まもなく1月も終わり、2月がやって来ます。2月と言えばそうあの「節分」があります。そういえば時折教室から「鬼は外、福は内・・。」と節分の歌が聞こえてきます。
今日も年中組の子ども達が来て「節分の鬼」についての会話を楽しみました。
子ども達「園長先生、また鬼やるの」
私「節分の日は鬼が来て怖いので、園をおやすみするね。皆で頑張ってね」
子ども達「うそ、園長先生がおにでしょ。鬼がメガネをかけていたし」
私「鬼でもメガネをかけている鬼もいるし」
子ども達「そうかなあ でも顔に絵の具がついていたし 園長先生でしょ」
私「ちがうよ 鬼が怖いから、皆で豆をまいて、やっつけてね」
今年もまた鬼が島幼稚園の園長が佐倉城南幼稚園を乗っ取りに子分たちを連れてくるという噂です。
昨年は日曜日ということもあり、8匹の鬼が来ました。今年は月曜日の平日ということもあり、鬼が島太郎と子分が一人か二人ぐらいだと思っていたら、なんと平日にもかかわらず5、6匹は来るようです。中にはこの節分のために早々と有休休暇をとって万全を期している鬼もいるようです。上司の鬼にはなんて説明したか気になるところです。
私は例年通りお休みをとり、家で布団をかぶって寝かせていただきます。
子ども達頑張ってね、布団の中から応援しています。
そうそう、森のウッドデッキのところに鬼が嫌いなひいらぎがあるので、良かったら使ってくださいね。
- 2014/01/29(水) 15:35:11|
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今日の午後から、地元にある国立歴史民俗博物館に行ってきました。第4展示室(民俗部門)が新しくリニューアルしたこともあり、それが見たくて何年かぶりに訪れました。今までも何度か訪れていますが、行くたびに大学時代の思い出が蘇ります。高校を卒業したら、文化人類学(民俗学)を専攻して学芸員になり、博物館に勤めるが夢でした。しかしながら現役では希望した大学に受からず、都内の某私大の心理学科に入学して通学していましたが、夢を捨てきれず、再度受験しました。周囲からは折角入ったのにもったいないといわれたりもしましたが、親に頼み込んでわがままを言わせてもらいました。さすがに学費のこともあり私大という訳にはいかず、国立大受験に必須な初めて実施された共通1次試験(それまで国公立は1期校、2期校と2回受験可能)を受け、ようやく念願が叶い、学芸員の資格を取ることができました。しかしながら紆余曲折し、幼児教育を学ぶために、働きながら再度大学に入り直し、今に至っています。
人よりも余計長い大学時代でしたが、一番楽しかったのはやはり文化人類学をゼミで学び、沖縄や奄美諸島に野外実習に行ったり、個人的に学生というお金はないが時間だけはたくさんある特権を生かし、色々な場所を訪れ、伝承者と呼ばれるお年寄りの方に話をお聞きするのも楽しみでした。当たり前のことですが、誰にでもそれぞれ色々な人生があります。でもそうした様々な生き様がある中で、特にひとつのことを生業としてきた人、中でも職人と呼ばれる自分の腕一本で生活してきた人や漁師や農業といった自然相手の仕事をしてきた人の話には含蓄深いものがあり、興味がつきませんでした。
