秋日和、桃組(年少・3歳児)で園庭にござを広げて昼食をとりました。午前中はクラス全員で園庭で秋の自然の恵みを拾っていたようです。
皆で外で食べる昼食はまた格別です。クヌギやシイやカシの木々の近くです。風に吹かれて実が落ちてくるかもしれませんね。
幼児はと大人と違って景色を見ながら「紅葉がきれいだね」「秋だね」といった言葉はまず話しません。でも季節感を知り、園庭の景色を見ています。園庭に果実が実ればすぐに教えてくれます。どんぐりの実がみのることグミが色づいたことミカンが大きくなってきたことぶどうが実ったことなど冬になると池の水が凍ったことなど私に教えにきてくれます。みていないようで実はよく見ています。

- 2007/10/31(水) 20:53:42|
- 幼児が学ぶ大切なもの~事例から~
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ここ3日間ほどご無沙汰していました。ある方から「園長先生、毎日見ています。楽しんでます。」と激励のお言葉。ありがとうございます。最近は幼稚園内をカメラを片手にうろうろしていると園児たちから「きたー」「カメラマンだ」「ブタゴリラカメラマン、ぶたごりらだ」と声がかかります。子ども達の遊びの邪魔をしないように、さりげなく撮影するよう心がけているのですが。
秋が深まる中、秋の自然の恵みを使った遊びがあちらこちらで見られます。自ら見つけ、友達と伝え合い、一緒に展開していく。その過程の中で様々なことを学びます。私達保育者はその様子を見ながら時には保育を組み立て、より知的好奇心を伸ばせる環境を考えます。
一人で友達同士で集中しながら作り上げていく子どもの様子を見ていると感嘆することがしばしばです。
本当によく考えています。こうした発想を見ていると「子ども一人ひとりが芸術家」の言葉が素直にうなずけます。
そして幼児期に五感を通して感性が育つことの本質を改めて再認識します。



- 2007/10/31(水) 03:33:04|
- 幼児教育への思い
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今日午前10時から約1時間ほど平成20年度入園説明会を行いました。例年土曜日に行うのはおとうさんにも出席しやすいようにと考えているからです。あいにくの雨脚の強い悪天候の中でしたが、メモを熱心に取られる方、夫婦で出席される方もみうけられました。
「子どもが子どもらしく育って欲しい」
「家庭ではできない幼稚園しかできないこと(時間)を大事にする」
本園の教育方針、教育目標を踏まえながらお話させていただきました。
以下が説明会の主な要旨です。
・友達とかかわる時間を大切にする。
・幼稚園で本来しなくてはいけないことや幼児期に体験しなければいけないことを幼児にさせない、具体的には自由な環境の中で友達同士で遊ばせない弊害が友達と遊べない、人の気持ちがわからない、自分の気持ちを伝えられないといった人間関係の基礎を学べず、小学校、中学校で人の気持ちがわからない(いじめ等)、人とおりあいをつけることができないといった問題につながる。
・どの子どもにもある「命」「子どものよいところ」を大事にする。
・はじめて家庭を離れ、幼稚園という社会集団に入るので、温かく迎えてあげる。温かく愛されることを知り、人を愛することができる。大事にしてもらえることで、人も大事にすることができる。
・園長を始め全職員が園児全員を知っている。顔と名前だけでなく友達関係、どういう性格、幼稚園での様子を含めてわかる。
・継続して遊べる時間がないと本当の意味で友達同士で交流できない。
・実体験を通して基礎学力をつける大事さ。一例としてどんぐりでおしまいにしてはいけない。どんぐりはあくまでも総称。どんぐりにも色々な種類(こなら、く ぬぎ、しい等)があることに気づかせる。
・机といすの大切さ。愛着の持たせ方。幼児期から幼児に先生の力(指示)で机といすに座らせて、先生が指示したことばかりをさせていると愛着をもてない。逆に学校に進学して着席しなくなる。机といすを幼稚園時代の楽しい良い思い出として残らない。懲罰的な意味で捉える。
机といすを使ってできる楽しさや面白さをこの時期にたくさん体験させてあげることで愛着をもつ。
・図鑑の活用について。
・絵本がいつもそばにある大切さ。
・各保育室においてある特注の紙芝居の舞台と台の紹介。絵本や紙芝居を読んであげることの楽しさ。
・数、文字、造形の基礎を学ぶ教材(ワーク)の紹介
・園服はあるが幼児期は身体の発達が著しいので高価な園服は必要ない。スモッグで十分。体操服も必要ない。保育の本質にあまり必要のないことにお金をかけない、親に負担をさせない、もったいない。
幼児にとって必要なものにお金をかける。そうした用品等にお金をかけるなら本を買ったほうが幼児にとっては有益と思います。
・通園バスについて
住宅街の狭い道はよほど事情がないと入らない。生活道路を園バスが 走るのは安全上を含めどうかと思う。一緒に歩くことで交通ルールを 学べる。親と対話できる時間。
長い時間乗車させないようにルートを配慮。
・給食について。
食育の大事さ。食材を含めた安全性の観点から委託。
以上要旨をご紹介させていただきました。
通常はブログの写真は私が撮影し、アップするのですが、今回は皆さんにお話をした関係上、撮影できませんでした。ご理解ください。
- 2007/10/28(日) 00:17:25|
- 幼児教育への思い
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雨の1日でした。年長の2クラスでは芋の観察画をしていました。芋掘り遠足で収穫した芋を各テーブルごとに置き、じっり観察しながら画用紙に鉛筆で芋を描写します。来週月曜日に絵の具で着色する予定です。じっくり観察するとまた違った視点からさつま芋が見えてきます。
芋ほり遠足は芋を掘るのが目的です。子ども達も掘っている時は掘るのに夢中で当然のことながら芋そのものをじっくり見てはいません。
「ひげ見たいのが生えているよ」「少しへこんでいるよ」等観察しながら話しています。
観察画などの題材を選ぶ時は、園生活の中で身近にあるところから選ぶことで、より観察し描写しやすいと思います。
絵については、このブログでもいつか「子どもの絵」は「子どもの心の表現」いうことを念頭に触れてみたいと思います。

