今日は大晦日、間もなく平成29年も過ぎようとしています。今日はあいにくの曇天で、昨日までの小春日和から一転雲が立ち込め寒々とした陽気です。
今日は園にはウサギの餌やりと見回りに行ったぐらいで、自宅の大掃除の手伝いをしました。もっとも分担が決まっているので、ひたすら言われたことを忠実に抜かりなくするように心がけているのですが、指導が入り是正措置に大わらわです。
夜は家族で年越しそばを食べ、食後は紅白歌合戦を時々見ながらよもや話に花が咲くという平凡な過ごし方で年越しをします。
今年1年間、私の拙いブログをお読みくださったり、またコメントをしてくださった皆様にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。コメントも気を使って管理人のみの閲覧というお心遣いにも心から深謝いたします。
なかなか日々の中で毎日更新できなかったりタイムラグがあったりと、また誤字脱字や文意が不明瞭な箇所があったりしたこともお詫び申し上げます。
このブログの一番の目的は園児達の姿を通して、本来あるべき幼児教育について考えて欲しいと思いと子どもたちの柔らかな思考や豊かな感性を実際の出来事を通して少しでも理解してもらえたらと思いながら書かせていただきました。
また時には園児達から伝えてもらうことを目的にわざと掲載しなかったり、直ぐに取り上げなかったりと、私なりに取捨選択したつもりです。
時には園長個人の雑事や教育への思いや社会時評等百花繚乱のように何でもありのブログかもしれません。
また長文でだらだらとまわりぐどい書き方や、気負いすぎたり独りよがりの記事も多々あったかもしれません。この場をお借りして改めて深謝いたします。
来年も引き続き「園長ブタゴリラブログ」を行うつもりですの、今年に懲りず無理のない範囲で引き続きご愛読くださいますようにお願いいたします。
間もなく今年も終わろうとしています。皆様におかれましては、どうぞ良い年をお迎えくださることを祈念して、お礼のご挨拶とさせていただきます。
この1年間お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

- 2017/12/31(日) 23:52:33|
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毎年12月末になると、来年の干支にちなんだストラップが札幌市にある社会福祉法人の事業所から送ってくれます。
以前このブログでもご紹介したことがあります。その立ち上げから現在までの経緯は一冊の本になるぐらいドラマ溢れるものだと感じています。
立ち上げた若者の恋人が私と遠い親族になります。彼は大学の農学部で学んでいたのですが、当時養護学校(現・特別支援学校)を卒業した障がいを持った若者たちが働く場所がないことを知り、大学を中退して、一緒に共に仕事をしながら社会で生きていく場所作りを目指す福祉の道を歩み始めました。有名国立大学に在学し、そのまま順調に卒業して将来が保証された道とは別の道を歩み始めました。双方の親からも大学をやめることや結婚を反対されながらも、ふたりで初志を貫きました。生活は困難を極めて、当初は酔狂に思われ、周囲の無理解の中でかなり大変な道を歩んだようです。
でも世の中には一生懸命に真っ直ぐにひとつのことを頑張ってやっていると、必ず応援してくれる人がいるものです。長い道のり中で、ふたりの努力はもちろんのこと色々な方に物心両面で応援されながら、社会福祉法人の認可を取り、色々な事業所を作り、頑張っています。現在は理事長を退いて、後進に道を譲っています。
でもこうした苦労は殆ど語らず、穏やかな謙虚な偉ぶらない人です。
側面で支えたおつれあいも夢の実現を信じて頑張ってきました。私は遠路ということもあり、直接的には何も力になれず、微力なサポーターとして陰から応援しただけですが、障害の世界のあり方をふたりの生き方を通して勉強させてもらったのも事実です。
幼稚園も健常者も障がい者もともに一緒に生活していく社会の第一歩の場所です。
毎年贈られてくる干支のストラップを見ながら、勇気と励ましをもらっています。

