園長ブタゴリラ☆ブログ

虫捕りと容器

先日の保護者の皆さんにお便りで容器や空箱寄贈のお願いをしたところ、続々と持ち寄ってくださり、感謝しています。
今日から早速昆虫を見つけた子どもたちが、虫を入れる容器をもらいに職員室にやって来ました。
もっともあいにくの曇り空で、虫たちもあまり姿を見せず、午後からは雨が時折ぱらつくあいにくの天気で、早々と園舎内にひきあげました。
保護者の皆さんの中には、もしかしたら虫が苦手の方もいらっしゃるかもしれません。そのお気持ちも否定はしません。誰でも苦手なものがあるのは当然です。でも子どもたちが容器に入れて持ち帰った大事な宝物を、あからさまに否定する言動は避けてもらえるとありがたいです。
先ずは補虫したことへの共感をしてもらえるとありがたいです。子どもにとっては、虫を捕まえることは時には苦労したりしてやっとの思いで捕まえた本人のみがわかる思いがある時もあります。そうした気持ちを汲んで、頑張って捕まえてきたねと一言伝えるだけで、子どもはどんなに嬉しいことか。やはり好きな人(愛する人)から、自分の気持ちを理解してもらうことは、どんなに幸せか、これは大人も同じだと思います。全ては「愛」の世界です。

子どもは虫を捕る時は、とることそのものに夢中で虫の姿や生態はほとんど見ていません、というか見る余裕がありません。
容器(虫籠)に入れて、初めてゆっくりと虫を見て対話をします。その時にじっくり見て、愛でて、餌は何かなとか図鑑などで調べていくものです。
そこがいつも話す実体験を通した学びです。せめてそうした時間を与えて欲しいと願っています。そのうえでそれぞれに家庭の事情(虫が苦手、室内でちょっと難しい等)もあるでしょうから、飼育することが難しい理由をわかりやすく話してもらえれば、子どもさんなりに納得すると思います。その後、公園などに放してあげても良いかもしれません。

一番子ども心を傷つけるのは、昆虫や虫採りそのものを大人の都合(論理)のみで否定してしまうことだと思います。そうすれば当然、昆虫(生物)に興味関心を持たなくなるのは自明の理です。
もちろん子どもさんによっては、虫が苦手な子どもさんもいます。でも幼稚園に入園した当初は苦手でも、卒園する頃には大好きになったという子どもさんもたくさんいます。無理なく、自らが興味を持つまで時には気長に待つことも大事です。

蓋つきの容器は何故か人気があります。ダンゴムシなど蓋がなくてもカップに入れておけば、容器の内側を登れないので、大丈夫と話すのですが、子どもなりに蓋がないと逃げてしまうのではないかと心配しているようです。
でも考えてみれば、大人はその習性を知っていますが、初めての子どもはそのことがわかないので、心配も当然かもしれません
形状の違う様々な容器を探す光景で、これから職員室も賑やかになると思います。園にも補虫網や虫籠また飼育箱もいくつか用意しています。しかしながら佳境になると、持ち帰る箱が足りなくなるので、寄贈してくださった容器で代用させていただいています。
ちなみに一番人気は土の中にうごめく幼虫(カナブンの幼虫)、次にダンゴ虫やミミズでしょうか。蟻も根強い人気があります。カナヘビは捕まえるのが難しいようです。
また空箱等の廃品も造形工作等に活用させていただきます。
常時募集中です。無理のない範囲で、どうぞよろしくお願いいたします。

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以前の光景から。中には向かって右側の容器にはダンゴ虫、左側にはダンゴ虫とミミズが入っていたようです。
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  1. 2018/05/07(月) 23:06:25|
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クリスマスに思う

昨日は私用で千葉市内の繁華街に買い物に出かけました。街は間もなく迎えるクリスマスにちなんで、クリスマスムード一色です。
イルミネーションが夜の街を彩り、百貨店の文具売り場には色々なクリスマスカードが飾られています。
本屋には例年のごとく、クリスマスにちなんだ絵本の特集コーナが設けられています。
子どもたちは無邪気にサンタクロースにプレゼントをお願いしているかもしれません。私も子どもたちが小さな頃はリクエストされた物をあらかじめ買い、子どもたちに見つからない場所に隠し(何度か自分で隠した場所を忘れてひと騒動ありましたが)、イブの夜に枕元に置き、朝方「サンタがプレゼントを持ってきてくれたよと」興奮気味に話す光景が今となっては懐かしい思い出です。
大学生になった今も「サンタさんが来て、プレゼントを持ってきてくれないかな」と話すので、「サンタクロースは信じている人にしか来ないよ」と答えると、「信じる、信じる、サンタクロースはおとうさまではなくて、本当にいるから。現金プレゼントが嬉しいな」と調子の良いことを話します。(笑)

