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園長ブタゴリラ☆ブログ

知能検査

先週から年長組を対象に財団法人田中教育研究所編「TK式幼児用田中B式知能検査」のテスト用紙を使い、知能検査を始めています。検査対象者が幼児ということで非言語式で読字力や書字力を必要とはしていません。ただ実際は年長組になると、ほとんどの子ども達は文字を読んだり書くことはできますし、本園でも字や数のワークも使います。もちろん興味や関心を持たせることがねらいで、あくまでも読み書きは小学校の国語の授業で学ぶのが基本です。

緑組を今日で終え、次は青組です。3~7人の人数を1グループにして行います。時間にして約40分~50分ぐらいです。4月からの小学校進級にあたり、姿勢良く人の話を聞けるか、私(園長)が話す内容をきちんと理解しているか、また課題に取り組む意識や態度についても観察します。
普段保育室で保育することはないので、初めは子ども達も多少緊張しているようですが、やり終えた後に感想を聞くと「楽しかった」、「少し難しかった」、「面白かった」といった話をしてくれます。

テストの内容は学習場面と生活場面の2領域に分かれています。これは幼児知能の主要側面と考えられているからです。
「頭が良いとはどういうことか」「知能指数が高い」「勉強ができる」「幼児期の勉強方法」といったことは、保護者として関心が高いのではと思います。
毎年こうしたテストを行い、各園児の知能指数を数字として出しますが、前述したことと全く関連がないかというと、「ないと」といったらうそになりますが、それが全てではないと思います。検査を受けた時の子どもさんの心身の状況もあります。

確かにこうしたテストの結果として、クラスで例年何人かは知能指数が高い子どもはいますし、幅があるのも事実です。でもそれとこれから生きていくうえで、それがどうかかわりがあるかといったことになると難しい問題です。いくら知能指数が高くても、人の気持ちや他人とのかかわり方ができないと社会の中で社会人として生きていくのは難しい面があります。また良く誤解されがちですが、「頭が良い」ことと「学校の成績が良いこと」は別問題です。成績は頭(知能)よりもその子どもの勉強への努力次第だと思います。すなわち小学校、中学校までの勉強(成績)は勉強量によると断言しても良いと思います。もちろん個人により要領や記憶に個人差がありますが、それは努力次第でカバーできる範囲ではないでしょうか。高校ぐらいまではいかに勉強したかどうかだと思います。
私事ですが、私の子ども達が「成績が悪いのは頭がわるいから」と話した時に、「頭が悪いのではなく、たんに勉強する時間が少なく努力しない結果で、授業の予習復習をしなければ、成績の悪いのは当然であり、自分の頭の良し悪しにしてはいけない、成績は努力次第である」と話したことがあります。学校の成績はあくまでもその子どもの努力次第(勉強量)です。

では小学校就学前のこの時期にいちばん必要な学びは何かというと、「幼稚園教育要領」に書かれていることだと思います。文部科学省のHPから検索できます。「幼稚園教育の基本」という項目だけでも、機会あれば目を通されると、幼稚園で学ぶことの視点がよりご理解できると思います。

先ずは基本的生活習慣の確立すなわち心身の健康(早寝早起き、睡眠等)、食生活、遊び(特に友達と遊ぶこと)が一番大事だと思います。それを幼児期に十分に体験しながら学ぶことで、実際に青少年期に自立していく中で、自らがそうした習慣を身につけていることが、学校の成績といった狭義の学力はもとより将来の生きる力と呼ばれる人生を生き抜く広い意味での学力につながるように思います。また子ども自身が自分でやる意思がない限り、いくら親が無理やりやらせても長続きはしないと思います。

自ら色々なことを友達や自然の中で実体験しながら学んだり、友達との遊びの中で生まれる会話を通して言語を学んだり、相手の気持ちを理解できる術(人間力)を学ぶことも大事です。
また経験したことを、確かめることができる環境を整えてあげるとより興味がもてると思います。図鑑を揃えてあげるのも良いかもしれません。そうした勉強できる家庭環境も大事ですし、親が本を読む姿を見せずに、子どもに本好きにさせるのは本末転倒のように思います。
また机でしかできない遊び(勉強)や机をつかわないとできない遊び(勉強)があることを経験させてあげることも大事です。

よく言われる言葉ですが、「子どもは育てたように育つ」「その子どもを見ると、親がわかる」「子どもは親の姿を見て育つ」こうした言い伝えもある意味正鵠を得た言葉です。

1月21日、緑組で初めて実施した時の様子です。
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  1. 2021/01/27(水) 23:44:26|
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当たり前に遊ぶ