大学のゼミの恩師が「民俗学は昔から今に至る連綿と続いてきた人間の文化を調べるので、一見古いような学問に思われるかもしれないが、実は過去を見て、今の現在を見つめることで、これからの未来を考えることができる新しい学問なんだよ」と話してくれたことがあります。当時はなんとなくわかるようなわからないような混沌とした思いがあったのですが、今のこの年になると、先生の言葉の意味がよくわかります。
幼児教育に携わりながら、実は教育も文化や生活と関連があります。幼児教育を文化論の視点でとらえた本もあります。
閉館時間ぎりぎりまで楽しみ、だいぶ陽が伸びてきた夕ぐれの中、城址公園を散策しながら帰途につきました。
- 2014/01/26(日) 23:26:12|
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今日の午前中は平成26年度入園児対象の説明会及び1日入園を行いました。暖かな天気のもと、土曜日ということもあり、父親の姿も多数お見かけしました。説明会終了後、開放してある園バスに乗車したり、園庭で遊んで子ども達もたくさんいたようです。慈しんだ家庭から初めての社会集団に本園を選んだくださった皆様の思いをかみ締めながら、子どもさんの成長が育めるようにスタッフとともに頑張っていきたいと思います。
さて昨日年長保護者の皆さんには園外保育の手紙をお知らせしました。3月の音楽劇発表会に向けて各クラスともテーマも決まり、年長や年中組は自分たちで創作しながら、あらすじ等を作るために、テーマについて色々調べるための学習をしています。特に年長組は年中組の時の経験もあり、それぞれの子どもなりに色々と考え、調べています。その子ども達の知的欲求にこたえられるように、そのテーマについての様々な本や図鑑を購入しています。またスタッフで子ども達が五感を通して実際にそのテーマをより深められるような博物館や施設等がないか、インターネット等を駆使しながら調べます。毎年博物館や類似施設また様々なつてを使って人にお願いしてきたこともあります。
今年も先週ぐらいから、スタッフで休みを利用したり午後からいくつかの施設に下見を兼ねて出かけていました。
青組は東京都新宿区四谷にある消防博物館に消防の歴史特に江戸時代の火消を調べに行きます。緑組も東京都のお台場にある船の科学館に船の構造を調べに行きます。
自分たちで調べ、考え、それを基に劇を作り上げることで「学ぶことの面白さや楽しさを」を知ってもらえれば願っています。あわせて劇で使う各組の園のオリジナルのエンデイングの曲も音楽専任講師を中心につくっている最中です。
消防博物館