クリスマスになると、私はいつも園にスクラップされている新聞の記事を読み返すとときがあります。その記事は児童文学者として著名な松岡享子さんが書かれた記事です。

要約すると「子どもたちはいつかはサンタクロースの存在に気づくかもしれないが、サンタクロースを信じ、心の中にひとたびサンタクロースを住まわせた子は、心の中にサンタクロースを収容する空間を作り上げる。サンタクロースその人は、いつかその子の心の外へ出て行ってしまうだろう。だが、サンタクロースが占めていた心の空間は、その子の中に残り、この空間がある限り、人は成長に従って、サンタクロースに代わる新しい住人をここに迎え入れることができる、この空間、収容能力、目に見えないもの信じるという心の動きが、人間の精神生活のあらゆる面で、どんなに重要かいうまでもない、のちにいちばん崇高なものを宿すかもしれぬ心の場所が、実は幼い日にサンタクロースを住まわせることによって作られるのだ。別にサンタクロースに限らない。魔法使いでも、妖精でも、鬼でも、ものいう動物等なんでもでかまわない。幼い心に、これらのふしぎの住める空間をたっぷりとってやりたい。近頃の子どもはこざかしく、科学的な知識をふりかざし、容易に「ふしぎ」を信じないといわれる。しかし本来子どもは不思議を信じたがっていると思う。図書館で空想物語に読みふけり、図書館員の語る昔話に聞き入るときの子どもたちの真面目な顔つきを見ていると、それがわかる(中略)
本当らしく見せかけることによってつくられる本当と、本当だと信じることによって生まれる本当を、子どもはそれなりに区別している。むしろ見えないものを信じることを恥じ、サンタクロースの話をするのは、子どもをだますことだというふうに考えるおとなが,子どもの心のふしぎの住むべき空間を、信じる能力をつぶしているのではないだろうか」という話です。

今年も幼稚園にあわてんぼうのサンタクロースがやってくるかもしれません。園児達と一緒に歓迎したいと思います。

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  1. 2017/12/10(日) 17:56:31|
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日々の園生活を通して育む10の姿

平成29年3月に告示された『幼稚園教育要領」改訂のポイントのひとつに「幼児期終わりまでに育ってほしい姿」明確にしたことがあげられます。
10の姿とは何か。下記の通りです。

豊かな感性と表現
健康な心と体
自立心
協同性
道徳性・規範意識の芽生え
社会生活との関わり
思考力の芽生え
自然との関わり・生命尊重
数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
言葉による伝え合い

本園でも四季折々に春や秋の遠足、運動会、音楽発表会や音楽劇など保育の中で色々な行事があります。でもそうした行事の根底には日々の一見地道な日常の保育の充実があってこそ成り立ちます。
行事は自園を知ってもらうひとつとして、保護者にはアピールしやすいのですが、私は普段の保育に目を向けてもらえることが大切だと考えています。上記の話した10の姿はいずれも普段の保育の中で育み、育つものです。
園生活の中で具体的に子ども自らが学び力をつけていかなくてはいけません。それには教師はそうした環境を十分研究し、整えることが大切です。
幼稚園は「子どもに何をしてくれますかということよりも、子どもがその園で何を学べるか」という視点が大事なような気がします。
時々園見学(保育を見学)に学生さんが訪れます。2学期になってからだけでもかれこれ7、8人お見えです。最後に私と質疑応答をすると、皆さん誰もが感激した面持ちで帰られます。
「子ども達が生き生きしていますね」
「自然環境が豊かですね」
「温かな雰囲気ですね」
「子どもも先生も楽しそうですね」
「スタッフの皆さんが仲が良さそうで、いい感じです」
「大学で学んだ子どもの世界と同じです」
「教育実習した園と違いすぎて、幼稚園って色々あるんですね」

手間味噌かもしれませんが、学生の皆さん誰もが同じように異口同音に話されます。
でも私はそうした保育を学ぶ若い学生さんからの率直な声は嬉しい反面先ほどお伝えした10の姿ではありませんが、子ども達にとっては当たり前の教育が当たり前にできない今の幼稚園の実情が少々心配です。
幼児教育は本来は「あれもやります、これもやります」というものではありません。自省を込めて、日々の子どもたちの姿を見守り、一緒に遊び、子どもたちの心に共感し、人間同士ともに学びあいたいと思う今日この頃です。
このことが冒頭に述べた10の姿とも関連していくと思います。

