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園長ブタゴリラ☆ブログ

保育現場の「なぞルール」i石井章仁著・発行・中央法規出版株式会社

台風一過、厳しい残暑が戻ってきたようです。それでも朝夕は秋の風を感じ、蝉時雨からこおろぎやキリギリス等の虫の音が秋の風情を奏でてくれます。
13号による被害は大丈夫でしょうか。本園はお蔭様で園庭や園舎も特に被害はなく、明日からはまた園児とともに生活ができます。
改めて台風や線状降水帯等自然を甘く見ることなく、正しく恐れることが大切と思います。

さて写真で紹介した本は、知人の大妻女子大学で教鞭をとられている石井章仁先生が献本してくださいました。石井先生とは地元の短大で教えていらした時に知己をいただき、昨年は先生のゼミ生とご縁をいただき、本園のスタッフになってくれました。

早速手に取って拝読させていただきましたが、実に面白く、読みやすい平易な文章で書かれていますが、根底には深い子ども主体の教育観があるように思います。保育関係者の皆さんに是非ご一読をお薦めしたく、著書了解のもと、紹介させていただきました。
幼稚園独自の文化というか建学の精神の下、この世界に長くいると時には社会常識と乖離したことすら、何の疑問も持たずに実践したりしがちです。
自園の保育を見直すという視点でも大変参考になると思います。一人ひとりの育ちを丁寧に保育していくヒントも隠されているようです。
かくいう自園も以前は従来のやり方(文化)を何の疑いもなく当たり前のようにしていたことがあります。常に研鑽し保育を振り返ることが大切です。
10月に学生さんと園見学を兼ねて来園されるので、保育の話をさせていただくことが楽しみです。

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  1. 2023/09/10(日) 23:41:55|
  2. 研修
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防災の日を前に

今夜は満月がきれいなようです。子どもさんと一緒にご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

明日からいよいよ第2学期始業の日が始まります。明日の防災の日を前に、本務教員(クラス担任・副担任)で防災について研修をしました。
午前中は園にストックしてある非常用の水、食料品の賞味期限確認や毛布や簡易トイレの点検また各クラスに置いている非常持ち出し袋の中身の確認も行いました。この袋には緊急時の子どもさんの連絡先(住所、保護者携帯番号や勤務先等)の冊子も同封してあり、万が一に備えています。何か緊急時の際は保護者の方に、出来るだけ早く子どもの安否や園の状況や対応等の情報伝達が大切だと思います。

午後からは某民間会社が企画したオンラインによる防災セミナーを午後1時~午後5時まで受けました。
子ども達の命を預かることの責任と重さまた東日本大震災で被災した石巻市にある大川小学校の語り部の方(ご自身も教員で通学していた娘さんを亡くされた保護者)のお話や、同じ市内のH幼稚園の園バスが大津波警報が発令される中、園バスを出して津波に巻き込まれて、その車内で子どもさんを亡くされた遺族の方のお話などを拝聴しながら、常日頃からの防災への備えと計画また防災への意識のあり方を改めて教えていただいたように思います。

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  1. 2023/08/31(木) 18:51:38|
  2. 研修
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教員研修大会

厳しい暑さが続きます。
宿泊保育、昨日の一般社団法人全千葉県私立幼稚園連合会が主催する教員研修大会を終えて、ほっとしています。
そのためブログも久しぶりになりました。
昨日は前述したように、コロナ渦以降オンラインでの研修が続いていましたが、4年ぶりに対面での研修会を実施しました。
幕張メッセ国際会議場に約1,000人の私立幼稚園に勤務している先生が集まり、午前中の基調講演午後からは8つのテーマにあわせて分科会が開かれ、午後4時30分まで研鑽しました。毎年定番ともいえるテーマの他に昨今の社会事情を考慮したテーマも盛り込む時があります。毎年受講が多い「特別支援教育」の他に「幼児(児童)虐待」に関心が高かったようです。
本園からもクラス担任等本務教員全員が参加しました。
オンラインも悪くありませんが、やはり対面で相対での研修を参加者の皆さんが実感したようです。
私も理事長・園長向けの分科会で司会をしましたが、テーマは「保育現場の人材育成と長く勤められる職場環境づくり」でしたが、関心も高かったようです。とにかく採用が年々厳しさを増す中で、いかに長く勤務してもらえるかに、シフトしています。

どの仕事もそうですが、研鑽なくして仕事の質の向上と進歩はありません。今後少子化が進む中で、保育者の質が益々問われると思いますので、理事長や園長は教職員が研修できる職場体制づくりは必須と思います。