土日の天候から一転、暖かな春到来を思わすような1日でした。
子ども達も思い思いに園庭で遊んでいました。羽子板、凧揚げ、歌留多や双六といった正月遊びもそろそろお終いです。
新型コロナウイルスが知られて間もなく1年が過ぎようとしています。
このウイルスが感染拡大し緊急事態宣言になり、幼稚園も以前の「普通の園生活」、「当たり前の園生活」が様変わりしました。
中にはこのウイルスを撲滅といった勇ましい言葉を発する人も見聞しますが、はたしてどうでしょうか。
むしろ「共生」という言葉の方がふさわしいように感じます。

今後は今のこの園生活が「普通」や「当たり前」になっていくかもしれません。
これから先も天変地異を含め色々あるかもしれません。(もちろん何もないにこしたことはありませんが)
但し、どういう世界になろうとも幼児教育で一番大切なことは「子ども同士で遊べる環境」を用意してあげることにつきると思います。それが保育者の仕事です。

感染拡大の中で、医療従事者をはじめそれぞれの仕事への矜持と誇りをもって、ベストを尽くしている人がたくさんいます。
保育業界は4月5月の緊急事態宣言中も賃金は保証されて支給されました。基本公金です。
こういう時世の中、感謝しかありません。スタッフには変に勘違いしないように常々話をしています。

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  1. 2021/01/25(月) 19:14:19|
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柑橘類クイズ

真冬とは思えない暖かな1日でした。愛犬と高崎川沿いを散歩しながら、川の流れに任せるように泳ぐ鴨たちの姿を見ながら、春到来と錯覚するような陽気です。
特にコロナ感染拡大が止まらず、余裕ない世情を見ていると、とかく心まで冷えこみな気持ちになるだけに、おひさまの恵みに感謝した1日でした。
午後からは南風が強くなり、ホールに飾ってある飾り凧も上下左右に揺れ動きました。

今日は南風にちなんで、過日園庭にある南国産の柑橘類の話をお伝えします。この木は園の近隣にお住まいで、ご自身が九州出身ということで、この木を贈呈してくださいました。
1年に一度大きな実がなります。剪定がいけないのか、毎年1個もしくは2個しか実がなりません。

先週、朝の自由遊びの時に赤組の一人の男児が地面に落ちた果実を見つけて、職員室に持参してくれました。前日の強風で落下したようです。折角見つけてくれたので、早速包丁を入れ、昼食時に赤組皆で食しました。後で感想を聞くと、酸っぱかったようです。

この果物の名前はわかりますか。答えは一番最後にあります。(この写真は12月に撮影)
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切る前に名前を調べてねと話すと、早速『野菜と果物図鑑』(NEOシリーズ)を持参し、調べ始めてくれました。
常々お伝えするように、こういうことが幼児期の学びです。
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大きさを比較する意味で、丁度昼食時のデザートに持参した温州みかんがあったので、側に置いて大きさを比較して実感してもらいました。
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断面を見せてあげることも大事です。2個あれば縦断面と横断面の切り口による面の違いを見せてあげられたのですが、ザボン類は周りの皮が厚いので、今回はあえて縦に切断しました。
家で柑橘類を食べる時は切り方を変えて見せてあげるのも、良いと思います。
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答えは晩白柚(ばんぺいゆ)です。
柑橘類の一つで、ザボンの一品種である。名前は、晩生(晩)、果肉が白っぽいこと(白)、中国語で「丸い柑橘」を意味する柚に由来している。ザボン類は柑橘類の中でも果実が巨大で皮が厚く、晩白柚は特にこれが著しい。直径25センチメートルになるものも珍しくない。直径20センチメートルで重さは2キログラム程度ある[1]。

香りが良く、鼻を近づけると、やんわりとした甘酸っぱい香りがする。果汁は少ないが果肉はサクサクとした歯ざわりで、よく熟したものは甘みと酸味のバランスに優れる。晩白柚は保存性が高く、皮が柔らかくなり、食べ頃になるまで1か月間ほど置いておくことができる。フルーツとしては高級品であり、香港への輸出も行われている。収穫後にビニールハウスで日光に1週間程度当てて、果皮が鮮やかな黄色になってから出荷する農家もある。原産地はマレー半島で、日本では熊本県八代地方(八代市と隣接する氷川町)の名産となっている
*Wikipediaより引用
  1. 2021/01/16(土) 18:03:08|
  2. 保育のひとこま
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避難訓練