今日の子どもたちのある風景
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  1. 2017/10/27(金) 23:55:57|
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続・秋祭り

今年の祭りもそろそろお終いのようです。先週同様に子育て支援事業「のびのびすくすく」の中でや露店を出して、未就園の子ども達と保護者の皆さんを楽しませてくれたようです。
1部は緑組が担当し、2部は青組でした。2部は急な豪雨の影響もあり、参加者もまばらのためにお店も手持無沙汰でした。
そのため急遽年少組にお客さんとして来てもらいました。7月に年少組や年中組も今日の様に年長組のお祭りの露店で楽しんだのですが、再度の食べ歩き巡りに年少組も大喜びでした。
神輿が練り歩き、賑わいの中で終えたようです。このように子ども達が園生活の中で発展させていく色々な遊びの中で、様々なことを学びます。

・言葉のやり取りを通して、言語面の発達を促す(言語)
・お店とお客さんの相対の中でお互いに相手の気持ちを読み取り、気持ちを察する力(人間関係)
・食べ物や屋台を作り、売れる為にはどういうものを作るとお客さんに喜ばれるのか(造形)
・自分たちで字や絵で看板やメニューを作る(言語・造形)

もちろんこれ以外にも色々な事を学びます。何故このようなことをお伝えするかというと、今は幼児教育を「遊び」と「勉強」という枠でわける傾向があります。また幼稚園も「お勉強系」「のびのび遊び系」というイメージだけで色分けしがちです。全く意味がないと思います。子どもの生活は全て勉強であり遊びです。表裏一体です。むしろ園庭(屋外)で勉強(遊び)できることと保育室(屋内)でできること、例えば机の上でしかできない勉強(遊び)が園の生活の中でどのようなやり方や時間をとっているかを考えたほうが良いと思います。
私は常々幼児期は勉強することが大事だと思っていますし、学ぶ意欲を育んでもらいたいと思っています。
もちろん狭義の勉強ではありません。
また幼稚園と小学校という同じ学校教育の中で当然つながっていることを踏まえた教育が大事です。でもそれは先取り教育とは全く違います。
幼稚園教育要領、小学校教育要領の中にそうした答えが出ています。本園もそれを踏まえながら、保育を行っています。

下記の文は幼稚園教育のエッセンスです。文部科学省の幼稚園教育要領の冒頭に書かれています。この文の中で「遊び」と「環境」という言葉が出てきます。前述した「勉強(学び)」と「遊び」を分けることにあまり意味がないかがご理解できると思います。
「勉強系」とか「のびのび遊び系」という色分けではなく下記の『幼稚園教育の基本』を保育の中でどうやって実践しているか、またこうした「ねらい」がきちんと達成しているかどうかという視点で園を判断されると良いと思います。

第1 幼稚園教育の基本

 幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり,幼稚園教育は,学校教育法第22条に規定する目的を達成するため、幼児期の特性を踏まえ,環境を通して行うものであることを基本とする。
 このため,教師は幼児との信頼関係を十分に築き,幼児と共によりよい教育環境を創造するように努めるものとする。これらを踏まえ,次に示す事項を重視して教育を行わなければならない。

1. 幼児は安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものであることを考慮して,幼児の 主体的な活動を促し,幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること。

2. 幼児の自発的な活動としての遊びは,心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して,遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること。

3. 幼児の発達は,心身の諸側面が相互に関連し合い,多様な経過をたどって成し遂げられていくものであること,また,幼児の生活経験がそれぞれ異なることなどを考慮して,幼児一人一人の特性に応じ,発達の課題に即した指導を行うようにすること。

祭りでの様子です。
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買ったお菓子は皆で仲良く食べたようです。
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本物みたいでついつい食べてしまいがちです。
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異年齢でやり取りしたり、相手の気持ち(心情)を思いやったりすることを経験を通して学びます。特に年長組と年少組のやり取りでは、年長組は年下ということもあり、だいぶおまけしてあげたようです。その優しい気持ちを育むにはこうした遊びを通してでしか学べません。
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綿菓子の大盛サービスが嬉しいですね。
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じゃんけんで勝ったら、もうひとつどうぞ。
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クッキーも丁寧に作りました。想いがこもったお菓子です。
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看板やメニューも自分たちで作りました。文字もこうした遊びを通して学び、理解していきます。きちんとした筆順や持ち方は小学校1年生の国語の授業で学びます。

幼稚園での教育要領「言葉」については以下になります。この下記の文を読むと、いかに勉強(遊び)の中で言葉を育むかがご理解できると思います。

経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し,相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て,言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。

