この1年間をブログを読んでくださったり、コメントをお寄せくださった皆さん、どうもありがとうございました。この場をお借りして、改めて深謝いたします。お蔭様でブログも荒れたり炎上することもなく、続けていくことができました。
今年は園長になって7年目を迎えましたが、新型インフルエンザの流行による学級閉鎖や休園への対応に苦心しましたが、嬉しい事では年少組のクラス増による保育室の増築工事また新しいウサギ小屋を建てたり安全性やビオトープを考慮した池の改修工事また教職員が仕事がしやすいように職員室の改装工事や倉庫の改装工事と園児や教職員の立場から園環境を良くしようと微力をつくしてきたつもりです。
また昨年度から見直してきた教育方針が2年目になり、学力低下が叫ばれる中、自分で考えたり学んだりする力がつけられるようにと保育内容を引き続き見直してきました。あわせて園環境の中で「人間関係(心のやりとり)」を集団力の中で学べるようにと見直しています。
めまぐるしい日々の中で時にはブログを掲載できなかったことも度々です。どうかお許しください。
このブログの一番の目的は幼稚園での出来事を通して幼児教育について関心を持ってもらったり、子どもたちの本来あるべき姿や学びを知って欲しいと思っています。また幼稚園という学校について関心をもってもらえたらと思います。
今年も経済不況、新型インフルエンザの流行、デフレ、失業者や自殺者の増加等世相に明るい話題がみつかりにくい1年でした。そうしたしわ寄せが社会的には弱者である子ども達にも影響します。児童虐待もすくなくありません。
閉塞感が漂う中、今年も終わろうとしています。でもそういう世の中だからこそ、私は子ども達に期待し将来に望みを託しいきたいと思います。そのためにも小園の取り組みを社会に問いかけながら、この時期に子どもが幼稚園で学ぶことを模索し、園生活を通して子ども達に還元できればと考えています。
2009 年はまもなく暮れようとしています。1年間本当にお世話になりました。
皆様どうぞ良い年をお迎えください。
- 2009/12/31(木) 20:33:59|
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昨日のブログでお話したように、今日は家の掃除や買い物で1日が終わりました。
ホームセンターやスーパーに行っても今の世相を反映しているのかのように、心なしか活気がいまひとつような気がします。
今朝の朝刊の折り込み広告のスーパーのチラシを眺めていたら、昨年までと違い御節料理の紹介のスペースが小さいような気がします。特に黒豆、田作り、数の子の祝い肴の三種をはじめ伊達巻、紅白蒲鉾、栗金団等の定番商品は以前はそれぞれ単品で紙面を飾っていたようですが、今年は見られず逆におせち料理のセットや少人数用のお節料理の詰め合わせのほうに重点がおかれているようです。1社だけかと思って他のスーパーのチラシを見ても大同小異といったところです。
御節料理の広告のやり方の変化は少子化で子どもが少なくなったり、またそれぞれの家庭で御節料理に対する意識の変化や生活スタイルの多様化もあるかもしれません。
もしかしたらそうした社会事情を考慮して作ったかもしれません。でもあくまでも私見ですので、どうでしょうか。
園舎も大分できあがってきました。
- 2009/12/30(水) 23:39:58|
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園庭の落葉樹もすっかり葉を落として、春に備えます。秋にたくさんの実を落としてくれた胡桃の木もご覧のとおりです。明日は私も休みをいただき、家の大掃除や買い物に行く予定です。心優しいつれあいは毎年必ず掃除の場所をとっておいてくれます。
「わざわざ残してくれて、ありがたい」と感謝することが円満の秘訣と悟り始めています。つい仕事に夢中になりすぎて、家庭人としての自覚に欠けがちな私を戒める愛のむちかもしれません。大晦日まで時間との戦いが続きます。
- 2009/12/30(水) 00:06:52|
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今日は朝から都内の会計事務所に行きました。学校法人格を取得してからの付き合いですので、かれこれ20年以上になります。年末調整や経理の打ち合わせをしてきました。もちろん今現在法人会計上はなんら問題はないのですが、新しい保育室の借り入れや今後の先を見据えた経営について経理面からアドバイスをくれました。幸い幼稚園の事業に理解があるのが嬉しく助かります。特に前理事長が急死した時は、私自身、前理事長時代は教育面はともかく経理面は全く見せてもらえなかったので、最初は全くわからず、正直色々ありましたが、仕事を超えて励まし、力になってくれたことに今でも感謝しています。それなりに無我夢中で道にそれないで、もがいていると、不思議と力になってくれる人が現れてくれます。たくさんの人に助けてもらいました。つくづく人間は独りで生きてはいけないということを改めて実感し、今も心に残っています。
