施していた自由登園を終え、明日からは通常保育に戻ります。もちろん感染リスク等を考慮して欠席される場合は、その旨を欠席される際にお知らせいただければ公欠扱いになりますので、ご心配ないようにしてください。
さて明日からはぼちぼち運動会の練習を始める予定です。
こういう時世の中、運動会を中止したり、名称を変えて保護者参観なしでしたりと色々な運営があるようですが、私は昨年同様
「運動会」として行います。
大人たちも世界的な運動会をしたことですし、いつも我慢して頑張って約束事を守ってきたのは子ども達です。
もちろん従来通りの運営はせず、感染予防を考慮しながら実施する予定です。
昨年は学年ごとに行い、保護者の応援はありましたが、人数の入場制限をして、午前中で終了しました。
今年は細部はこれから練習していく中で、スタッフと詰めていきます。
昨日スタッフでラインを引き、遊具も一部移動して、運動会が終わるまでは、しばらくお休みです。
もっとも運動会の練習と称しても、学年ごとに大体1日約30分ぐらいです。競技の約束事ややり方を学ぶのが目的です。従来から体育指導と称するものはしていませんし、体操服もありません。自由遊びの中で身体を動かした方が幼児期の運動能力には良いといくつものエビデンス(論文)が出ています。教科的な体育指導は小学校の教育指導要領(体育)を読むとご理解いただけると思います。
また幼児期の骨格等身体的発達を考慮した時に、特定の動きのある運動よりも鬼ごっこ等身体全体を使った動きの方が効果的なようです。
私もスポーツは好きですが、スポーツ(運動)を生涯の楽しみとして欲しいと願っています。それには幼児期に先ずは身体を使って楽しむことを知るのが一番だと思います。
今年は自由登園をした関係で、4月当初の予定より、1週間遅れの10月23日(土)を予定しています。
澄み切った秋空の下、万国旗の下で、子ども達の歓声が聞こえることを楽しみにしています。

- 2021/09/28(火) 18:12:02|
- 行事
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今日は爽やかな秋晴れの1日でした。
9月に入ってから来年度(令和4年度)の入園の件で、実際に園見学にいらしたり入園説明会のお問い合わせをいただいています。見学については事前にご連絡いただければ、原則いつでも自由に見学できますし、その際にご質問等もお受けいたします。
また説明会も現在9月30日まで発令されている緊急事態宣言が再度延長するか解除されるのか注視していますが、現時点では千葉県は解除されるようなので、説明会を計画して今週末には「令和4年度入園情報」としてHP上に掲載する準備をしていますので、もうしばらくお待ちください。
時々友人知人の園長達と電話等で感染対策や今後の行事運営等について情報交換をする時がありますが、文部科学省や厚生労働省の学校における感染予防対応通知や情報を参考にしながら、それぞれの園独自のやり方で感染予防に取り組んでいるようです。
それでも家庭内感染による子どもたちの感染が増える中、登園する際に保護者の皆さんが子どもたちの健康状態を気をつけていても無症状だとわからず、家庭に帰宅した後に、感染が判明した園児から他児へので感染が出る場合もあるようです。
実際に感染者が出た友人の園長は、いくら園として感染予防に気をつけていても、無症状の園児は防ぎようがないとぼやいていました。
本園も保護者の皆様のご理解のもと、園に持ち込まないようにご家庭の協力をいただきながら、感染予防に努めていますが、まだまだ油断はできません。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
子ども達が園庭に落ちたブナ科のどんぐりを図鑑で調べて、属ごとに区分してくれたようです。胡桃はクルミ属になります。
- 2021/09/27(月) 18:49:11|
- その他
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今週19日(日)に青組で飼育している亀吉の餌をあげようとしたら、飼育している水槽の入り口が開いていて、どこかにお出かけしたようです。園庭をひととおり探しましたが、見つかりませんでした。
翌日20日(月)に担任のS先生が登園した子どもたちに順次話したところ、子ども達も早速捜索してくれました。青組のみならず隣の同じ年長の緑組や年中組まで情報が瞬時に伝わったようです。
子ども達はポスターを描いて園庭に貼ったり、図鑑で改めて亀の習性を調べて隠れていそうな場所を検討していたようです。特に池付近に潜んでいるかもしれないと、重点的に探索したようですが、行方不明のままです。
今日は捜索の網をひろげて、青組で園の周囲の柵の外側(道路沿い)を皆で捜索しましたが、見つかりませんでした。
亀吉の行方不明の情報を聞いた今年3月に卒園した卒園児3名も学校から帰宅した足で駆けつけて、探してくれました。
園内に潜んでいる可能性が高いと信じたいのですが・・。
保護者の皆様で園周辺の路上を歩いている亀を見かけましたら、是非お知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
連絡先043-484-0551