愛犬にも違った力(癒しの力)をもらっています。

今は犬よりも猫の方が飼う人が多いようです。残念ながら「ねこ年」がないのは十二支の物語で語られているとおりです。でも「ねこ年」があっても面白いかもしれませんね。
- 2017/12/30(土) 17:37:19|
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昨日まで3日間大掃除等を終え、今日から冬休みです。冬枯れの園庭に園児の声に代わり野鳥の声が賑やかです。
今日から来月の1月4日の日直が出勤するまで、私が残務整理を兼ねてウサギの世話や植物の水やりなど園で仕事をします。正月は来客や電話もないので、仕事に集中出来るので、ありがたい時期です。
昨日はスタッフで新年度で使う教材の選択や各保育室の片付けや音楽劇の打ち合わせなどを行っていたようです。
教材は教育方針の中で保育(カリキュラム)とも関連するので、丁寧に時間をかけて園児たちの常日頃の様子等を勘案しながら、ひとつひとつ検証していきます。複数の保育教材の業者が見本を持ってきてくれるので、ハサミはハサミ、粘土は粘土、ワークはワークとカテゴリーごとに比べながら決めていきます。また全学年で使用するものやワークのように学年ごとに変えるものもあります。
各教材会社ごとに教材はそれぞれ特徴がありますが、やはり園児にとって一番良い教材を選び、その理由をスタッフで共通理解したうえで、決定します。
スタッフで選んだ教材を私に最終報告してくれます。その理由が納得できるのであれば、特に異論はありませんが、場合により厳しい視点で再度検討する指示を出すときもあります。
ハサミひとつとっても、微妙に違いますし、粘土も素材を含めて色々あります。
できうる範囲でできるだけ質の高いものを選ぶ保育者としての目利きを育てることも大事です。
どういう教材を使っているかみると、その園の教育の一端が見えてくる時があります。時間をかけて見本の教材を使い、営業の方には今後こうしたことを改良すると良いのではないかと伝えることもあります。
要は子どもの利益になることが大事だと思っています。
来年度に使う教材を決めていきます。

粘土の型押しで遊ぶ粘土板ひとつとっても、同じように見えても実際に粘土を使って試すと、様々なです。力の押し加減で変わったり、型が不鮮明だったりするものもあります。地道な作業の中から、時間をかけて選んでいきます。

出席ノート(朝、登園したらその日登園した証となるシールを張るノート)ひとつとっても、このようにたくさんの種類があります。でも教育面や使い勝手などの本園の基準で見ると、意外と限られてきてしまいます。ただ絵柄がかわいいだけでも困るのですが。(笑)
- 2017/12/28(木) 16:00:31|
- 幼児教育への思い
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昨日から明日までの3日間、スタッフは大掃除や第3学期にむけての準備等に費やします。保育室の無垢材の床や森のウッドデッキや園庭のテーブルと椅子も塗り直します。
もちろんプロでなければできない仕事もあります。
幼稚園には職人さんの存在が欠かせません。ありがたいことにそれぞれの分野で長くご縁をいただいている方も多いので、親身になって子どもたちのより確かな安全面と質の高い環境を考えてくれるのはありがたいことです。
今日はマイクロバスの座席のシートを張り替えてもらいました。年明け以降には山砂の遊び場の砂の流失を防ぐ工事とツリーハウスのメンテナンスを含めた工事を予定しています。

