今日は母の日ですね。園から各年ごとに母の日にちなんだ制作物を持ち帰ったと思います。できましたら、しばらくの間は子どもさんが見える場所に飾るなり、置いていただくと、子ども達にとってはよりプレゼントした喜びが倍増すると思います。
ご配慮いただけたら幸いです。
この仕事について何十年にもなりますが、やはり親子特に母と子の深い絆は、理屈云々は抜きにして、生物(動物)的な本能とよぶべきもので繋がっていると感じています。
園で泣いたときに、助けを求めて叫ぶ相手は「おかあさん」「ママ」であり、「「お父さん」や「パパ」は一度も聞いたことがありません。
出産前の10か月お腹にいて、産後は24時間いつも側にいて世話をしながら愛情を注ぎます。改めて母親の存在には頭がさがります。
もちろん育児は男女の共同作業ですし、男性もできる限り手伝うのが当たり前ですし、社会全体がそういう意識になって欲しいと思いますが、まだまだハードルが高いのが実情です。
父親の育児休暇等への社会(会社)の理解も大切だと思います。生活保障をきちんとしたうえで、そうした制度の充実こそが少子化対策につながるように思います。
最近は平日の保育参観等でも、父親の姿を見かけることが多くなり、とても喜ばしいことだと思います。関心を持っていただけることは大変ありがたいことです。
但し、最近園長同士で話題になるのが、父親が育児や子どもの園生活に関心を持ってくれるのは喜ばしいが、今ままでは母親からの相談が多かったが、ここ数年は父親からの相談が目立つと話題になります。以前はよほどの事でない限り、父親からはなく、また普段社会で働いている中で、社会常識に照らした時に、わざわざ園に相談するのはどうかなという問題については、以前なら母親が園に話す前に、父親が母親に家庭で話して解決できるような内容を父親自ら聞いてくることに戸惑いを感じると話題になります。社会の常識といっても、その人により常識の解釈が違うかもしれませんが、時には理不尽な内容に首をかしげたくなることもあるようです。
今は育児する母親の負担や孤立感等が以前よりあり大変だと思います。そうした実情を考慮して、今年度から子育て支援事業「のびのびすくすく」も内容を一新、昨年度までの月2回から週4回(月~木)にしましたので、よろしければご来園をお待ちしています。
- 2023/05/14(日) 09:17:59|
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今日5月6日は二十四節気の節気のひとつである立夏の始まりですね。夏らしい陽気の始まりとされ、田植えや畑作の種蒔きをはじめる時季とされていたようです。
連休も終盤ですが、天気も良く五月晴れの下、楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。
またゴールデンウイークでも仕事で休みどころではない方もいらしたと思います。ご苦労様です。
私はチョコさんの世話や植物の水やりもあり、どこにも出かけませんでしたが、久しぶりに家族全員が集まり、自宅のささやかなウッドデッキで夕方からバーベキューをしながら、家族団欒を楽しみました。幼少期の思い出として、子ども達が小学生に進級してからは共働きをはじめたので(子ども達は公立の幼稚園にお世話になりました)、小学校から自宅に帰らずに幼稚園に帰り、誰もいない応接室の片隅でおやつを食べながら宿題をした思い出があり、それがとてもいやでいやで、両親が幼稚園をしていたことがうらめしかったと笑いながら話していました。
常々話すように、やはり親と子どもが色々な意味で一番密になるのはこの幼児期です。異次元の少子化対策に経済的な事情等で我が子と一緒にいたくてもやむ得ず働かなくてはならない家庭の存在を考慮して欲しいし、年々増えている愛着障害の問題の視点も入れて欲しいと願っています。
ツリーハウス近くの杜若(カキツバタ)も今が見頃のようです。
- 2023/05/06(土) 22:41:15|
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今日はこどもの日ですね。
子どもの日は、日本における国民の祝日の一つで、端午の節句である5月5日に制定されている。国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」[1]ことを趣旨としている。またこどもの日と男の子の成長を祝う端午の節句は同日だが別物である。『ウィキペディア』より引用。
子どもの日は端午の節句とは別で、端午の節句にちなんでこいのぼり(鯉幟)をあげたり、五月人形を飾ったりまた柏餅を食べたり菖蒲湯に入ったりしますが、ついつい「子どもの日」と混同されがちです。
園でも端午の節句にちなんで、こいのぼりをあげたり五月人形を飾ったりします。
五月晴れのように、子ども達の未来が晴れ晴れとした明るくなることが何よりの願いです。それには「子育て支援」も否定はしませんが、「子育ち」できる社会の視点も大事です。

- 2023/05/05(金) 16:45:27|
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連休はいかがお過ごしですか。
今日はみどりの日ですね。園庭の木々も若葉をつけて緑の濃淡が美しく、園庭の樹木の間から見上げる五月晴れの青さと相まって自然の風景のコントラストを楽しんでいます。
園庭奥の山(?)の紅葉の若葉もきれいです。午後からこのブログに掲載するために園庭を小一時間ほど写真撮影し終え、カメラからSDカードを抜こうとしたら、なんとSDカードを入れ忘れていました。
このカメラはSDカードが入っていなくてもシャッターが切れるので、カードの挿入確認を怠ると、今日のようなミスをしてしまいます。
恥ずかしいかぎりです。
明日も天気は良いようです。子どもさんと素敵な連休をお過ごしください。
いつも話すようにお金や時間をかけなくても、今の季節は近隣の公園で新緑の中で遊ぶのも、子ども達にとっては嬉しいひと時です。
追加掲載
園庭も若葉が生い茂り、子ども達に木陰を作ってくれます。


グミの実もなりはじめました。来月ぐらいが食べ頃でしょうか。
- 2023/05/04(木) 23:18:01|
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今日は憲法記念日による祝日です。今の憲法については現在の世界情勢を鑑みて、是非を含め色々な議論があるのは承知しています。
でも色々な意見を自由に発言したり論議できる社会はとても大事なことだと思います。責任ある言論の自由なくして成熟した豊かな社会になることはありません。
私は毎年5月3日になると、ブログには必ず憲法の前文と教育に係る憲法第26条と教育基本法の一部の抜粋を掲載してします。
また憲法26条、教育基本法からも「教育」の大事さや重要性がわかり、大人(学校)が子どもたちに質の高い教育をすることの責務が理解できると思います。
今は少子化対策として色々な政策が論議されていますが、先ずは大人よりも子どもの立場(最善の利益)を最初に考慮して欲しいと思います。
子ども達への投資(質の高い幼児教育)は豊かな未来への大事な布石です。
日本国憲法の前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
第26条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
教育基本法
我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展さ
せるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の
精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、
新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を
確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。成十八年法律第百二十号)
(家庭教育)
第十条
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせる
とともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育
を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。
(幼児期の教育)
第十一条
幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健
やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。
- 2023/05/03(水) 13:55:58|
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