世の中まだまだ捨てたものではない、未来ある子ども達を前にやはり大人がそうした社会を見せてあげるのが大人としての役目だと思います。子ども達は大人が作る社会の中で生き、学んでいきます。もちろん社会の中で不条理やどうにもならないことがたくさんあるのも事実です。家庭を離れ、最初の集団で学ぶ大事な学びにそうした混沌とする社会の中で知恵を使い、人間同士がつきあい、助け合い、困難に立ち向かうといった様々な営みの中で人間として生活していく力すなわち「生きる力」があります。その力はいつも話すように子ども同士の集団を通してしか学べません。幼稚園(学校)の醍醐味です。
まもなくお正月、ご家庭によっては従兄弟達が集まるかもしれません。そういう機会があったら是非子ども同士で遊ばせてあげてください。できれば電子ゲーム(コンピューターゲーム)よりも人間の会話のやり取りができるゲーム類や遊びも一興です。時には子ども同士の遊びを見守ってあげましょう。
増築工事も大分ピッチを上げているようで、今日も遅くまで子ども用手洗い前の造作をしてくれてました。
ようやく先が見えてきたようです。

*「情けは人の為ならず」字句どおりに読んで本来の意味を誤解しないでくださいね。
- 2009/12/28(月) 20:59:47|
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「チョンチョロおとうさん」さんコメントをありがとうございます。子どもさん達の情景が浮かんでくるようです。兄弟のやり取りが微笑ましいですね。幼稚園に来るサンタクロースはいつも12月24日のイブの前にやってくるので、園児たちからも文字通りあわてんぼうのサンタクロースと呼ばれていますが、プレゼントはいつも頭をひねって考えているようです。
例年、年長や年中組は家族皆で楽しめるようにと学年別に何種類ものかるたから吟味した「かるた」を選ぶようですが、年少は「かるた」はまだ難しいので、数ある3歳児向けのおもちゃから選ぶのに、いつも頭を悩ますようです。「かたこと人形」を気にいってくれたようで、サンタクロースもきっと喜んでいることと思います。来年また園にお見えになったら、そのことをお伝えします。
毎年サンタクロースはプレゼントを配ると、園児たちに聞こえるようにトナカイの鳴き声と鈴の音とともに去っていきます。半信半疑の園児達もこのトナカイの鳴き声と鈴の音を聞くと納得してくれるようです。
また何かありましたら教えて下さい。
普段園児がいるとなかなか姿を見せない近くに住む黒猫の「べべ」の紹介です。遊び友達のちきんが亡くなってから幾分元気がないように思えていたのですが、園が休みの日などたまに遊びにきてくれます。
陽だまりにいて私を見つけると鳴き声をあげながらやってきました。
明日で大掃除も終了予定で、職員も交替で冬休みをとらせていただきます。29日から1月6日までの勤務体制は園だよりでお知らせしたとおりです。
- 2009/12/27(日) 20:58:32|
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日中は暖かく、事務の仕事の合間に森のウッドデッキ付近でカマキリの卵を探していたのですが、思いのほか見つかりません。例年ならこのあたりで産卵しているのにという場所を探していたのですが、とうとう見つかりませんでした。
頭上で野鳥が羽根を休めています。
普段は園児達の声でなかなか気づきにくいのですが、野鳥が飛び交います。
あまり鮮明な写真ではないのですが、カマキリの卵の代打で1枚を。
- 2009/12/26(土) 17:14:26|
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昨日から28日(月)までの3日間、大掃除が始まっています。職員でフロリーングのワックス落としから窓拭き、園庭整備、遊具や教具の点検まで行います。学期ごとに1回、年に3回行います。
職員も手馴れたもので、てきぱきと次から次へと段取り良く行っています。私も以前は一緒にやりましたが、園長になってからは園でお世話になっている方々への暮れの挨拶や諸々の所用があり、すっかりお任せです。
31日の大晦日の日に建築家と新しい遊び場の打ち合わせで、それに向けて少し資料を読み込んでいます。
滝をメインに砂場との組み合わせを考えていますが、いくつか難しい箇所もあり、試行錯誤しています。
ただ単に作るだけでしたら、とても簡単ですが、園児達が使い、子ども達自身でこの場での遊びにどうかかわっていき、どう展開させていけるのかという課題もあり、頭をひねります。
- 2009/12/25(金) 21:36:26|
- 幼稚園の風景
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今夜はクリスマスイブだというのに日付が変わるまで独り園で仕事をしていました。普段は日付が変わるまで園にいることはよくあるのですが、冷え込みの厳しい中を自宅に戻る途中、サンタクロースも今頃寒い中、忙しいだろうなとつい同情したくなります。
子ども達も大きくなり、色々と予定があるので以前のようにイブの夜にケーキを食べたりすることができないため、年によりその日が変わります。毎年家族で行事の節目ごとに祝ったり何かしたりすることは結構大事にしており、今年も何日か前に早々と定番の鳥料理とケーキで祝いました。