- 2017/12/26(火) 17:41:03|
- 幼稚園の風景
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昨日はクリスマスイブ、今日はクリスマスです。サンタクロースはイブの夜に良い子にプレゼントを持ってきてくれるようです。
先日のブログで私もイブの夜に靴下をつるし、子ども心を持った大人にもプレセントがもらえるかもしれないと話しました。
今朝目覚めると、靴下の中にはメッセージカードと季節にちなんだ和菓子とお茶のセットまた靴下も入っていました。靴下はサンタさんが足元が冷えて風邪をひかないようにと気遣ってくれたようです。またお茶の「王子」の言葉は常日頃園児から「園長ブタゴリラ」と呼ばれるたびに「素敵な王子様」といいなさいと、厳しい教育指導をしています。サンタさんはそうした私の指導をご存知でなおかつ私の胸中を察してくれて「王子」という言葉を選んでくれたのに違いありません。なんて優しい人だろうと感慨深げにいただいたプレゼントの品々を眺めています。
「信じる者は救われる」改めてこの言葉を胸に刻みながら、結婚生活に失敗したと思い込んでいる人には「信じる者は救われる。私を見なさい」と今日のクリスマスの奇跡を例えに説諭するつもりです。一番最初に説くのはおそらく「結婚相手を選んだことが人生最大の失敗」と話す方かもしれません。「愛は信じる者にのみ訪れる」と説くつもりです。
素敵な夜をお過ごしください。
- 2017/12/25(月) 23:55:26|
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今日はクリスマスイブで、街の界隈も賑わっていたようです。私も昨日の買い物の予定を今日に変更して、お供で外出しました。普段は仕事を口実になかなか家事の手伝いができないお詫びを兼ねて、ささやかなプレゼントでも思いながら出かけました。子どもたちも大学生になり、夫婦で外出することが多くなります。
私が大学を卒業したころは丁度バブル時代と呼ばれ、この時期は恋人と過ごすために、若者が身分不相応に高級ホテルとレストランの予約またクリスマスにちなんだ装飾品のプレゼントを買い求める若者たちで有名なブランドの宝石店はにぎわっていました。いまのようにインターネットがなく、紙媒体の代表ともいえる廃刊した「ぴあ」に代表される情報等を必死に集めていた時代です。今思えば、ある意味狂乱の時代でした。でも男性は一般的に女性の言動に弱く、ついつい甘い言葉と誘惑に負けてしまいがちです。
今は当時のことなどすっかり忘れ、物よりも心の贈り物が大事だからと、精魂込めた気持ちも無情に打ち返されています。
昨日は買い物のために出かけ、興味半分に某デパートの地下食品売り場をのぞくと、ケーキや総菜売り場などは長蛇の列に圧倒され、何も買わずにクリスマスイブの雰囲気だけ味わいました。もっともリクエストのプレゼントを喜んでくれたので、華やかな場所に行くのは苦手な出不精の私としては勇気を出して外出した甲斐があったとひとり満足しています。
やはり前述したとおり、女性には勝てません。
さて一昨日23日(土)は法人設立の頃からお世話になり、以前は役員をしてくださった方のお墓詣りに行きました。今年の年賀欠礼でご逝去されたことを知り、家族葬で故人を見送られたとのことなので、仏壇はご遠慮して香料だけ送らせていただき、今日ようやく時間がとれたので、お墓にお参りをさせていただきました。墓地は都区内の電車を乗り継いで約1時間30分の行程です。
初めて訪れる街で駅から徒歩で約15分ほどでの名刹で、広大な敷地の一角に墓地があります。
私も故人にはずいぶんかわいがってもらった記憶があります。結婚式にも出席していただき、父の葬式の時も元気な姿でお見え下ったのですが、それ以来ご無沙汰でした。
いつかは私もこの世とはお別れしますが、常々話すように生前いただいた「ご縁」だけは大事にして、身体が元気なうちは不義理はできるだけなくすように心がけてきました。
今ごろは黄泉の国で両親とクリスマスやサンタクロースの話をしているかもしれません。
小春日和の中、故人を偲びながら墓地を後にしました。
冬景色の街を川沿いに歩きました。