クサガメです。
- 2021/09/22(水) 17:23:32|
- 幼稚園の風景
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今夜(9月21日)は中秋の名月です。
しかも中秋の名月と満月が重なるのは8年ぶりとの報道です。中秋の名月が満月と思われてしまう方がいるようですが、違います。私も以前そうだとばかり思い込んでいたことがありましたした。
今夜の天気予報では夜は曇りとのことですが、雨は降らないようなので、雲の切切れ間から満月を見ることができるかもしれませんね。そういえば昨晩(9月20日)は雲ひとつない夜空に月がくっきりと浮かび、きれいでした。
ご都合よろしければ、今晩は是非子どもさんとご一緒に月を眺められたら、いかがでしょうか。
親子で、家族で、夫婦で、恋人同士で時には独り静かに月を眺めるのも一興だと思います。思い思いに月を眺めながら、時には浮世を忘れて、月の世界を想像するのも楽しいかもしれません。




子ども達も今夜が十五夜のことを知っているようで、月見団子を作っている子どもたちも多かったようです。家に帰ったら粉(上新粉)でお母さんと一緒に作ることを話している子どもさんもいました。
きな粉でまぶすのが好きだったり、みたらし団子が好き、あんこが美味しい等団子の話しでも盛り上がったようです。
私は和菓子(団子類)も好きですが、メタボなのでこうした節目の時に下賜された甘いものをいただき、心身を満たしています。(笑)
この月見団子はきな粉をまぶしています。早速ご馳走になりました。
- 2021/09/21(火) 13:15:31|
- その他
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台風一過、澄み切った青空が広がり、爽やかな陽気になりました。
風鈴を早く手仕舞するように言われているのですが、「残暑が・・」等と名残惜しさに言い訳ばかりでずるずると先延ばしています。本音は片付けると大好きな夏が名実とともに終わってしまうのが寂しいかもしれません。
特に厳しい暑さの中で聞く風鈴の音色は心にしみます。
今はコンピューターでどんな音でも作れるようです。
そういう時代だからこそ、余計眼前で奏でる素朴な音色は貴重ですし、風の強弱、材質等により音色が違うことを知ることも幼児にとっては良い体験になると思います。でもこれは風鈴に限ったことではありません。
今は街の路地を歩いていても生活音が聞こえづらくなっています。
人間の営みは時には音からも想像できることがあります。音に限らず嗅覚や聴覚からも想像できる時もあります。
幼児期の五感を通しての体験がいかに大切かはここであえて話すまでもありません。
園では五感を通して学ぶことができる環境(仕組み)を考慮しています。
台風一過、山の前にはたくさんのシイやカシまたクヌギの実が散乱していました。園児たちの遊び友達になりそうです。
- 2021/09/19(日) 16:09:36|
- 幼稚園の風景
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気持ちの良い秋晴れが続きます。
緊急事態宣言の延長に伴い、9月28日まで自由登園にさせていただいていますが、日にもよりますが約9割ぐらいの園児が日々登園している状況です。園児さん一人ひとりの健康状態やご家庭によっても新型コロナウイルスや感染予防等を含めた考えた方はそれぞれ違うと思いますので、各ご家庭の判断を尊重したいと思います。
但し、通園させる場合は健康チェックカードの提出、園バス利用の場合は不織布マスク着用またご家族で体調不良の方や発熱者がいた場合は登園を自粛してくださるようにお願いしています。
これは感染予防上、大事なことです。感染者が出た場合は、園は休園を余儀なくされます、そうすると一番困るのは園児達です。ご理解とご協力をお願いいたします。
こうした世相とは裏腹に、園では相変わらず悲喜こもごものドラマが繰り広げられています。そうした様子を見ていると、改めて「子どもは子ども達の中で育つ」と実感しています。
職員室前の廊下に今年度の入園式で撮影したスタッフ一同の集合写真を飾っています。
時々その写真を見ながら、話している光景を見かける時があります。会話の内容までは聞き取れず、子ども達の話している表情しか見れませんが、写真を見ながら指さしたり、楽しそうに話している様子を遠目に眺めています。
時には側に行って、話を聞いてみたい気もするのですが、そっと静かに見守っています。
そうしたドラマ(風景)を見るのも楽しみです。


- 2021/09/16(木) 23:07:07|
- 保育のひとこま
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