船の科学館

- 2014/01/25(土) 16:45:40|
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暖かな1日でした。自由遊びの時に先日の佐倉市私立幼稚園協会主催の教員研修の造形遊びで教えてもらったおもちゃ作りの材料を出して、子どもたちと楽しんでいたようです。
明日の午前中は平成26年度新入園児の1日入園ならびに保護者向けの入園ガイダンスがあります。
- 2014/01/25(土) 01:25:55|
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1月に入ってから年長組を対象に一般財団法人田中教育研究所編「TK式田中B式知能検査」の用紙を使い、青組と緑組を交互にしながら行っています。原則5、6人のグループで行います。1回の検査時間は説明等の時間も入れて約40~50分ぐらいです。小学校進学にあたり、人の話をきちんと聞けているか、話すことが理解しているか、姿勢良く聞けているか、鉛筆の持ち方どうかといったこともあわせて観察します。私が園長になってはじめて早10年以上になりますが、毎年行うことでデータもずいぶん蓄積されてきています。それも参考にしながら日々の保育の中で留意することをスタッフに伝えることもあります。
ただ小学校進級以降の追跡調査がないのが残念です。時折卒園生の話を聞くこともありますが、本園の場合は小学校の3、4年以降から学力が後伸びしてくるといった話を良くお聞きします。このブログでも何度か話していますが「教育のやり方に絶対」ということはありませんが、「頭が良い」「知能指数が高い」「幼児期の勉強方法」といった親の関心の高いキーワードについて、毎年こうしたテストをするたびに幼児期には下記のことを十分に行うことが知能検査を行った結果を含めて将来の学力につながるように思います。
①基本的生活習慣の確立すなわち心身の健康(早寝早起き、睡眠等)に留意する。
②食生活を大事にする。
③遊ぶ(勉強する)時間を十分にとる。特に友達と遊ぶといった集団のなかでしかできない人間関係を学ぶ。
④自由な環境の中で自ら体験したり、考えたりする経験をする。
⑤自然の中で五感を使って遊ぶ。
また小学校以降は「毎日の生活の中で、帰宅後、必ず短時間でも良いので毎日机に向かう習慣をつける」ことが大事だと思います。これには親の協力が必要だと思います。特に低学年のうちにそうしたことの習慣づけをしておき、当初は予習よりも復習に力を入れて、学校での学習がわからないままにしておかないことが大切です。
高校までの学力でしたら「良く自分は頭が悪いからできない」とかいう学生がいますが、そうではなくて勉強をしたかどうかだけの問題で、頭の良し悪しは全く関係ないと思います。もちろん要領の良さとか集中力とかの個人差は多少あるかもしれませんが、「勉強(成績)は努力の結果で、裏切りません」基礎学力は小学校、中学校と積み重ねなので、砂上の楼閣にならないように、気を付けて欲しいと思います。
知能検査の内容も文字や数の概念が出てきますが、基本である「数える」(遊び等経験の中で数える)「文字は最初は耳で聞いて覚える」(遊びの中で文字を書く、文字を知る、絵本の読み聞かせ)といった内容を問い、また自らが生活の経験を通して知ることを問う内容もあります。
園児は勉強する事が大好きです。机上の上でしかできない勉強、屋外でしかできない勉強、友達とかかわること(集団)でしか学べない勉強等色々な勉強があります。大人の狭義の意味での「勉強」と「遊び」をわけて欲しくないと思います。大人はとかく、このような形で机に向かっている時間を勉強ととらえがちです。それは小学校以降の感覚でとらえがちだからです。でもこれもいうなれば遊びの時間です。ただ机でしかできない遊びや机をつかわないとできない遊びもあることを知ったり経験したりすることもとても大事です。
知能検査をやり終えた後に子ども達に感想を聞くと「楽しかった、面白かった、またやりたいと」いった話をしてくれる子ども達が多いようです。
普段は「園長ブタゴリラ」と呼ばれ、毎度のことながら園長としての威厳もあまりなく、揶揄されることも多いのですが、この時間だけは幾分緊張気味にきちんと姿勢を正して、「園長先生」と呼ばれる唯一の時間かも知れません。
来月からは年長組の希望の保護者を対象に一般財団法人田中教育研究所編「TK式幼児用親子関係検査」の用紙を使い、小学校入学を前に親が我が子に対する態度を客観的に知る事で、すばらしい親子関係が築きあげることを目的に検査を行います。知能検査の結果と親子関係検査の結果をあわせて、3月に希望者を対象に限られた短い時間ですが、私と面談を行う予定です。
- 2014/01/24(金) 00:58:58|
- 保育のひとこま
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昨夜未明から降り始めた雪が、園庭に少し積もりました。雪は大人にとってはともすれば困りものですが、子ども達にとっては楽しみです。年に何度か園庭に雪が積もると大騒ぎです。
登園してきた子ども達にとっては少々残念な積雪風景でした。それでも雪を求めて、雪合戦等を楽しんでいたようです。
子ども達を思うと、たっぷり降り積もった雪で心ゆくまで雪合戦や雪だるま作り等楽しませてあげたいなと願っています。
でも何を隠そう私も子ども達と雪で思いっきり遊びたい、かまくらをつくりたい、園庭の山でそり遊びをしたいと心密かに思っています。いい年をしたおじさんですが、遊び心は誰よりも持っているつもりです。
朝7時前の園児達が登園する前の園庭風景

- 2014/01/22(水) 18:22:01|
- 幼稚園の風景
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今日は1月生まれ8人の誕生をお祝いしました。