1 ねらい
(1) 自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
(2) 人の言葉や話などをよく聞き,自分の経験したことや考えたことを話し,伝え合う喜びを味わう。
(3) 日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに,絵本や物語などに親しみ,先生や友達と心を通わせる。

2 内容
(1) 先生や友達の言葉や話に興味や関心をもち,親しみをもって聞いたり,話したりする。
(2) したり,見たり,聞いたり,感じたり,考えたりなどしたことを自分なりに言葉で表現する。
(3) したいこと,してほしいことを言葉で表現したり,分からないことを尋ねたりする。
(4) 人の話を注意して聞き,相手に分かるように話す。
(5) 生活の中で必要な言葉が分かり,使う。
(6) 親しみをもって日常のあいさつをする。
(7) 生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。
(8) いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。
(9) 絵本や物語などに親しみ,興味をもって聞き,想像をする楽しさを味わう。
(10) 日常生活の中で,文字などで伝える楽しさを味わう。

小学校指導要領 国語 第1学年の中で「文字」についての取り扱いについて

ウ 文字に関する事項
(ア) 平仮名及び片仮名を読み,書くこと。また,片仮名で書く語の種類を知り,文や文章の中で使うこと。
(イ) 第1学年においては,別表の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)の第1学年に配当されている漢字を読み,漸次書き,文や文章の中で使うこと。
(ウ) 第2学年においては,学年別漢字配当表の第2学年までに配当されている漢字を読むこと。また,第1学年に配当されている漢字を書き,文や文章の中で使うとともに,第2学年に配当されている漢字を漸次書き,文や文章の中で使うこと。

(2) 書写に関する次の事項について指導する。
ア 姿勢や筆記具の持ち方を正しくし,文字の形に注意しながら,丁寧に書くこと。
イ 点画の長短や方向,接し方や交わり方などに注意して,筆順に従って文字を正しく書くこと。

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  1. 2016/09/13(火) 18:58:10|
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人前で演じること

今週末の木曜日、金曜日と祖父母参観が予定されています。
例年、参観では常日頃から日々の保育で親しんでいる歌や表現(遊戯)を祖父母の皆さんに披露する予定です。そのため今日はクラスまたは学年ごとにハレの場となる遊戯室の舞台で一度予行練習をしたようです。特に年少組にとっては人前で披露するのは初めての経験いわゆる初舞台になります。
毎年のことながら3歳児ですと個人差があり、一生懸命楽しそうに歌ったり踊ったりする子どもさんから、身じろぎひとつせず立ち位置からほとんど動かない子どもさん、場の雰囲気に高揚していつも以上に感情が高ぶってしまう子どもさん等実に様々です。実に3歳児らしいですね。わかっていて、ふざけてしまうのは少々困りますが、そうでなければ温かく見守ってあげましょう。また保護者の皆さんも我が子の初舞台の様子をご覧になった時に他の子どもさんと比較したりすることは、あまり意味がないように思います

学年があがり、4歳児、5歳児となるとまた少し子どもさんの舞台の様子が3歳児とは比較にならないほど変わります。
特に5歳児になりますと「人前で演じる」ということを意識し、歌い演じます。、もちろん先生もふざけたりしたら、理由を話してきちんと注意します。それはこの年齢になると自分が何のためにどういうことをするのかということが、子どもながらに理解しはじめているからです。それが「自律」といわれています。
3歳児で大人の目から見たような全員が整列し身じろぎもせず一心不乱に歌わせるのは、ある意味簡単なことです。私も教育のプロのはしくれですので、その気になれば簡単にできます。
でもそのようなやり方をすると自律心が育ちません。何故なら先生の目を意識して、先生から叱られないように歌うことが目的になってしまうからです。また時には本来であれば楽しめる音楽が、楽しくない苦痛以外の何物でもという悲劇が生まれがちです。
また場合によっては、自律心の芽を摘みとってしまいがちです。

先ずは音楽の楽しさを知り、皆で歌う喜びや踊る楽しさを経験するきっかけが大事です。もしかして気持ちの上で苦手な子どもも友達に感化されて楽しむ気持ちが芽生えるかもしれません。
そして5歳児で先生のためにするのではなくお客さん(観客)の前で演じることとはどういうことかを知ることで、意識も高まります。
またお客さんの喜んでくれる姿が自信にもつながります。
焦らず、時には温かく見守る教育も大事です。
祖父母参観でのそれぞれの年齢に応じた子ども達の様子を楽しんでいただけたら、嬉しく思います。

写真は年中組の合唱の舞台練習です。
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  1. 2016/09/12(月) 13:16:44|
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