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内田伸子氏による基調講演は「AIに負けない力を育む~グローバル時代の幼児教育のあり方を探る~」がテーマでしたが、遊び(自発的な活動)を通して学ぶことは非認知能力をはぐむことの大切さをエビデンスに基づいて話されていました。幼児教育で「遊ぶ」と「勉強」を対比させること自体ナンセンスですが、まだまだ「遊ぶ」ことが大人の感覚でとらえることが残念です。
小学校での教科学習とは違うことを保護者(社会)が理解してもらえるように、私達もエビデンスに基づいて広く啓蒙することが大切かもしれません。
  1. 2023/07/26(水) 15:11:18|
  2. 研修
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読み聞かせ

4月23日は「子ども読書の日」でした。まだまだご存知ない方もいるかと思いますが、*「子ども読書活動推進法」で定められています。
幼稚園では日常的に園児に絵本や紙芝居を読み聞かせることがあります。私個人的にも絵本や紙芝居は大好きでし、園長を引退したら、夢は自転車に紙芝居を積んで公園等で子ども達に読み聞かせや素話をして、駄菓子をプレゼントするボランティアをしたいと思っています。但し今の時代、不審者で通報される可能性があるので、元園長誘拐(愉快)容疑で逮捕されないように気をつけないとと心しています。桜男や節分の鬼等の被り物は危ないですね。(苦笑)
家人は警察から身元照会の連絡がきたら、そんな人は知らないので、泊めさせてくださいと話すようです。その時は保護者の皆様から、少し変な人だけで子ども達に危害を加える怪しい人ではないとお力添えをお願いできれば幸いです。

今年度から、クラス担任や副担任(本務教員)同士で互いに絵本の読み聞かせをする時間を復活しました。
園児達に絵本の読み聞かせをすることはあっても、大人になって自分が絵本を読んでもらう時間(機会)はそうそうありません。
自分が過ごす至福の時間を通して、園児達へ還元できればと思います。
原則1週間1回持ち回りで行います。
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くまキッズ(預かり保育)で紙芝居の読み聞かせを楽しんでいたようです。
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各保育室には図鑑を入れてある書棚と絵本をおく開架式の絵本棚のふたつがあります。
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またそれとは別に職員前の廊下に絵本棚と遊戯室に本棚があります。
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*子どもの読書活動の推進に関する法律
日本国政府国章(準)
日本の法令
通称・略称 子ども読書活動推進法
法令番号 平成13年法律第154号
種類 教育法
効力 現行法
成立 2001年12月5日
公布 2001年12月12日
施行 2001年12月12日
所管 文部科学省
主な内容 子供の読書活動の推進に関しての、基本理念や国や地方公共団体の責務
子どもの読書活動の推進に関する法律(こどものどくしょかつどうのすいしんにかんするほうりつ)は、子どもの読書活動の推進に関し、基本理念を定め、ならびに国および地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、子どもの読書活動の推進に関する必要な事項を定めることにより、子どもの読書活動の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって子どもの健やかな成長に資することを目的とした法律である。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  1. 2023/04/24(月) 20:42:46|
  2. 研修
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研修「Webを活用した情報発信と活用について」

昨日、一般社団法人全千葉県私立幼稚園連合会主催の研修が午後4時から幕張メッセのホテルであり、私、副園長、ふたりの主任、1名の副主任、パートリーダ―の5人も参加しました。
ITC化は園により差があり、いまだに事務は紙と鉛筆が主流です。ある意味アナログでデジタルにはまだまだこれからです。民間企業に勤務されている方から見れば、驚かれるかもしれません。
但し、国でもITC化に向けて補助金制度が整備され、助成が始まっています。保育者が保育に専念できる環境面に向けてデジタル化を進めています。

今回講師にお願いした井内先生(北海道恵庭市・恵庭幼稚園園長)の園は事務など業務は完全にITC化され、紙と鉛筆から教職員一人ひとりが園が提供するスマホで情報共有と業務をこなしています。そこに至るまでの過程と状況を講演してくださいました。
あわせてインスタグラムやフェイスブック等の情報発信で園児募集や教職員の求人につなげているとのことです。
但し、その根底には教育は、あくまでもアナログで「水・土・お日さま」を大事にした設定保育ではなく自由遊びを主体とした保育です。知り合ったきっかけも園環境と自由遊びを考える研究会です。
以前、副園長とふたりで園見学をさせていただいたことがありますが、いきいきとした園児達の姿が印象的でした。

私はデジタルの世界には恥ずかしながら疎いのですが、保育者が保育そのものに専念できる職場環境は園児の利益につながることは理解しています。先ずは私を含めた幹部スタッフの意識改革もあり、皆で研修を受けました。

若い世代は長い文章は読まず、写真と短文にしないと読まないそうです。このブログもある意味昭和の遺物として唯我独尊のもとに輝き、いつしか朽ちていくかもしれません。
来年度から、インスタグラムで「ブタゴリラ」と称して投稿したり、フェイスブックやツイッターでつぶやいていくかもしれません。(笑)

日も少しづつ伸びて、「春」も近づいているようです。
菜園にも春の息吹がきこえているようです。
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  1. 2023/02/16(木) 23:37:48|
  2. 研修
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