- 2007/10/26(金) 22:34:29|
- 幼児が学ぶ大切なもの~事例から~
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無事芋ほり遠足も終わりました。
畑もご覧の通りです。じゃがいも掘り、さつま芋堀と園児たちに感動を与えてくれてありがとう。
そしてもう少し寒くなると、園庭での焼き芋も楽しみです。

- 2007/10/25(木) 16:47:06|
- 園外保育
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たくさん、たくさん掘れました。
重くて持てないので、皆引きずって運びます。中には両手で抱えて袋を持とうと試みる子どももいますが、よろけてしまったり落としたりしてしまいます。
「重いなあ」何人もの子ども達から発した言葉です。
重さを体感することで「重い」という言葉の意味を初めて理解します。また関連して「豊作」という言葉を知り、理解していきます。
幼児期の言葉の習得はこうした生活体験を通して言葉の意味を実感し習得します。それには色々なことを自ら{させられるのではなく)することが大切です。幼児期は母国語である日本語の基礎を学ぶ大事な時期です。その言語の基礎をしっかり身につけないと、将来いくら外国語{英語等)を学んでも砂上の楼閣になる可能性があります。
幼児期に「身体で感じる大事さ」私がいつもお話しているとおりです。


- 2007/10/25(木) 15:52:43|
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今日は年中{4歳児)黄組と赤組と年長(5歳児)緑組が出発です。
このブログは幼稚園の教育方針についても時々触れています。
今日の園児たちも活動計画自体は昨日と同じ流れですので、流れについては「秋の遠足その1からその5」をご覧いただければと思います。
このブログは園児の活動の様子そのものを見せることよりも、園児の活動がどういう教育方針{ねらい)のもとでおこなわれているかを理解していただけるように、具体的にわかりやすくご理解いただけるよう園児の様子を載せています。
朝園庭に集合し、保護者の皆さんに見送られながら、園バスで畑近くまでいきます。日ごと徒歩送迎の子ども達は園バスに乗る機会が少ないので嬉しいようです。



- 2007/10/25(木) 15:16:30|
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