プレゼントをもらったところです。

今月は青組が紙皿と凧糸を使ってヨーヨーをつくってくれました。
プレゼントの名前は「あおくみ くるくる すぱー よーよー」です。

お楽しみは先生達によるブラックライトを使った劇「にってんさん、がってんさん」です。
ブラックライト劇のため写真撮影はできませんでした。
- 2014/01/21(火) 12:44:31|
- 誕生会
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佐倉市私立幼稚園協会は佐倉市内の全部の私立幼稚園10園が加盟し保護者向けの講演会や教員研修会を開催して、佐倉市の幼児教育の質の向上に努めています。また横のつながりも密接で、幼児教育にとって有益な情報をお互いに共有しあうようにしています。
先日18日(土)の午前中に協会主催の教員研修が佐倉中央公民館で全加盟園⒑園の教員約120名と公立幼稚園2名が参加して行われました。
講師は造形遊びの第一人者である立花愛子先生です。今回の研修も参加者と一緒に身近な材料を使った造形遊びをしながら「何故」、「不思議」といった子どもの興味や関心の魅力の引き出し方を教えてくれました。
先生たちも童心に返りながら、色々な造形遊びを楽しんでいたようです。
以前は自然とかかわる中で様々な遊びがあり、そうした遊びを十分楽しみ、小学校に進級した時にその遊びの裏付けとなる科学的な事象を学び、それが理科の面白さにつながり、「学うということ」のきっかけにもなりましたが、今はそうした遊びを子ども達だけでするのは難しいので、なおさら豊かな自然環境の中での遊びが重要と話されていました。また造形遊びの中で最初から完成度のある作品を求めるのではなく、作りながら創意工夫ができる余地を残すことで、子どもたちが自分たちで自発的に考え工夫することで、より造形遊びに興味を持つことができるといったことなどを話してくださいました。私も実際に造形遊びを楽しみながら、その魅力を満喫させていただきました。
園長先生たちとよく話題になるのですが、それぞれ各園の特徴や雰囲気があるように、先生たちも同じ園同士のグループでいるとなんとなく言葉では上手く表現できないのですが、それぞれの園の雰囲気を醸し出しているようです。こういう研修にいると、余計顕著に見えてきます。「本園は?」「ご想像にお任せしましょう」

本園のスタッフです


今日は協会主催の保護者向けの第4回子育て支援講演会が佐倉市市民音楽ホールで行われました。
講師は日本の親学の第1人者である高橋史朗先生です。蕨和雄市長や茅野達也教育長も来賓としてご臨席してくださいました。幼児教育に関心のある熱心な保護者の皆さんを前に約1時間半にわたり、日本の子ども達への思いと危惧そして子育てしている親への賛歌が根底にあるが故のエールを熱弁してくださいました。私は以前から講演を何度か拝聴したり、著作も読ませてもらつていますが、いつも先生の根底にあるのは日本の将来を担う子ども達への温かな思いです。とかくその言動が時には誤解されたり主義主張といったものが特定の思想に偏っているのではないかと誤解される時があるようですが、著作や講演を聞くとそういうことはないようです。特別支援教育への理解や障がい児への思いも温かなようです。
講演会後、参加者のアンケートを見ても、ほとんどの方が講演会が良かったと書かれていました。先生の著作で下記の3冊を園の貸出し用の図書(遊戯室)に購入しましたので、興味関心のある方はどうぞ。
協会では来年度以降も子育て支援の一環として保護者向けの講演会を計画しています。どうぞお楽しみにしてください。
また講演会の内容や講師のご要望等ありましたら、子どもさんが通園されている幼稚園にお話しくださればありがたいです。
『親が育てば子どもは育つ』~脳科学が後押しする親学のすすめ~
『これで本当に子どもは育つのか』~過激な性教育とジェンダー・フリーの実態~
『主体変容の教育改革!』(対談集)
- 2014/01/21(火) 00:22:25|
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今週から年長組が交代で自他のクラスで先生役をしています。具体的には朝の体操の整列や号令をかけたり、体操後、行ったクラスの子どもたちから質問を受けて答えます。
小学校進級を控え、人前で話したり友達からの質問に答える経験をすることもねらいです。それぞれ順番にやりますが、では6クラスあるので、今日は自分の番ということが子どもなりにわかります。
登園したら、今日行くクラスのそれぞれ特製の組当番バッチをつけます。張り切ってお兄さんお姉さんぶりを発揮しているようです。質問も色々聞かれるようですが、「好きな食べ物」「どんな遊びが好きか」「好きな色」「好きな遊具」等様々なようです。質問に対してその意図を理解して、人前で話すことも大事な経験です。2月末ぐらいまで続ける予定です。



- 2014/01/17(金) 19:37:35|
- 保育のひとこま
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