毎年サンタクロースのプレゼントを心待ちにしていますが、今年は上の子の高校受験が終わってからということで、サンタクロースには早々と手紙を書き、延期してもらっています。中学生の友達からはサンタクロースの存在を言われることもあるようですが、「信じるものは救われる(プレゼントがくる)」という言葉をかたくなに守っています。
家族が寝静まった深夜、昔クリスマスの頃になると弾いていた(又はつれあいに弾いてもらっていた)楽譜を広げながらのんびりとページをめくっていました。おなじみのクリスマスの曲ばかりで曲自体はやさしいのですが、イラストが気に入っています。
プレゼントを待ちながら眠りについている子ども達が大勢いることでしょう。
夢を運んでくれるサンタクロースさん、どうか気をつけて希望を届けて下さいね。
- 2009/12/25(金) 02:11:14|
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冬の澄み切った夜空に星がきれいです。
夜、愛犬の散歩に行く途中で楽しむこともあります。
時には星を眺め、夢想するのも楽しいものです。
千葉県内のプラネタリウム情報
http://planetarium.to/chibaken
- 2009/12/23(水) 21:34:45|
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昨日、今日と2日間にわたり個人面談を行わせていただきました。暮れの押し迫った忙しい中、お見えくださりありがとうございました。面談時間にして一人20分ほどですが幼稚園での生活ぶりや友達との関係等をお話したりまた保護者の方から見てのわが子の成長ぶり等をお伺いさせていただくことで、3学期以降の園での生活を送る上で色々と参考にさせていただきたいと思います。またあわせて幼稚園への要望、行事についても色々ご意見やお考えを教えていただきました。後日全ての意見を職員会議で各担任から報告を受け、子どもの成長にとって良いことはできるだけ早急に対応していきたいと考えています。
学校は昔から「学校の常識は社会では非常識」という言葉で揶揄されるように、とかく狭い視点や教職員の唯我独尊的な考えのみで運営等を行いがちです。「私学の独自性」というとても響きの良い甘いこの言葉で全てが許されてしまうような錯覚についおちいりがちです。教育面でもよく見られます。日常保育の中でも子ども達が喜んでやっているから、この目標を乗り越えないと将来に響くからといった考えで、子どもの心理や発達等を無視した保育をしがちです。特に行事面でよく見られます。そうならないようにするためには子どもひとりひとりを丁寧に見ていくのが一番望ましいのですが、普段の保育の中でつい見落としがちな点があるかもしれません。
そういう意味でもこうした個人面談を通して保護者の皆さんからお話を伺う中で色々と参考にさせていただくことは大変ありがたいことです。職員には常に謙虚にお話を伺いながら、子どもを持つ親の気持ちも汲みながらお聞きし、話をするように伝えています。
話が変わりますがひとりひとりを丁寧に見ていく事を考えると、自ずから幼稚園の適正な定員も計算されます。最大200人以下できれば100人程度が望ましいと思います。規模が大きくなるほど子どもの発達や自立や自律を学ぶ時間を規制したり与えたりすることができません。
そういう意図で自由に考えたり見守る保育時間を作ると、収拾がつかなくなってしまいます。ある程度の人数を動かすためには当然しなければいけないやり方があります。残念ながらそうしないと保育ができないためです。
但し幼稚園が保育する上での適正人数ですと私立幼稚園は基盤が脆弱なため、運営面では厳しいものがあります。保育園でも公立幼稚園でもは少ない人数でも運営できるのは園児一人あたりの補助金が桁違いに違うからです。もっとも公立幼稚園の運営費は教職員の給与(人件費)が私立幼稚園に比べてかなり高いこともあります。
社会全体で子どもを育てるといった子どもの教育につかわれる税金の使われ方の具体的なデータはHPからもある程度はわかります。
公私格差や幼稚園や保育園の問題も機会があればこのブログでも触れてみたい思いますが、ただ具体的なデータを出すと生々しく、0、1歳児のコストや公私の給与ひとつとっても、初めて知ると驚かれてしまうのではと危惧します。
少子化の中、「未来ある子ども」を社会の中で、どう考え、育てていくかにより、教育費の使い方が変わってくると思います。是非、皆さんで考えていただければと思います。
ゆず湯で楽しみました。
幼児には大きさの違いを具体的に見せてあげると楽しいものです。手にとって重さの違いも感覚で実感させてあげてください。においも嗅がせてください。五感でまるごと楽しめます。
ゆず湯につかり、においを嗅ぎながら瞑想すると、幸せを感じ「極楽、極楽」とつい口にでます。ご飯が食べられ、ゆず湯に入れる幸せをかみしめています。昔から自分のために何か欲しいとかといった物欲等かあまりないので、身の丈にあった生活で十分な幸せを感じます。
- 2009/12/22(火) 23:01:52|
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