冬至を思い出します。


あの世から安らかに見守ってくだい。

- 2017/12/24(日) 23:55:04|
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今日は冬至ですね。冬至は北半球では太陽の南中高度が最も低く、一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日です。
冬至の日にかぼちゃを食べて柚子湯に入るのが定番です。今は生活の中で季節の歳時記が年々薄れがちです。時には歳時記に目を留めて、子どもたちに季節の節目を伝えてあげることが、生活の質の豊かさにもつながります。お金だけでは買えない心に響く豊かさを伝えていく事も大事なように思います。
今晩は柚子湯に入り、しみじみと和の情緒を楽しみたいと思います。
柚子の後ろの入浴剤は高知県馬路村農協で作っているゆず果皮を入れたものです。馬路村は柚子の産地として有名でまた柚子を使った色々な商品を販売しています。この入浴剤には色々な言葉にあわせた絵柄があり、絵と言葉でも楽しめます。
(私には)高価なので、毎日というわけにはいきませんが、節目の日に絵柄のフレーズと合わせて、たまに楽しんでいます。
- 2017/12/22(金) 15:34:29|
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今日と明日の2日間は個人面談です。年の瀬の何かと忙しい中ご足労いただき、どうもありがとうございます。1学期、2学期を過ごしてきた中で、保護者の皆さんからのご家庭での子どもさんの様子や園へのご質問等をお聞きしたり、また逆に幼稚園での子どもの姿をお伝えすることで、お互いに子どもさんの情報を共有するで、3学期以降の子どもさんの心身の成長の助けになることが一番の目的です。
特に年少組は初めての園生活だけに、この機会を活用していただければありがたいです。
常々お話ししていますが、何か疑問やご不明な点等あれば是非お声を聞かせてください。その場ですぐにお答え来かねることは後日担任等からお伝えいたします。教えてていただくことで、私たちにとっても気づかなかったり参考にさせていただくこともあります。子どもさんの利益に還元できれば何よりです。
ご遠慮なされずに何なりとお聞かせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
- 2017/12/21(木) 20:27:17|
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今日で第2学期もお終いです。明日から1月8日まで冬休みです。第3学期始業式は1月9日です。
スタッフは明日、明後日の個人面談、25日~27日の3日間は大掃除行い、28日~1月3日まではお休みをいただきます。1月4日、5日は冬休み期間中の預かり保育を予定しています。
慌ただしい年の瀬ですが、子どもたちにとってはクリスマスやお正月などの楽しい行事もあります。ご家族で思い思いに楽しんでいただければ、子どもさんにとっても何よりです。
また学区の小学校ではインフルエンザによる学級閉鎖の情報が寄せられています。健康にも気をつけて、始業式には元気な顔で会えることを楽しみにしています。
園児たちには次の3つの約束を伝えました。
・知らない人にはついていかない。
・家の手伝いをする。
・交通事故には気をつける。
今年の第2学期は運動会の順延もあり、色々とその後行事等の思わぬ変更等ある意味思い出深い学期になりました。しかしながら保護者の皆さんのご理解とスタッフ皆が頑張って臨機応変に対応してくれたお蔭で何とか乗り切れたようです。
4月から新しく入ったスタッフも教育への熱意もあり、手前味噌ですがいつもスタッフには恵まれていると感謝しています。
また今は幼稚園教諭求人がきわめて困難ですが、今現在はまだ本園の教育方針と雰囲気にひかれて応募される学生さんも多く、お蔭様で採用には不自由せず、ありがたいことだと思っています。
但し今後は従来の保育園や新制度の認定子ども園と私立幼稚園とはあまりに違いすぎる税金投入による給与格差等があるのも現実です。同じ幼児の命を預かり、心身の成長を育む仕事でありながら、何故ここまで差別されなくてはいけないのか、頑張っているスタッフを見ながら国の政策に憤りを感じています。そうした社会に対して、園としてはより質の高い教育の向上と学びを提供していくことで幼児教育をご理解していただき、幼児教育への投資が長い目で見たら実は安いということを示すことが大事だと思っています。
それには質の高い人材(教員)の確保はとても大事なことだと思います。
どうぞこれからも私立幼稚園(幼児教育)へのご理解をお願いできればと思います。
写真はここ数日の園でのひとコマです。
朝の体操の時間にジングルベルの表現を皆で踊って楽しみました。




昨日、今日の2日間全クラスで今学期最後のリトミックを音楽講師のM先生のご指導で楽しみました。
写真は年長青組のひとコマです。緑組も同じように楽しんだようです。
自分の気持ちをピアノにあわせて、身体で表現し楽しみます。




桃2組がクリスマスにちなんで作った帽子を職員室に見せに来てくれました。皆さんとてもお似合いですね。
- 2017/12/20(水) 19:47:29|
- 保育のひとこま
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冬晴れが続きます。
今日は先月畑で掘ったさつま芋を廊下で陽の光にあてて甘みをまし、焼き芋を楽しみました。
先週の大根掘りに続いての冬のお楽しみです。
朝のバスの1陣で来た子どもたちが中心となって焼き芋の準備をしてくれました。
芋を洗い、水に濡らした新聞紙で包み(これが大事です)、その上からアルミホイルで包み、あとは焚火に入れて出来上がりです。



最初に火床を作り、あとは落ち葉を入れて蒸すだけです。落ち葉は山のようにあります。常時火守兼焼き芋職人が火の番を兼ねて、焼き具合を確かめながら次々に出来上がった芋を灰から出してくれます。

一番最初に焼けた芋は年長組が園庭で自分のお気に入りの場所で食べていたようです。屋外で食べる焼き芋はまた味もひとしおでしょう。嬉しそうに思い思いに食べていたようです。



黄金色に輝く甘みのある焼き芋でした。
毎年実施し、代々受け継がれてきた城南幼稚園伝統の焼き芋への職人技が光ります。
ちなみに不器用な私はすぐに芋を焦がしてしまい、信用ゼロです。もっぱら火床つくりと落ち葉集めが主な仕事です。(笑)

年中や年少組は出来あがりの関係で昼食後のおやつで食べました。こちらも美味しそうにあっという間に食べてしまったようです。


焼き芋の楽しみは美味しく焼けた焼き芋を食べることですが、自分たちで準備する楽しみ、芋が焼ける不思議、焚火の火の暖かさ、焚火の煙、協力して落ち葉を集める仕事等、実は子どもたちはこの焼き芋を焼く体験を通して、たくさんのことを五感を通して学んでいきます。火力の加減や煙が目に沁みたり等野外活動ならではの学びもたくさんあります。
- 2017/12/18(月) 22:12:10|
- 保育のひとこま
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