昨日は今年度初めての避難訓練を実施しました。例年ですと佐倉消防署のご協力をいただいて、署員の方に立ち会っていただき講評やスタッフの消火器の模擬訓練をお願いしたり、消防自動車を見せてもらったりしているのですが、今年は新型コロナウイルスのこともあり、スタッフだけで実施しました。
火災発生を知らせる非常ベルの合図とともにスタッフが園児を先導して隣接している麦田公園まで避難します。
私を含めて職員室の事務のスタッフが、逃げ遅れた園児がいないか各保育室や子ども用トイレまた遊戯室などを計画分担表に基づいて確認して、私のところに異常がないことをしらせる手順です。
全員無事に避難ができたようです。

避難した麦田公園ではクラス担任が園児の在園人数を数え、全員の無事を確認して報告しました。
その後、私から園児達に今日は避難訓練なので、園は火事ではないので心配しないように話しました。
また下記のことも話しました。
・非常ベルが鳴ったら何も持たずに上靴を履いたまま非難する
・命は物と違って、お金では買えないお店には売っていない一番大切なもの
・避難する時の標語 「おかしも
 おさない
 かけない
 しゃべらない
も もどらない

3学期になったら、また避難訓練を実施する予定です。ご協力(子どもたちにはあらかじめ伝えない)をいただき、ありがとうございました。

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麦田公園にて
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  1. 2020/12/12(土) 17:19:46|
  2. 保育のひとこま
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歯科検診

今日は歯科検診がありました。例年ですと6月に実施するのですが、新型コロナウイルスのために延期しました。
園の近くで開業されているLeaf Dental Clinic 院長O先生が見てくださいました。
検診の最中も園児一人ひとりの名前を呼んでから、丁寧に検診してくださったようです。また園児達の緊張気味のぎこちない挨拶にも親切に返してくれたようです。
今年から健康診断票の記録をした事務のE先生も初めての記録係でしたが、不慣れなのを気遣いながら優しく教えてくださったようです。

検診終了後は、今日の歯科検診の様子や子どもの歯についてまた新型コロナウイルスについても色々と教えていただきました。園児の虫歯も以前に比べて、相対的に少なくなってきているようです。
新型コロナウイルスについては、やはり万が一、院内から感染者が出た場合の風評被害が怖いので、スタッフ総出で感染予防には留意されているとのことです。
乳幼児の虫歯予防にはフッ素を使った予防も効果的とのことです。乳歯にフッ素の塗布を行ったり、幼児のフッ素のうがいによる虫歯予防が効果的なことはすでに実証されています。いまだに「フッ素」というと、まだまだ誤解を受けることがあるようですが、ご検討してみてはいかがでしょうか。

確かにいまだに誰が感染してもおかしくないにもかかわらず、世情を見ると感染=悪という図式という雰囲気が漂っています。
新型コロナウイルスもさることながら、そうした人間の心の変容の方がある意味恐いとつくづく思います。感染予防に努めて、行動してもリスクはゼロにはなりません。ひっそりと慎ましく感染予防に留意しながら、年末年始を過ごすことになりそうです。

お話しの中で、良心的な歯医者ほど儲からない(これは多分どの仕事でも同じかもしれません)とのお話しも合点がいきます。幼稚園も良心的にやればやるほど利益が出せないのは同じです。例えば歯磨き指導などは大事ですが、診療報酬の点数が低いそうです。また虫歯の治療ひとつとってもやり方は実に様々だそうです。患者さん自身が賢くなり、安心した信頼関係のもとで、きちんと治療を説明してくださる歯医者さんを選ぶ目を養うことの必要性を説かれていました。また人間ですので相性の問題もあるとのお話で、そうした患者と医者の相関関係の話も興味深いものがありました。

記録をとっていたE先生も、先ずは子ども達の名前を呼んで緊張感を取り除き、怖がらないようにしながら見たり、時にはじっくりと待って無理強いしないようにしながらいつの間にか見ている様子に感激していました。こればかりは先生のお人柄だと思います。

今日の検診の結果については、来週早々にも手紙でお知らせする予定ですが、むし歯のある子どもさんは早めに受診してください。虫歯の治療は親の責任ですし、乳歯だからといってほおっておくと永久歯に生え変わるときに歯並び永久歯に影響を与えるなど色々な弊害があります。
また小学校低学年までは自分で歯磨きをしてもどうしても磨き残しがあるので、必ず最後は親が確認してあげるとよろしいかと思います。

遊戯室で行い、クラスごとに何人かずつ入室して受診しました。
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  1. 2020/12/10(木) 13:44:34|
  2. 保育のひとこま
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